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グルテンフリーしてみて気づいたこと

前のnoteに書いたフォトウェディング。
特段それに向けてダイエットを試みたわけではないのだけれど、体質改善したくて2ヶ月ちょっとの間、大・大・大好きなパンを断つという挑戦をしていました。

なぜグルテンフリーなのか

まず、私がどれほどのパン好きかというと、

・美味しいパンは見たらわかる、匂いでもわかる
・大学時代のバイトはパン屋
・日本一パン屋が多い京都出身 
・美味しいパンを求めて三千里などへっちゃら

などなど…挙げるとキリがないのですが、ようは無類のパン好き。

ただそんな思いとは裏腹に、

”パンを食べていないときのほうがお腹がスッキリしている”

という実感がずっと前からあったのです。
これはおそらく小麦だな、グルテンだな、と薄々真犯人の存在に気づいてはいたので、今回のパン断ちに合わせて小麦粉を原料とするパスタ、うどん、ラーメンなども断つことにしました。
とはいえ、主食をお米やイモに変えただけで、炭水化物を摂らなかったわけではありません。

もったいぶらずに結果を言うと、体重の減少はそれほどありませんでした。
やはり、食べるものは食べていたので。
ただ、お腹周りがすっきりした印象はありました。
腹筋のラインがうっすら綺麗に出るくらいには脂肪が落ちて筋肉が付いている感じ。
効果はあったと言えます。

この世は小麦だらけ

それから、やりだすととことん追求してしまう性格が相まって、あらゆる食品の原材料を気にするようになりました。(元から結構気にしている方だとは思うのですが)
例えば餃子や肉まんなど皮に小麦粉が使われているのはもちろんダメですが、天ぷらや唐揚げの粉、市販のコーンスープなどに入っているとろみ付けの小麦粉、さらにグルテンを原料としたお麩もNGです。
この期間自宅では、小麦粉の代わりに米粉を使ったり、グラノーラ(オーツ麦はOKにしていた)を自分で作ったりして凌いでいました。

トリッキーなのが、コンビニやスーパーで売られている惣菜には原材料が表示されていないことがあるということ。
例えばコンビニのミネストローネには、「パスタ」は「パスタ」と書かれていたり、お弁当にも「ハンバーグ」は「ハンバーグ」のまま表記されています。(繋ぎにパン粉使っていることが多いのでこれもアウトですよね)
いや、そこちゃんと書いてよ!と全力でツッコミたくなるのですが、「パスタ」や「ハンバーグ」として仕入れているから仕方ないのでしょう。

私は単に摂取制限をしているだけなので食べてしまったところで何も起こりませんが、小麦アレルギーの人が安心して食べられる物って本当に少ないという事実にも、"半"当事者として初めて正面から向き合ったのでした。

日本のレストラン問題

今これだけベジタリアンやヴィーガン、さらには宗教的な理由で食べられないものがある人が多い中で、原材料表記は国を挙げて改善すべき大きな問題です。
ちょうど昨日目にしたAsahi Globeの記事でも、日本におけるレストランのヴィーガン意識の低さが述べられていました。

ヨーロッパやアメリカにいると、意識せずともあまりに自然に目に入ってくる"V"の文字。
どのお店のメニューにも必ずと言っていいほどこの表記がありますが、日本ではほとんど見かけません。
せいぜいベジタリアンをターゲットにしているオシャレカフェかインドカレー屋さんくらいでしょうか?
夏にはオリンピックも迫っているというのに、どうするつもりだろうかとお節介にも心配してしまいます。

だから、和食

でも今こそ和食の強みを活かすべきだと、何者でもない私は勝手に自由に妄想しています。
主食のお米をはじめ、味噌や麹を使った料理は、なんとなく味気なくてワンパターンなイメージのヴィーガン料理に奥行きと幅を持たせてくれるはずです。
精進料理など、動物性タンパク質を含まず大豆を原料とした食品の取り扱いも、日本は群を抜いて優れているのではと思います。

と、こんな話をするのも、先日申し込んだ野菜ソムリエの資格習得を皮切りに、私の中で何かがふつふつと育っているからでしょう。笑
今年は「より、食材と向き合うこと」
そして「食で世界をハッピーに」を裏テーマに、何かしら活動できればよいなと思っています。