【ネタバレ】映画名探偵コナン 黒鉄の魚影感想

はじめに


 こんにちは。はじめまして。
 こちらはネタバレありの感想です。
 ネタバレになんの配慮もせず、感想を垂れ流すページです。そして興奮すると口調が乱暴になります。
 黒鉄の魚影を見てない方は、今すぐブラウザバック。バックしてください。
 ちなみに当方、箱推しですが、強いて言えば蘭ちゃん推しです。推し違いもブラウザバック推奨です。
 それから解釈とか、コナンシリーズの読み込みが足りないかもしれないので、温かく見守って読める方のみどうぞ。









 大丈夫ですか?映画を見た優しい方しか残っていませんね?では改めまして感想を思いついたまま書いていきます。
 漆黒くろがね魚影サブマリン見てきました。

 

主題歌について

 この感想書くときのBGMはもちろんスピッツの美しい鰭です。
 私はこの曲はめちゃくちゃ映画と合ってると思いました。
「抗おうか、美しい鰭で」今回の哀ちゃんのイメージですね。一度は抗うことを諦めた哀ちゃんが、今回はずっと抗いました。キャラクターの中で、価値がじわじわとかわっていく変遷をみれるのは、長編シリーズならではの楽しみです。

映画全体

 ファンサにあふれた素晴らしい映画でした。各キャラクターのファンがみたいだろうシーンが、ふんだんに盛り込まれてました。でも無理やりじゃない。ありがとう。私の好きなキャラクターが、盛り上がるシーンで、最高の決め台詞を言ってくれる。幸せ!!あまりにシーンを作りすぎると、わざとらしくしらけてしまいますが、そのギリギリの線をいってくれた感じがしました。ゼロと赤井さんの会話とかね。
 最近のコナンの映画は、最初にアクションがあって、推理パートになって、最後にアクションが形になっていたと思うんですが、ハラハラ場面がこまめに入って、むしろずっとハラハラしていて、先が読めなくてよかったです。

前評判

 そもそも私は久しぶりに映画館に行きました。
 当日、「あれ?今日時間がある。元気もある。映画に行ける!」と思い立って、突発で行ってきました。映画館までちょっと遠いので、映画を見るにはまとまった時間がいるんですよ。
 評判もよかったですしね。念願の100億突破の記事は読んでいました。
 あとTwitterで蘭ちゃんファンは見た方がいいよというツイートを読んでて、この映画は行きたかったんですよ。蘭ちゃんのアクションシーンが2回もあった。めちゃくちゃ武道の達人のように戦ってくました。好き。
 私はツイ廃なんですが、Twitterで特にミュートワードとかにしてなかったのに、魚影について重要なネタバレが流れてきてなくてファンの良識に感謝しました。ありがたい。あとコナンのテレビシリーズはTVerで見てるんですが、いつも映画公開から時間がたつにつれて、予告でどんどん重要シーンが公開されていきますが、それも今年はなかったような?地上波の広告は違うかもですが。
 映画館でみてよかったです。やっぱり没頭感が違いますね。
 家ではね。やっぱり家族に話しかけられたりしますから。久しぶりに映画のみに没頭できる貴重な時間を過ごすことができました。

 ではでは個別の感想です。

ブローチ

 最後のアップのブローチ!
 え?最初からフサエブランドだった?(映画のパンフレットを見てたらテレビシリーズでその話があったような気がしてきました。2ヶ月ぐらい前に見たからもう覚えてませんでした)最初の個数限定チケットを配ってた時その説明あった?
 この映画2回は見ないとむりー。これは映画館に数度行くリピーターがいるはずだと思いましたね。一瞬映る1コマに情報が書かれていたりします。間延びしてなくてバンバンシーンが切り替わります。合流した仲間に状況を説明するシーンも大胆にカットしてあって、台詞の重複もなく、暗転での場面転換も多く、とにかく展開は早かったんですが、どうなったのかよく分からず置いていかれることはなかったです。


 今、脚本家さんのインタビュー読んだら、尺が足りなかったんですね。アクションシーンも多かったですもんね。でも推理とアクションのいいバランスでみせてもらいました。
 
 ブローチの話でに戻ります。そうね哀ちゃんが高級アクセサリー欲しがるのはイメージが違うなと思ってたんですが、阿笠博士のためだったかな?おしゃれで秋にさりげなく着けれそうなデザインのブローチでしたね。

 と思ったら売ってあるー。パンフレットにも載ってたし、Twitterでも見た気がする。完全受注生産の第三次予約がまだ間に合う。すごいな。コナン。

パシフィック・ブイ

 しかし、あのお金がかかってそうなパシフィック・ブイ。インターポールの建物で、きっといろんな国の税金もたくさん投入されていそうなのに、欧州とのデータを接続した本格稼働1日で沈むとかどういうこと?建設の労力と成果が見合ってないよ。そもそも犯罪組織に入り込まれているあたりでダメですが。/部位
 内部の様子は特に欧州とデータを繋ぐとき、エヴァみがあって楽しかったです。クルクル回ってる発電のための輪、デコイを出すアレ。特にかっこよかったな。
 パンフレットのインタビューに、パシフィック・ブイは密室空間だと表現されていたんですが、やっぱりミステリーは密室じゃないと、援軍がどんどんきて数の暴力で解決できちゃいますからね。斬新なカッコいい密室空間でした。

パンフレット

 そういえばパンフレット買いました。
 私は映画のパンフレットはあんまり買わないんですが、この映画、何回も見ないと伏線に気づけない(これがブルーレイなら一時停止したい部分が多かった)。とりあえずパンフレットで補おうと思いまして。

ピンガ

 今、書きながらパンフレットのキャラクター紹介を見てます。うん。ところで、あの、敵といえども、ピンガ可哀想じゃなかった?ねぇ?最後誰もいないとかさ。コナン絶対絶命!どうする?のあとのアレ。無事に組織に戻られても困るけど、ねー?

黒の組織

 ところでコナンの映画ではやれない壁があるんですが。皆さんご存知。黒の組織を出しても、本編に出ている黒の組織のメンバーは捕まえるわけにも倒すわけにもいかない。本編から派生した映画の宿命ですね。
 今回はお互い肉薄して迫ってくれたし、緊迫感があってよかったです。

 ジン
 Twitterでジンの爪が甘すぎるという叫びを見ましたが、もうそこは宿命というやつですよ。甘くなかったらコナン君死んでるからさ。ねぇ?でも組織の内部の権力争いも絡めてあったので、私はそこまで爪が甘いようには感じませんでした。
 
 キール
 活躍してました。
 哀ちゃんがフードにポイッと盗聴機を入れたのに目をつぶり、解きやすい形でロープを結んでくれる。でも味方じゃないんですよ。お互い言葉で今回だけよとか、示し合わせた訳でもない。頭の良い2人の無言のやり取りは、そうそこ!そういうシーン見たかったんだよ、いいね!!って感じでした。
 でもキール。やりすぎると、本当に始末されそうだからさ。あなたは安全にいってくれ。

 ベルモット
 ベルモットもねぇ。組織にいるのは目的があるとずっと仄めかされているのに、その目的がよくわかんないですね。悪魔を倒すシルバーブレッド。新一くんをそう呼ぶからには、悪魔役がいるはずなんですよね。それとも状況をかえる鍵として呼んでいるだけなのか?

AI

 あとはAI。最近話題のAIですが、映画は2年ぐらいかけて仕込むそうなので、タイムリーな話題をよく出せるなぁと思いました。でもあの監視システムがあったら怖いですね。犯罪者は捕まるかもしれませんが、使い方で悪用がいくらでもできる。高速道路の監視カメラのNシステムはテレビシリーズの「相棒」で見た気がしますが、ここまでの監視をよしとしてしまうと息がつまりますね。
 そして簡単に改ざんされないでおくれ。頼むよ。

コナンシリーズ

 コナンシリーズには感謝してます。私は子どもの頃江戸川乱歩の少年探偵団シリーズを読みあさり、ミステリー大好きで、グロもオッケーだったんですが、妊娠を期にミステリー見れなくなったんです。特にグロ描写がダメになり、子どもと妊婦が事件に巻き込まれるのを読んでいると、気持ちが悪くなってくる。たぶん子育てのために共感力が高まってるのが問題だと思うんですがね。コナンは子どもが誘拐されても惨殺死体で見つかるとかないから助かる!。前はグロ大丈夫だったんですよ。ボーンズの続きが観たいよ。

哀ちゃん

 今作メインキャラクターですね。私は今作のラストを見ながら、41巻あたりのおかゆのシーンを思い出してました。蘭ちゃんが作ってくれたのを、蘭ちゃんが帰ったあとにアチって食べるやつ。
 Twitterでどなたか、新一の相手は蘭だが、コナンの相手は哀ちゃんと言ってて。私も確かにそうだなと思います。
 コナンシリーズで、哀ちゃんはお粥を食べる時に、自分の恋心の卵っぽいものを、心の奥底に押し込めたと思ったんですよね。
 江戸川コナンの頼れる相棒になることを決めて、お姉ちゃんみたいな態度をとってくれる(思い出に浸れる)蘭ちゃんを大事にしようと決めたんじゃないかと。工藤新一と毛利蘭の2人の邪魔はしないと決めたんじゃないかな。だから哀ちゃんの押し込めた恋心がちょっと顔を出した時、「(あなたを好きな女を2人も)待たせすぎよ」のセリフが出たのかなーと。
 映画のラストは、2人の邪魔はしないというその決意をもう一度なぞったような気がしました。(解釈違いの人は本当にすみません。きっと優しい方しか読んでないはずなので、スルーでぜひお願いします)。
 
 コナン君と哀ちゃんが空気カプセルのレギュレーターを交互に使うの、お互いにスキューバダイビングのエア切れの対応を知って行動できる賢さがにじみ出てよかったです。見たいのはこういうシーン!安定のバディ感!
 ずっと映画の予告であってた、哀ちゃんの「バイバイ。江戸川コナン君」が、映画の最中ではなくて最後で、だいぶセリフから受けるイメージが違いました。予告の印象で、てっきり哀ちゃんは、みんなと一緒にいることをすぐ諦めちゃって、また1人別れる決意をしたんだなと思ったんですよね。ミステリートレインみたいに。でも今回は最後まで諦めなくて、助かった後の情報が足りないためのモノローグだったので。彼女の中で信頼とか愛着とかが育ってたんだなと思うと、によによできますね。観客に対するよいミスリードでした。

 とりとめのない、ここまでお読みいただきありがとうございます。
 私にとって、数年ぶりの映画館にふさわしい作品をみせていただきました。ネタバレありですが、感謝を込めて感想を書きました。
 
 ではまた。いつかどこかで。

 
 
 

 
 
 

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