料理することは愛することです。

「料理することは愛することです。家族は手料理から愛をもらいます。
一人暮らしであってもきちんと料理すれば、自分を大切にすることになるのです。」

料理研究家の土井善晴先生の著書にあった。

この言葉を知ったときから、私は「料理をすること」に幸せを感じるようになった。それまでも料理は好きだったけれど、その行為はもっと大切でいとおしいものになった。

そして、「食べること」の喜びも増した。おいしく食べることはなんと嬉しいことか。

母に作ってもらって、当たり前のように食べていた毎日のごはん。

自分のために作るランチのスパゲティ。

家族に持たせるおむすび。

お友達におすそ分けするおかず。

お友達のお母さんが持たせてくれたおから。

どれもこれも、愛だった。

そんなことがじわ～～と腑に落ちた。