ネットリンチを受けたので訴訟を起こし、勝訴した話 【2】 『真実編(概要)』
1. はじめに
本記事は、ネットリンチを受けたので訴訟を起こし、勝訴した話 【1】 『判決編』 で記載した炎上騒動の経緯と要因、およびそれに対する加害者側の主張と被害者側の主張をざっくりまとめたものです。
実際はとてもざっくりとした説明で伝え切れる内容では無いのですが、しっかり説明するとあまりに長文になってしまうため、本記事では読み易さを第一に考え、重要なポイントだけかいつまんでご説明致します。
2. 目的
本記事、および ネットリンチを受けたので訴訟を起こし、勝訴した話 【3】 『真実編(詳細)』 の記事の目的は、詳細を知らない「界隈の外の人」にこの炎上騒動の真実を客観的に判断していただくことです。
現時点(2020年8月時点)において、この炎上騒動については誹謗中傷などの違法行為をしていた加害者側の一方的な主張ばかりが溢れております。
しかし、偏った情報だけを見ていては真実を客観的に判断することは出来ません。真実は異なる角度から見た事実を重ね合わせて初めて見えてくるものだからです。
本記事では加害者側の主張に対する被害者側から見た事実を提供することで、「界隈の外」の方々に真実を客観的に判断していただきたいと思います。
同時に「どうやって人は騙され」「偏った情報を真実と思い込んでいくのか」についても他山の石として頭の片隅に入れて頂ければ幸いです。
※本記事についてネットリンチの加害者側は「一方的な主張だ!」と騒ぐかも知れません。
※被害者側からすれば加害者側の匿名性を悪用し、ネットリンチによって被害者にまともに反論させないやり方こそが「一方的」だと思いますが、皆様が客観的に判断出来るように『ネットリンチを受けたので訴訟を起こし、勝訴した話 【3】 『真実編(詳細)』では加害者側の主張をそのまま提示し、逐一反論する形式でより詳細に説明しています。
※より具体的な内容を知りたい方はそちらをご覧ください。その上で判断していただいて結構です。
3. 用語の定義・解説
長文になりますので、以降の記事で使用する用語を予め定義しておきます。
■本ゲーム
炎上の加害者や被害者らがプレイしていたスマホゲーム。ゲームシリーズとしては20年以上続いており、コアなファンも多い。
■運営
本ゲームの元請け会社の社員らによる運営チーム。元スタッフや元プロデューサーの言動が炎上騒動の発端となった。
■開発会社
本ゲームの開発を担当した下請け会社。会社自体のファンが多く、被害者の多くも本ゲームシリーズに加えてこの会社自体のファン。
■ネットリンチ会場
加害者が誹謗中傷や晒し行為などの違法行為を行っている、某巨大掲示板の一連の叩き目的のスレッド。被害者らをスレタイやテンプレで「犯罪者」扱いし、テンプレート自体に違法であるとの判決が下っている。
4. 炎上の要因と加害者・被害者の主張まとめ
炎上の要因としては、時系列順に大きく分けて以下の4つの出来事がありました。
■炎上の4大要因
①運営による不誠実な対応による炎上
②運営との事実無根の癒着批判
③トレスアクキー問題への対応を巡る晒し行為
④開発会社社員の身バレ
それぞれに対する加害者・被害者の主張はざっくりまとめると以下のとおりです。
ここにあげた加害者側の主張が仮に正しかったとしてもネットリンチは決して許されません。
その上で被害者側の主張を見ればわかるとおり、実際は加害者側の主張の多くがデマあるいは不正確なものです。
「憶測」、「妄想」、「思い込み」、「偏った価値観」…… 加害者側が被害者らを叩いた理由のほとんどはそのような類いのものです。
以下、要因毎に説明してまいります。
5. 運営の炎上
5.1 概要
■運営の炎上概要
・運営スタッフの一人がゲーム開発会社のことをTwitterでディスっていたのが明るみに出た(本ゲームの開発会社の事かは不明)
・上記スタッフがゲームのプレイヤー(本ゲームの事かは不明)をバカにするような事を言っていた
・運営の元プロデューサーがTwitterの公開アカウント(非公式)で、特定キャラの売り上げが延びないとディスっていた
・同プロデューサーが別ゲーム(シリーズの開発会社が同じのため、ファンの間では姉妹的なゲーム)をディスっていた
・これらが明るみに出てもユーザーが納得出来るレベルの説明・謝罪をしなかった
ざっくり言うと、運営スタッフ・プロデューサーが個人アカウントで不適切な発言をしていたのがバレて炎上した、ということです。
そしてその後の対応がお粗末だったため火に油を注いでしまった、ということです。
これ自体は被害者らと何ら関係ありませんが、一連の炎上の発端であり、これに怒り狂ったユーザー達の矛先が運営から被害者らに向いたことが炎上拡散・ネットリンチに至った根本原因と言えます。
5.2 加害者・被害者の主張
■加害者側の主張
・運営スタッフや元プロデューサーが個人アカウントで不適切な発言をしていた。
・上記が判明してもキチンとした謝罪を行わなかった。
■被害者側の主張
・運営の対応が原因であったことに異論なし。
・発端について被害者は完全に無関係。
この件に対しては加害者側の主張に対して特に言うことはありません。被害者らも運営のこれらの発言や対応に対して呆れ、憤っていました。
被害者らが表立って批判しなかったのは、不必要に炎上を拡げないようにするためであり、実際はアプリ内の専用フォームから批判的な意見も送っていました。
しかし被害者らが表立って運営を批難しなかったことが加害者側にとっては不満であり、そのことがネットリンチの遠因となりました。
大事なポイントは「この時点で炎上しており、その原因は運営の対応にあった」という点です。
発端について被害者らは完全に無関係だったという点を明言しておきたいと思います。
6. 運営との事実無根の癒着批判
6.1 概要
■「癒着」批判の概要
・炎上が加熱する中、運営はオフイベントに50名を抽選で招待すると発表。
・被害者らの一部がこれに当選。
・加害者らはこれを運営と被害者らの「癒着」によるものと決めつけてネットリンチを開始した。
ざっくり言うと、加害者らは被害者らがイベントに当選したのが気に食わないので「癒着疑惑」という口実を作ってネットリンチした、ということです。
これが加害者らの多くが被害者らをネットリンチした最大の理由であり、動機と言えます。
この「癒着疑惑」によって多くの一般ユーザーの被害者らに対する心象が悪化し「どんなに叩いても良いやつ」認定されることとなりました。
6.2 加害者・被害者の主張
■加害者側の主張
・特定の人物ばかりがイベントに当選している。
・運営と「癒着」し不正に当選させたに違いない。
■被害者側の主張
・運営がどのように当選者を選んだかは知りようがない。
・被害者らが運営に当選を働きかけた事実は一切ない。
・癒着はデマ。一方が認知・同意せず関わっていないものを「癒着」とは言わない。
記載のとおり「癒着」はデマです。
この炎上騒動は全体を通して「運営との癒着騒動」などと呼ばれていますが、肝心要のこの部分が完全なるデマです。
何の証拠もありません。当然裁判においても何一つ有効な証拠は出てきていません。癒着など無いからです。
加害者側が「癒着の証拠」として主張していた内容は、加害者側が「あったかのように都合よく解釈」し「悪質な切り取り」をしたに過ぎないものです。
確かに、一部ユーザの当選確率が高かったことは事実であり、当人達ですら恣意的な操作の可能性を疑いましたが、不当に高いと言い切れるだけの証拠は無く、否定要素もあります。そもそも運営は公式に否定しています。
もちろん「運営が嘘を付いている!」と言われればその可能性を否定する証拠はありません。いちユーザである被害者らが、運営がどのように選んだかなどわかるはずが無いからです。
何故わからないのか?
癒着など無いからです。
にも関わらず、この「癒着」を加害者のみならず界隈の多くの人間が真に受け、加害者と一緒になって被害者らを叩いたのです。
7. トレスアクキー問題の概要
7.1 概要
■トレスアクキー問題の概要
・ある人物がトレスアクキーを二次創作アクキーのおまけとして頒布していたことが判明(3種類が無料。二次創作アクキーと一体化した1種類が有料)
・該当人物は即日謝罪し回収作業を開始。ほぼ回収の目処が立つ。
・この問題について「拡散・批判すべき」と強く主張する者達が、「敢えて拡散・批判しない」人達(被害者らを含む)を批難。
・「拡散・批判すべき」と強く主張するグループの一人が、被害者らが「敢えて拡散・批判しない」理由を非公開の場で説明したやり取りをネットリンチ会場に晒す。
・「拡散すべき」と強く主張するグループの者達が、被害者らがこの問題を拡散しないよう「口止め」しているという噂を流す。
・これを真に受けた被害者のフォロワーまでもが加害者と一緒になって被害者らを叩くようになった。
端的に言うと、界隈の一部の人間が被害者らがこの問題を批判・拡散しないのが気に入らないから晒したり、「口止めをした」というデマを拡げて被害者らを貶めたということです。
当然の帰結として、加害者らはこれを口実として被害者らに更に激しいネットリンチを加えるようになりました。
これによってネットリンチ会場の住民だけでは無く、被害者らのフォロワーの一部までもが公然と被害者らを叩くようになりました。
7.2 加害者・被害者の主張
■加害者側の主張
・この問題を批判、拡散しないのはトレス作者と同罪。
・皆が批判、拡散しないのは被害者らが皆に「口止め」をしているからだ。証拠もある。
・被害者らが批判・拡散しないからこれほど炎上した。
■被害者側の主張
・著作権の問題は著作権者にしか判断する権利は無い。
・この問題について必要以上に拡散、批判すれば炎上が激化することは明らか。
・無関係の第三者が問題を大きくすることは、著作権者(公式)にも二次創作者にもマイナスにしかならない。
・「口止め」はデマ。証拠とされるものは、批判、拡散しない理由を述べたに過ぎない内容である。
・炎上が激化したのはこの問題を必要以上に批判し続けた上、既にネットリンチされている被害者とのやり取りまでネットリンチ会場に晒したからである。
まず、被害者らは誰一人トレスアクキーの頒布行為を良しとしていません。
作者を表立って批判したり、この問題を敢えて拡散しなかっただけです。
その主たる意図は炎上を不必要に拡げないことにありました。
■被害者らが拡散しなかった理由
被害者らが拡散しなかった理由は、ざっくり言うと以下の状況下において批判・拡散するメリットが無いと判断したためです。
・該当アクキーの作者は、即日謝罪(後日公式にも直接謝罪)し回収作業を始めている。
・頒布相手も身内であり回収の目処も立っている。
・当人が反省し、同じことを繰り返さないと判断できる。
一方でこの問題を批判・拡散した場合、以下のリスクがありました。
・著作権者に迷惑がかかる
二次創作者が一番避けなければならないのは、著作権の問題で著作権者に迷惑をかけることです。何故なら二次創作そのものが著作権者の好意によって成り立っているものだからです。
「著作権の侵害を主張できるのは著作権者(公式・運営)だけ」であり、無関係の第三者が騒ぎ立てて問題を大きくすることは「著作権者(公式・運営)に迷惑をかける行為」です。
既に自身の問題が発端で炎上している著作権者(公式、運営)が望んでいたのは「炎上が一刻も早く収まること」であり、「とにかくこれ以上騒ぎ立てないで欲しい」と考えていたと思います。
当該アクキーそのものよりも、この問題による炎上の激化の方が遥かに著作権者(公式・運営)に迷惑をかけることになると判断しました。
・二次創作者に被害が及ぶ
該当アクキーは法律上「著作権の侵害」にあたります。
一方、同列に語ることが正しいとは思いませんが、二次創作も法律上「著作権の侵害」にあたります。
この件で必要以上に「著作権の侵害」という点にスポットが当たれば、法律上は同じ著作権の侵害行為である二次創作についても、(著作権者にしか何を言う権利も無いにも関わらず)加害者らが難癖を付けて攻撃する可能性が高い、と被害者らは考えました。
(実際に、ネットリンチ会場では該当アクキーと無関係の二次創作活動をしていた人達までもが叩かれ、それにより活動を自粛する人が出ていました)
被害者らがこれらのリスクを考えて自重する一方で、加害者らは当然ながらこの問題を大きく取り上げ盛大に騒ぎました。問題を大きくすればするほど炎上を拡げ、著作権者(公式・運営)に迷惑をかけることが出来るからです。
結果、問い合わせが殺到し運営は公式声明の発表に追い込まれました。
被害者らは加害者側のこれらの意図とその帰結について予想が付いていたため、この問題について敢えて沈黙を貫いていました。
しかし、被害者らの一部フォロワーら(*1)がこれらの状況・事情を理解せず「身内を庇い立てするために隠蔽している!」などと被害者らを口撃したことにより事態は悪化していきました。
(*1)開示請求の結果、彼らのグループの一人(顔見知り)がネットリンチ会場に違法な書き込みをしていたことが判明したため、以下に記載の晒し行為を行った事実と合わせて彼らも『加害者』として扱います。
■被害者のフォロワーによる晒し行為
被害者らは批判、拡散しない意図をDMや非公開チャットで彼らに説明しましたが、その説明に納得できない彼らは、被害者との非公開チャットの内容をネットリンチ会場に晒しました。
既にネットリンチされている人間との非公開のやり取りをネットリンチ会場に晒せば被害者らがどうなるかはわからないはずはありません。炎上が加速し被害者らへのネットリンチが加速するのは火を見るより明らかです。
それをわかっていながら、被害者らの主張が気に食わないからといってネットリンチ会場に晒すなど卑劣極まりない行為です。(かつ、判決のとおり違法行為です)
■口止めデマ
また、同時期に界隈では「被害者らが口止めをしている」という噂が流れ、多くの人がその噂を真に受けていましたが、その噂の発信源も彼らのグループの一人でした。
最終的にその人物が被害者の許可を得ずにTwitterで公開した「口止めの証拠」は、被害者の一人が自分の考えをDMで説明したに過ぎないもの(*2)であり、到底「口止め」とは呼べない内容でしたが、「癒着疑惑」と同様にこれらのデマは「既成事実」として広がってしまい、被害者らの名誉が回復されることは最後までありませんでした。
(*2)DMの内容については、ネットリンチを受けたので訴訟を起こし、勝訴した話 【3】 『真実編(詳細)』に記載していますので興味がある方は読んでみて下さい。
8. 開発会社社員の身バレ
8.1 概要
■開発会社社員の身バレ概要
・被害者らの友人の一人がアプリゲームの開発会社社員であったことが判明する。
加害者らは被害者らの過去ツイートなどから、被害者らの友人に本ゲームの開発会社社員がいることを特定しました。
同時に炎上もピークを迎え、該当の人物が被害者らに対して「便宜を図った」とか「機密情報を漏らしていた」などのデマが本名と共に大量に流れました。
8.2 加害者・被害者の主張
■加害者側の主張
・「癒着」疑惑のユーザーの中に開発会社の社員がいる
・当該社員が被害者らを当選させるよう働きかけたに違いない。
■被害者側の主張
・被害者の友人に開発会社の社員がいたことは事実
・しかし当該社員が立場を利用して被害者らに不正な利益を供与したという事実は無い。
・下請けである開発会社のいちスタッフにそのような権限が無いことは、普通に考えればわかることである。
被害者らの友人に開発会社の社員がいたことは事実であり、このことが加害者が主張していた「癒着」がまるで真実かのような誤った印象を他のユーザーに与えることになったことは否めません。
当該社員が結果として開発会社の社員とわかるような振る舞いをしていた点については、軽率であったと考えます。
しかし、当該社員が被害者らを当選させた事実はありません。
プロデューサーレベルならともかく、下請け会社のいち開発スタッフに誰かを当選させたり優遇したりする権限が無いことは普通に考えればわかることです。
「当該社員が機密情報を漏らしていた」といった名誉を毀損する書き込みも大量にありましたが、これもデマです。
当該社員のしていたことは、「身分を隠してユーザーと交流し、二次創作などファン活動を行っていた」ことであり、それは確かに軽率な行いではあったかも知れませんが、それは本名に対する数百にも及ぶ誹謗・中傷、名誉毀損を行う正当な理由になるのでしょうか?
少なくとも法律上はなりません。
9. まとめ
加害者が行ったことを一言でまとめるならば、
「デマを元にネットリンチ(誹謗中傷、名誉毀損、晒し)を行った」
です。
繰り返しますが、「癒着」など初めから無かったのです。
やってもいないことを「癒着」などと被害者の社会的評価を下げる事を公然と主張すれば、それは「名誉毀損」という犯罪行為になり得ます。
この点について加害者側は「なら癒着してない証拠を出せ!」と主張するかも知れませんが、これは一見真っ当な主張に見えて実はただの難癖です。何故なら「やっていないこと」を証明するのはいわゆる『悪魔の証明』であり、原理的に著しく困難だからです。
だからこそ裁判所は「やった」と主張する側がその証拠を示せない限りはそれは「やってない」と判断します。これは裁判所に限らず、一般社会における大原則です。
そして加害者側の主張に何の証拠も正当性も無かったことは判決結果から明らかです。(加害者側が主張している「一見やったかに思えるような証拠とは言えない証拠」の提示はただの名誉毀損です)
それでも「やってない証拠が無い以上は信じられない!」と主張する人はいるかも知れません。それはもう当人の心の問題なので、誰かがどうこうする術はありません。
ですから後は、これらの判決結果とnoteを読んだ上で「加害者側の言葉を信じる」か「被害者側の言葉を信じる」かの二者択一の問題ということになります。
これを読んで下さった皆様はどちらの言葉を信じますでしょうか?
是非、ご意見をお聞かせ下さい。
10. お願い
これらの判決結果を見て、noteを読んでもなお「癒着」などの誹謗中傷、名誉毀損行為は確実にあると思います。
それらを見ても真に受けないで下さい。
それらを主張しているのは「違法行為」との判決が下され損害賠償請求されている加害者側の主張だということを必ず頭に入れてください。
界隈の一部とはいえ、多くの人間が「真実を確かめることもなく」、「加害者の違法行為を批判することも無しに」、「加害者の言葉を真に受けた」ことが被害者へのネットリンチにつながったという事実を忘れないで下さい。
そして、この件を「癒着」などと叩いている人を見掛けたら、「あぁ、コイツらが例の違法行為で訴えられた連中やその一味か」とでも思って白い目で見てあげて下さい。
そのような『外部の目』が被害者らをネットリンチから守る力になります。
どうか、よろしくお願いいたします。
11. 今後について
今後ですが、違法行為が認定されて個人情報が開示された多数の加害者達に対しては損害賠償請求、および、刑事告訴を検討してまいります。
また、上記以外の違法な書き込み、ツイートおよびリツイート、動画およびコメントをしていた人物についても開示請求を検討してまいります。
(もし当人から誠意ある謝罪があった場合は訴訟対象から外す予定です)
少しでもこの世からネットリンチが減るよう、ネットリンチ加害者には自分がどれほど愚かな行いをしたのか理解する機会を提供してまいりたいと思いますので、もし、同じように「ネットリンチを減らしたい」と考える方がいらっしゃいましたら、カンパ代わりに ネットリンチを受けたので訴訟を起こし、勝訴した話 【4】 『考察編』 や ネットリンチを受けたので訴訟を起こし、勝訴した話 【5】 『実戦編』 の記事をご購入いただけると、とても励みになります。
12. 最後に
ここまで読んで下さった皆様は、このゲームの界隈が特別ひどい界隈のように感じられたかも知れません。
事実、かなり多くの人間が加害者の言葉に真に受け、加害者の違法行為を批判もせず、加害者と一緒になって被害者らを叩きました。
しかし、実際はそのような人達ばかりでは無いと私は考えております。
大量の酷い暴言・誹謗中傷が被害者らに浴びせられ、孤立無援の状態に追い込まれ、被害者を庇うような発言を少しでもしようものなら即座にネットリンチ会場に晒され自分自身が誹謗中傷のターゲットにされる…そんな状況下においても、「こんなのはおかしい」と主張されている方はいらっしゃいました。
表では言えないけれど、裏で被害者らに温かいメッセージをくれた方々は何十人もおりました。(現在も影で応援、支援してくれている方が大勢います)
実際は、もっと遥かに多くの人があの尋常でないネットリンチ行為をおかしいと思っていたと思います。
けれど、声を上げれば今度は自分がターゲットになって誹謗中傷される事が明らかなため、それを怖れて声を上げられなかったのでしょう。
その積み重ねが結果として被害者らを孤立させ、ネットリンチの加害者をのさばらせることになってしまったのですが、あの状況下ではそれは責められることでは無いと思います。
誰だって自分がネットリンチに遭うのは怖いですから。
せめて今回の判決と一連のnoteが、界隈に本当は大勢いるはずの良識ある人達に勇気を与えられますように。
そして、同じようにネットリンチに苦しんでいる人、ネットリンチに苦しんできた人、ネットリンチに苦しむことになる人に勇気を与えられますように。心から祈っています。
概要と言いつつ長文になってしまいました。
最後まで読んで下さった皆様に感謝申し上げます。
ありがとうございました。
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