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No.425 「この人って〇〇だよね」ってだいたい思い込み

このところテラスハウスを見てる。リアルな人間模様を見られるのが楽しくて、ドキドキそわそわざわざわする。「私もテラスハウスのメンバーになったら」とおこがましい妄想を繰り広げることもある。

住人の暮らしをスタジオメンバーが見守りながらあーでもないこーでもない言って、より面白いスパイスを加えてくれる。必ずしも視聴者と感想が一致するわけではなくて、そこも物議を醸してるみたい。見る人それぞれ価値観が違うから、見方も感想も全員違ってるのが面白いところなのかも。

たしかに「この人って〇〇だよね」とスタジオメンバーが固定したイメージを作ると、ずっとそのイメージでの感想が出てるよな~ってときはある。

最近はお休みしている徳井さん(お察しください)の代わりに、ゲストが毎週訪れてくれる楽しみもある。スタジオメンバーとは違う視点を持つ人たちだから、新しい感想が語られるのも面白い。


33話では女優の永野芽郁さんがゲストでいらっしゃった。スタジオメンバーにはあまり評価されていない人のことを「素敵」「誠実」「カッコイイ」と褒めてとても評価していたのが印象的だった。

「でも、こんなダメなところがあるよ」と伝えても、「たしかにそうだけど、こういう理由があったし」と幻滅はしていない様子。逆に「ダメな所あります?」と永野さん聞くと、スタジオメンバーはうーんと考え込んで、「ぼんやりしてる…?」とぼんやりした回答が返ってきて、「あれ?なんでダメなんだっけ?」みたいな感じに。


人の言動や行動を見て、「この人って〇〇だよね」って人は人を評価する。でも、それって自分がそう思いたいだけなのかもしれない。

たとえば、みんなの評価は高いけど、自分だけが「性格悪そうな人だな~」と思っていて、実際性格が悪く見えた部分を見つけたら、「ね、本性はこうでしょ!やっぱり性格が悪かった!この人って性格悪いよね~」って思って安心して存分に悪く言える、みたいな。本当は悪く言いたかっただけなのかも。

だって本当に大好きで信頼している人のことを、別の人から「あの人って性格悪いらしいよ」って言われても、別に気にならないし信じない。大好きで信頼しているから。ある意味で、「この人は性格が良い」と信じているから揺らがないからなのかもだけど。

もちろん性格が悪い人はいる。でも1から10まで全部性格悪いわけじゃなくて、良い所もあるし悪い所もあるし、いろんな面を持っているのが人間で。その一部分だけが本性なんじゃなくて、いろんな面を含めてその人なんだと思う。

でも、「良い」「悪い」の方がわかりやすいし、どちらかで判断したくなるのもわかるんだけどね。それだって“自分にとって”「良い」「悪い」の話だし。

見えている所から一部分を切り取って、それがその人の全てってわけじゃないと思う。「この人って〇〇だよね」と決めつけない方が、むしろその人らしさに気づけるんじゃないかな。って気づきを自分の確固たる気持ちとして持ってる永野芽郁ちゃんすごいしかわいい。かわいい。

あれ、結論そこ?

2020年2月18日(火)

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