ネットリンチを受けたので訴訟を起こし、勝訴した話 【3】 『真実編(詳細)』

1. はじめに

本記事は、ネットリンチを受けたので訴訟を起こし、勝訴した話 【1】 『判決編』 に記載した炎上騒動についての加害者側の主張と、それに対する反論を詳細に記載したものです。

炎上の概要や、一連の記事における用語の定義については、ネットリンチを受けたので訴訟を起こし、勝訴した話 【2】 『真実編(概要)』に記載しておりますので、まずはそちらを読んで頂くことをおすすめします。

非常に長文ですので、「より細かな」、「具体的な事実」を知りたいという方のみ読んで頂ければ結構です。

2. 反論対象

反論対象は以下の一連のツイート、およびふせったー(公開設定)の内容についてです。

■ツイート
https://twitter.com/kyumoaishiteru/status/1099491327882911744?s=19

■ふせったーのアーカイブ
https://web.archive.org/web/20190529170830/https://fusetter.com/tw/1K61v

※最も拡散されていたのは、ふせったーで公開されていた長文についてのツイートだったと記憶していますが、現時点(2020年8月)では見当たらなかったのでウェブアーカイブの方から引用する事に致します。

これらのツイートは数千の単位でリツイートされたため、見た記憶がある方もいらっしゃるのでは無いでしょうか?

数千の単位でリツイートされていた上記の内容ですが、概ね加害者側の主張をまとめたものと思って頂いて結構です。おそらくですが、ネットリンチ会場の書き込みや、加害者らのツイートを元に書き起こしたのでは無いかと推測します。

(ネットリンチ会場においても本内容が「よくまとまっている」と賞賛されていました)

きっとこれを読んだ多くの人も深く考えずにこれが『真実』だと思い込んだのでは無いでしょうか?

まずこれがとても危険な事です。

本件に限らず、SNS上で多くリツイートされたからと言って、それが『真実』とは限りません。

そして、それが真実では無く誰かの名誉を傷つける内容であった場合、リツイートした人も名誉毀損罪等に問われる可能性があります。(実際にそういう判例が出ています)

以降の記事では、反論対象を、ネットリンチを受けたので訴訟を起こし、勝訴した話 【2】 『真実編(概要)』にも記載した以下の4つの炎上要因にカテゴライズした上で引用し、被害者側の立場で適時反論していくことで、真実を明らかにしていきたいと思います。

※人物名などは【】で伏せています。

■炎上の4大要因

①運営の不誠実な対応
②運営との事実無根の癒着批判
③トレスアクキー対応を巡る晒し行為
④下請け会社社員の身バレ


3. ネットリンチ被害者の人物像

真実を知るためには非常に多くの「前提条件」や「背景」といった情報が欠かません。その事象に至るには必ず理由があるからです。

ネットリンチの多くは、それらの情報をきちんと把握せず、偏った情報と思い込みによって発生しているケースが多々あります。

上記の理由から、まず最初に本記事での主な反論対象であるネットリンチ被害者の2名(以降、『A氏』、『B氏』とします)の人物像について簡単に説明しておくことにします。

 3.1 A氏とB氏

A氏とB氏はこれまでに何度か記載している「運営のお気に入りと決め付けられたユーザー」に当たる人物でした。

■A氏

・本ゲームのシリーズファン歴20年以上。

・本ゲームの騒動前までほぼキャラコンプの高額課金者。

・本ゲームシリーズを中心とする多数のオフ会やオンリーイベントを本アプリゲーム配信前から数回主催。

・本ゲームの配信後は最新情報等を積極的に発信し、広告塔の役割をしていた
■B氏

・本ゲームのシリーズファン歴20年以上。

・本ゲームの騒動前までほぼキャラコンプの高額課金者。

・本ゲームの高難度ミッションの攻略組として界隈で知られていた。

・コミケで売れ残った本ゲームのグッズを全て購入。

・経営していた店舗を本アプリゲームの集会の場として提供

以上の事からわかるように、彼らはこのゲーム界隈において非常に目立つ存在でした。フォロワーも多く、プチインフルエンサーと言っても良いかも知れません。

本ゲームシリーズの人気が下火になり、公式が長い間沈黙を続けていた期間もファン活動を続け、盛り上げて来た人達です。その活動についても、炎上に巻き込まれるまで、本ゲームシリーズの多くのファンに支持されていました。

SNS全盛のこの時代ですから、運営が彼らの存在を把握していた可能性は高いと思いますし、おそらく肯定的な印象を持っていたと思います。

売上に貢献し、商品やサービスを積極的に宣伝してくれる熱心なファンはどんな企業にとってもありがたい存在だからです。

ですがここで大事なポイントは、彼らはこの界隈における有名人ではあったものの「純粋にこのゲームおよびシリーズのいちファンに過ぎない」ということです。

宣伝活動を運営に頼まれてやっていたわけでも無ければ、見返りを提示されたわけでもありません。

「このゲームシリーズと開発会社が大好きだから。このシリーズが盛り上がって欲しいから」

ただそれだけです。

にも関わらず、彼らはネットリンチされた。「運営のお気に入りに違いない」という妄想だけで

二名の人物像について、ある程度イメージして頂いた所で具体的な説明と反論をしていきます。

4. 運営の炎上

一連の炎上騒動の発端は、運営の不適切な発言と対応によるものでした。

 4.1 反論対象

今までの期間限定キャラをコンプしてた課金者が馬鹿を見るような無課金優遇ガチャで荒れる→【元プロデューサー】のツイッターアカウントを流す人が出る→そこには一部キャラを売上最低レベルじゃねーか、もう期待しない。とdisったり同社の某女神のソシャゲを「設定ガン無視じゃねーか流石にキレていいよな」「うちの劣化真似すんなよ」と陰口を叩くツイートがあった(証拠あり)(以下略)

【引用元】
https://web.archive.org/web/20190529170830/https://fusetter.com/tw/1K61v

 4.2 反論詳細

ユーザーの立場から見た事実は概ねこのとおりです。この件に対して特に反論はありません。元より運営と親しいわけでは無いのです。

概要にも記載したように、経緯を考えると運営が炎上するのはやむを得ないでしょう。多くのユーザーが怒り、呆れていました。

A氏もB氏もこの点について多くの人と同様に呆れ、憤っていました。

しかし、表立って運営を批判することは敢えて控えていました。プチインフルエンサーである自分達までが表立って批判すれば炎上が更に加熱することは目に見えていたからです。

彼らは炎上によって、20年の長きに渡って愛し続けて来たこのゲームのシリーズに傷が付いて欲しくはありませんでした。

その変わりにアプリの専用フォームから「要望」という正規の形で(批判的なものを含む)意見を送っていました。この手段であれば「多額の課金ユーザーの意見」として正式に運営に伝わりますから合理的な手段でもあります。

それらを行った上で、いちゲームユーザーの彼らに出来たことは炎上を煽ることを避け、早く静まるように願うことだけでした。

ここでの大事なポイントですが、「この時点で炎上しており、その原因は運営の対応にあった」ということです。

A氏もB氏も何ら関係ありません。当然何の責任もありません。

しかし、残念ながら一度炎上状態になった場合、炎上そのものを楽しみ、煽り、火を点けて回る輩が発生します。

そしてそれに煽られ、A氏やB氏が表立って運営を批判しないことを快く思わない者達がこれらの事情を理解せず、今度はその矛先を運営からA氏、B氏を含む一部のユーザーに向けたのです。

5. 運営との事実無根の癒着批判

A氏やB氏らがネットリンチを受ける直接原因となったのは、運営が炎上する中で開催されたオフイベントの抽選にA氏やB氏らが当選、参加したことでした。

これを機に加害者らは「運営と一部のユーザーの癒着問題」などと称してA氏やB氏らを中心とする当選者や、その友人達を「癒着民」などとレッテルを貼り、誹謗中傷を始めました。

 5.1 癒着とは

「癒着」とは、一般的に「双方が、相互の意志や合意に基づいて、不正な方法で利益を得ること」(※)というネガティブな印象で認識されていると思います。

(※) 以降、本記事においてはこれを「癒着」の定義とします。

つまり、癒着が成立するためには以下の二つの条件が必要です。

①運営がA氏やB氏を抽選に寄らない手段で恣意的に当選させた

②A氏やB氏は①を依頼、またはその事実を認識しながら黙認した

①については不明です。運営が実際にどのような手段で抽選したのか、本当に抽選だったのか、などいちユーザーが知るわけがありません。

癒着などしてないからです。

なお、運営は公式に否定しています。

②については、そのような事実は一切ありません。そのような事実は無いので、当然そのような証拠もありません。

判決でもそのような証拠は一切認められていません

加害者らが勝手に「疑惑」を作り上げ、さもあったかのように印象付けて垂れ流しているだけです。

①は運営が公式に否定(真偽は知りようがない)。
②の事実は一切無し。

したがって「癒着」は成立しません。つまりデマです。

この騒動で「癒着」などと言っていた人達は、今回の判決結果についても「あいつらは裁判官と癒着してる!」とでも主張して今度は「裁判官との癒着疑惑」を作りあげるのでしょうか?

そのレベルでバカバカしい話なのです。

ところがこのような、少し考えればおかしいとわかる話を、一部とはいえ大勢の人が真に受けてしまったのです。

 5.2 反論1

  5.2.1 反論対象

この荒れた状況なのにオフイベ生放送をすると発表→定員50名を【抽選】でご招待→シナリオの方やメインイラストレーターがリクエストしたキャラを描いてくれるという超豪華なサイン会あり、【作曲家】さんの生演奏、声優のトークショーという誰もが行きたがるほど豪華なオフイベ内容
ただし抽選にユーザーIDとは別にツイッターアカウントを明記する所がある(ここフラグ)

【引用元】
https://web.archive.org/web/20190529170830/https://fusetter.com/tw/1K61v

  5.2.2 反論詳細

以下は事実です。特に反論はありません。

・大勢の人が行きたいと思った(であろう)イベント

・抽選応募ページにツイッターアカウント記載欄(任意)があった

 5.3 反論2

  5.3.1 反論対象

このオフイベ生放送に当選した人達(なんとなくわかる参加者リストが出てました)って公式漫画家が同人時代(【本ゲーム】が配信される4~5年前から)に仲良くしていた人とちょいちょい一致してない?という声が上がる→あ、だから誰かわかるようにツイッターアカウントを記入させた??→調べたらそのメンバーの人達過去の抽選式の公式ライブにも当選している、この人もこの人も。【本ゲーム】界隈で古参顔をしていた人達のほとんどが抽選イベントに当たってる。この人ツイッターの抽選プレゼントにまで当たってるじゃん…→もしかして一部のユーザーを特別に贔屓してない…?(まだ疑惑)

【引用元】
https://web.archive.org/web/20190529170830/https://fusetter.com/tw/1K61v

  5.3.2 反論詳細

■抽選イベントについて

以下は事実です。

・当時の公式漫画家が同人時代にA氏とB氏、および一部のユーザーと仲良くしていた

・A氏とB氏がその前の抽選式の公式ライブに当選していた

一方で、以下も事実です。

・ A氏やB氏の友人の中には落選した者も大勢いた

・「癒着民」とされていない人物も多数当選している

「癒着民」とされたA氏やB氏の友人には、公式ライブには当選したけれどオフイベには落選した者、または、その逆の者もいました。

確かに一見、一部ユーザーの当選確率が高いように見えたかも知れませんが、「全体で何人応募したのか」がわからない状態では当選確率が「不当に高い」という判断が出来ません。

そして、それは当然運営にしかわかりません。癒着などしてないからです。

ですから、「実際どうだったのかは運営にしかわからない」というのが正確な事実だと思います。

■Twitterアカウントの記載欄について

以下については不明です。

・Twitterアカウント記入欄があった理由

これについてもわかるのは運営だけなので、A氏、B氏を含む一般ユーザーには知りようがありません。

ただ、「ゲーム内のIDとTwitterアカウントを結び付けるためでは無いか?」という疑念が湧くのはわからないではありません。ゲーム内IDに対する純粋な意味での「抽選」を行うのであれば、Twitterのアカウント記載は不要だからです。

また、A氏とB氏のこれまでの行動から考えて、本イベントに当選した場合、多くの人に肯定的に宣伝してもらえることは予想出来たでしょうから、動機はあるように思えます。

この点については「癒着民」とされた人物の中にも運営に対して同様の疑念を持つ者がおり、その人物は敢えてTwitterアカウントを記載しないでこのイベントに申し込みました。

画像1

結果、それでもその人物は当選していました。

画像2

ということは、少なくともその人物については「Twitterアカウントの記載と抽選結果に因果関係は無かった」ということになります。

これらの事実を踏まえれば「運営が当選者を恣意的に選んでいた」と確信出来るものではありません。

■ A氏、B氏から見たイベント当選の真実と対応

そして最も大事なポイントは、仮に運営が恣意的に彼らを当選させていたとしても、それはA氏もB氏も全く知りようが無いということです。

癒着などしてないからです。

A氏とB氏の立場から見た事実は、

・イベントに応募した
・イベントに当選した
・イベントに参加した

これだけです。

これのどこに彼らを批難出来る要素があるのでしょうか?

この事実の中には、「運営に当選させるように働きかけた」とか「運営が恣意的に選んでいることを知っていた」といったものは一切無いのです。

にも関わらずネットリンチ会場ではこの「疑惑」を「追求」し始め、同時にA氏やB氏、およびその友人らへの誹謗中傷が目立ちはじめました。この時点で今回のように開示請求が認められるレベルの書き込みもありました。

それでも、A氏とB氏はスルーを続けました。炎上時に下手に反応すれば火に油を注ぎかねないからです。イチイチ反応しない、いわゆる「荒らしは放置」という、ネットにおける定石と言える手法を取りました。

昔であれば 、もしくは通常であればこの手段は有効だったと思います。

ですが、結果としてこの方法で鎮火することはありませんでした。何故なら、この手法は周りの大半の人間が、

「根拠の無い情報を信じない」
「他人を誹謗中傷しない」
「炎上を煽らない」

というきちんとしたネットリテラシーを備えている場合のみ有効な方法だったからです。

残念ながらこの界隈にはネットリテラシーの低い人間が、彼らの想像より遥かに大勢いました。

そしてそれに気付いた時にはどうしようも無い状態となっていたのです。

 5.4 反論3

  5.4.1 反論対象

結局10月に炎上してから一度も【元プロデューサー】と公式関係者のツイッターでの発言について何も具体的な説明も謝罪も無かったし、優良誤認や致命的なバグを放置していた件についても一切触れず、目の前のバグも直してないのに新機能追加しますという妄想ロードマップを発表、問題ばかりで結局炎上した時から何も変わらなかった運営にお待ち頂ける方はと言われて待っていた人の怒りは爆発
12月から疑惑とされていた公式漫画家と一部ユーザーの関係をツイッターで探ったら【元プロデューサー】はいつも○○さんの事ばっか話してるよ、○○さんは女神、○○さんの結婚式に参列した、いつもの知っている人達ばかりで楽しい等のツイートが出てくる→オフ会に【元プロデューサー】が来て公式グッズを差し入れに貰った!と書いてるブログまで出てくる→5ちゃんで話題になった途端に件の公式漫画家はTwitter・HP・pixiv・Skillots を全て消して逃亡
(略)
やましい事が無いor事実じゃないなら逃亡する必要なんて無いよね?

【引用元】
https://web.archive.org/web/20190529170830/https://fusetter.com/tw/1K61v
今【本ゲーム】は公式漫画家が同人時代に仲良くしてた人を贔屓して抽選イベント全部その人達は当選させてたり運営Pがその人達の非公式オフ会に参加して公式グッズを無償で差し入れしたり非売品の複製原画をその人達に「内緒ね」ってあげちゃったりしてたのが証拠付で出てきて大炎上してるよ

【引用元】
https://twitter.com/kyumoaishiteru/status/1099491327882911744?s=19

  5.4.2 反論詳細

■運営の姿勢について

以下はユーザーの立場から見て事実です。特に異論はありません。

・公式関係者のツイッターでの発言について何も具体的な説明も謝罪も無かった

・問題ばかりで結局炎上した時から何も変わらなかった運営にお待ち頂ける方はと言われて待っていた人の怒りは爆発

■非公式オフ会と複製原画について

以下は不正確です。

・運営Pがその人達の非公式オフ会に参加して公式グッズを無償で差し入れしたり非売品の複製原画をその人達に「内緒ね」ってあげちゃったりしてた

正しくは以下です。

・非公式オフ会が行われていたコラボカフェに、最終日ということで元プロデューサーが現れた。

・元プロデューサーは、コラボカフェ期間中に飾られていて破棄予定だった、非売品の複製原画を(オフ会の参加者・非参加者を含めた)その場にいてじゃんけん大会で勝った人に配った。

引用元の書き方だと、いかにも元プロデューサーとA氏らが個人的に親しくてA氏らだけが特別扱いをされていたかのように見えますが、実際はそうでは無かったことがわかると思います。

■公式漫画家について

以下は事実です。

・当時の公式漫画家さんの一人が同人時代にA氏やB氏、その友人達と親しかった

・上記公式漫画家さんがアカウントを削除した

そして以下についてはまずデマでしょう。

・公式漫画家が同人時代に仲良くしてた人を贔屓して抽選イベント全部その人達は当選させていた

この証拠はどこにあるのでしょうか?

まずありえないと思います。少なくともA氏とB氏は全く知りません。

「A氏やB氏と昔仲良くしていた」

からといって

「A氏とB氏を贔屓して当選させた」

ことには全くなりません。そもそも彼女にそんな権限は無かったことでしょう。

彼女がアカウントを消した正確な理由は不明ですが、確実に言えるのは運営が炎上したあたりから彼女が相当ひどい誹謗中傷を受けていたという事実です。

少なくとも今回開示判決が下されたレベル以上のものを多数確認しています。(もし彼女が裁判を起こせば、まず間違いなく高額な損害賠償判決が出るでしょうし、刑事罰が科される可能性も一番高いと思います)

誹謗中傷されていた理由は「炎上した元プロデューサーのお気に入りとされた」以外に明確な理由は見当たりません。(もっとも、それだけで加害者達にとってはネットリンチするのに十分な理由だったのでしょうが )

昨今のネット上では、この「悪いことしてないなら逃げる必要ないよね?」論をしばしば見かけますが、何も悪いことをしていないにも関わらずそのようなレベルの誹謗中傷を受けたり、悪質なデマを吹聴されれば、何もかもが嫌になって関わるもの全てを消したくなっても仕方無いのでは無いでしょうか?

「アカウントを消した」ことは、指摘内容が「事実」であることの証明には全くなりません。彼女がアカウントを消したのは、事実無根の悪質なデマを流され、反論する場も、気力も失うほどに深く傷付いたからだと思います。

彼女の真意については知りようがないのでこの件について推測以上のことは言えませんが、少なくとも彼女が「誰かを贔屓して当選させた」というのはまずデマだと思います。証拠がありません。

そして、証拠も無く「◯◯疑惑」などと称して公に他人を貶める行為をすればそれは「名誉毀損」という犯罪行為になり得るのです。

6. トレスアクキー問題を巡る晒し行為

 炎上が激化の一途を辿る中、新たに投下された燃料がこのトレスアクキー問題でした。

二次創作として、過去のイベントや通販で頒布されていた本ゲームのアクキーに、一部トレースによって作成された物が含まれていたことが明らかになったのです。

 6.1 トレスアクキーについて

反論の前にまず、事の発端となったトレスアクキーがどういうものであったか、トレスアクキーの作成者(以降、『C氏』とします)の対応がどのようなものであったかを説明します。

  6.1.1 トレスアクキー概要

該当のアクキーですが以下のようなものでした。

・大きさは1cm程度。

・ゲーム内のマスコットキャラ画像の線をトレス(彩色は本人)

・通販およびオンリーイベントで二次創作アクキーのおまけとして頒布

・3種類が無料。二次創作アクキーと一体化した1種類が有料。総数は数十個。

・頒布相手は皆知り合い(約20名)。

・頒布開始から約2年間誰一人トレスと気付かないレベル。

・頒布の大半を占めていたのは本人による二次創作のアクキー。

  6.1.2 作成者の対応

トレスとの指摘を受けたC氏が取った行動と経過は以下でした。

・Twitter上で即日謝罪。該当アクキーの回収作業を開始。
・数日後には全員に連絡が取れ、購入者は皆回収に協力。
・後日著作権者(公式)に直接謝罪。

  6.1.3 所感

確かにC氏がトレスアクキーを頒布したのは「いけないこと」だと思いました。しかし、その内容とC氏のその後の誠実な対応から、本件について「悪質」とまでは思いませんでした。

(もちろん、トレス行為そのものを「重罪」と考え、好きなだけ「断罪して良い」という考え方の人間がSNS上に多いことは知っています)

企業側の視点で見れば数も多くは無く、すぐに謝罪して回収作業を進めており、大方回収の目処も付いている。これらの点を考慮すれば、この件について公式(運営)が何らかのアクションを取ることは無いだろうと思いました。無関係の第三者が騒いで大事にしなければ。

 6.2 拡散した人、拡散しなかった人の考え方

本件については、「批判・拡散すべき」と強硬に主張する一部の人間が、批判・拡散しないA氏、B氏を連日批判し、ネットリンチ会場への晒し行為まで行ったことが炎上激化の重要な要因ですので、まず拡散した人、拡散しなかった人、双方の考え方について、個人的な考えも含めてまとめておきます。

  6.2.1 前提事項

まず、 A氏やB氏ら被害者を含め、私の知る限り界隈の中にこのトレスアクキーの頒布行為を良しとする人は誰一人いませんでした。

その上で、界隈にはこの問題(具体的にはC氏がトレス行為を謝罪し、回収している旨のツイートなど)を拡散した人、拡散しなかった人、それぞれがいました。

それは各々が各々の考えで取った行動であり、加害者らが主張するような「口止め」があったからではありません。

拡散した人の多くは、拡散することが問題の解決につながると考え、拡散しなかった人の多くは「トレス行為を良しとしないこと」と「炎上時において公に批判・拡散すること」は全く異なる問題だと考え、拡散はむしろ事態を悪化させる、と考えました。

つまり、ネットリンチ会場の住民を除き、界隈のほとんどの人はこの問題の一刻も早い収束を願っていました。そのための方法論について、考え方に違いがあったに過ぎないのです。

その点において、どちらか一方が悪く、責められなければならない問題では本来ありません。

ですので、このトレスの件について拡散した人を批判する意図も必要も全く無いということを初めに明言しておきたいと思います。

  6.2.2 拡散した人の考え方

私自身は「敢えて拡散しない」という選択肢を取りましたが、通常であればむしろ拡散する方が自然な選択肢と言えます。

何故なら、シンプルに考えれば「回収ツイートを拡散すること」=「回収に協力すること」だからです。

おそらく拡散した方の多くはシンプルにそう考えたのだと思います。

これは一面的には正しいと私も思います。実際、友人の中には拡散した人もいましたし、私も一瞬リツイートしかけました。

しかし結局リツイートはしませんでした。それは以下の考えによるものです。

  6.2.3 拡散しなかった人の考え方

私が事態を把握した時点で、該当ツイートは100近くリツイートされていました。小さい界隈ですからこのリツイート数は界隈の多くの人間が事態を把握するには十分な数です。

更に、該当のアクキーを配ったのは全て知り合いということですから、「該当アクキーを回収する」という目的に対しては十分なリツイート数だと思いました。(実際、数日後には頒布した全ての人に連絡が取れていました)

となると、これ以上拡散するメリットがありません。

一方でこの問題を拡散し、公に批判した場合、以下のリスクは無秩序に増大していきます。

①C氏へのネットリンチ激化
②二次創作活動の萎縮
③著作権者(公式)の負担増大

これらのリスクを考慮した結果、私はデメリットの方が大きいと判断したため批判・拡散しなかったのです。

それぞれのリスクについて考えを説明します。

①C氏へのネットリンチ激化

基本的には無料で1cm程度の小さな物とは言え、トレスアクキーを頒布したのは「いけないこと」だと思いました。C氏がその点について批判されるのはある程度止むを得ないことだと思います。

しかし、C氏へのそれが「批判」のレベルを超えて度を越した「誹謗中傷(違法行為)」に発展しているであろうことは、事態を知った瞬間に容易に想像出来ました。(事実そうなっていました)

何故ならこの時点で既に界隈が炎上していたからです。もし通常の状態であればあそこまで酷いネットリンチにはならなかっただろうと思います。その激しさは、C氏が自殺してもおかしくないレベルだったと思います。

C氏の行為を一緒になって批判する事は簡単でしたが、既に大勢から石を投げられて袋叩きにされ、ボロボロになっている相手に更に石を投げ付けるような行為は私には出来ませんでした。

既に反省・謝罪し、回収作業を始め、二度と同じことを繰り返さないであろう相手を更に痛めつけるのは無意味なだけでなく、行き過ぎた制裁であり違法行為です。

それが誰であれ、私はこのようなネットリンチに加担したくはありませんでした。

これが私が表立ってC氏を批判しなかった理由です。

本炎上騒動に限らず、状況によって批判が必要な場合はあると思いますが、それは「行為のレベル」、「悪質性」、「反省度」、「当人の置かれている状況」などを総合的に考えて行うべきものだと、私は思います。

②界隈の二次創作活動の萎縮

おそらく多くの人が拡散しなかった理由がこれだと考えています。

C氏がトレスアクキーを頒布したことは「著作権の侵害」です。

では二次創作はどうなのかと言うと、これも著作権者が許可していない限り「著作権の侵害」です。

(例えば、Twitterのアイコンに二次創作絵を設定していたらもうアウトです。金銭のやり取りが無くても法律的にはアウトです)

では著作権を侵害しているのに何故問題になっていないのかと言えば、それは「著作権者が訴えないから」ただその一点のみです。著作権法違反は原則『親告罪』だからです。二次創作が「グレー」と呼ばれる所以です。

確かに「トレス行為によって作成したもの」と「(二次とは言え)創作したもの」では本質的に異なります。

トレスはいわばパクリに属するものであり、そこに一次作品への愛やリスペクトは感じません。

一方で(少なくともこの界隈で私が知る)二次創作は一次作品への溢れる愛やリスペクトを「創作」という形で表現したものです。

"だからこそ著作権者も見て見ぬふりをしてくれているに違いない。"

その"感覚”はよくわかります。実際そういう面はあるだろうと私も思っています。

”感覚”ではそのとおりなのですが、一方で法律上はどちらも「著作権の侵害」であることは厳然とした「事実」です。個人の”感覚”と”法律”のどちらが優先されるかと言えば、当然"法律"です。

つまり、この件について拡散し声高に叫べば、二次創作の「著作権の侵害」という側面について必要以上にスポットが当たってしまい、それを口実にネットリンチ会場の加害者達が全く関係ない他の二次創作者に対しても攻撃し出すだろう、と考えました。

そうなれば、それを怖れる無関係の二次創作者からも創作活動を諦めてしまう人が出て来てしまう。

私はそれを恐れました。(残念ながらそれは現実となりました)

現実的には、著作権者が企業(それも今回のような一部上場企業)である場合は、それが著しく著作権者(公式)の経済的利益を害さない限り、多くの二次創作について見て見ぬふりをしてくれています。

また、二次創作についてそれがセーフかアウトかを決める権利は著作権者にしかなく、それ以外の人間は無関係の第三者に過ぎませんA氏やB氏はもちろん、ネットリンチ会場の加害者達も当然無関係の第三者です)

したがって、対著作権者(公式)という点については、現実問題として過度に怖れる必要は無いのですが、二次創作はあくまで創作者の「意欲」という「心」の問題なので、それが加害者達のような何の権利も無い無関係の第三者からであろうと、その行為が批判されるようになれば創作意欲は著しく減退し、最悪界隈の二次創作活動そのものが壊滅してしまいかねません。

私はそうなることを避けたかったのです。

③著作権者(公式)の負担増大

二次創作者として一番避けなくてはならないのは、著作権の問題で著作権者(公式)に迷惑をかけることです。

これは二次創作が著作権者(公式)の善意によって(見逃してもらうことで)成り立っているからです。

私はこの問題を拡散することを著作権者(公式)は望んでいないと判断しました。

「拡散すること」≒「炎上を拡散すること」

だからです。

既に自身の問題が発端で炎上している著作権者(公式、運営)が望んでいたのは「炎上が一刻も早く収まること」だったと思います。

この問題を拡散・批判すれば確実に炎上が広がり、著作権者(公式)にこの件について問い合わせが殺到し、著作権者(公式)に迷惑がかかることは目に見えていました。

運営を憎むネットリンチ会場の住民らの目的がそこにあることは明白であり、みすみす彼らの意図に沿って動くのは良策では無いと考えました。

以上のリスクを考えた結果、

「この問題を批判・拡散することは加害者らを喜ばせることになるだけで、被害者達はもちろんのこと、界隈の二次創作者も、それを楽しみにしてる人も、著作権者(公式)にもデメリットしかない」

私はそう判断し、敢えて批判・拡散を避けました。

おそらく、公に批判・拡散しなかった人たちも多少の考え方の差異はあれど、同じようなことを考えたのでは無いかと推測します。

残念ながら、現実には一部の声の大きな人達が大いに批判・拡散したことにより炎上は激化し、「公式に声明を出させる」という二次創作者が一番避けなければならない事態にまで発展してしまいました。

そして、加害者に煽られた界隈の一部の人達が、その理由を「被害者らが拡散しなかったらだ!」と、加害者では無く被害者の方を責めたのです。

 6.3. 反論1

  6.3.1 反論対象

例の公式漫画家と付き合いのあるメンバーのツイッターを見たら過去にゲームのマスコットキャラの公式画像をまんまトレースした海賊版アクキー(画像は消されましたがスクショあり)を頒布していた事が発覚→ご本人は謝罪回収対応、やばすぎる問題にツイッターでも話題になる→

【引用元】
https://web.archive.org/web/20190529170830/https://fusetter.com/tw/1K61v

  6.3.2 反論詳細

正確には反論ではありませんが、事実を整理しておきます。

・C氏がトレスアクキーを頒布した
・謝罪し回収対応をした

これは事実です。トレスアクキーがどのようなものであったかは 「6.2」 に記載したとおりです。

そして以下は誤りです。

・海賊版アクキー

あのアクキーは『海賊版』ではありません。何故なら『海賊版』とは「コピー商品」のことだからです。(※)

あのアクキーは「コピー商品」ではありません。線をなぞって当人が自分で色を塗って身内におまけとして配った基本的に無料の物です。

一般的な意味でも、法律上の非親告罪に当たる海賊版としての意味でも『海賊版』ではありません。(※)

(※)『海賊版』の定義について

一般的に、著作権法に違反してコピーされた音楽CDやDVD、放送番組、ゲームソフトなどのこと。

【引用元】
https://kotobank.jp/word/%E6%B5%B7%E8%B3%8A%E7%89%88-2230
「海賊版」と言われるものは、主に著作物の「複製権」や「公衆送信権」を侵害しているものです。すなわち、著作者の許諾を受けることなく著作物をコピーして譲渡・販売したり、インターネット上にアップロードしたりする行為がこれにあたります。

【引用元】
https://www.meti.go.jp/policy/ipr/infringe/about/copyright.html
以下の全ての要件に該当する場合に限り,非親告罪とし,著作権等の告訴がなくとも公訴を提起することができることとしています。

[1]侵害者が,侵害行為の対価として財産上の利益を得る目的又は有償著作物等(権利者が有償で公衆に提供・提示している著作物等)の販売等により権利者の得ることが見込まれる利益を害する目的を有していること
[2]有償著作物等を「原作のまま」公衆譲渡若しくは公衆送信する侵害行為又はこれらの行為のために有償著作物等を複製する侵害行為であること
[3]有償著作物等の提供又は提示により権利者の得ることが見込まれる「利益が不当に害されることとなる場合」であること

【引用元】
https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/hokaisei/kantaiheiyo_hokaisei/

どこからどう読んでも該当アクキーは『海賊版』ではありません。

(もちろん、「海賊版で無いから良い」とは思っておらず、主張もしていません。その点を曲解しないで頂きたいです)

 6.4 反論2

  6.4.1 反論対象

その方と近しい↑の人達がこの事を話題にしないようにと裏で身内にDMを送っていた

【引用元】
https://web.archive.org/web/20190529170830/https://fusetter.com/tw/1K61v

  6.4.2 反論詳細

この件が本カテゴリにおける最大の反論ポイントですので、詳細に説明致します。

■経緯

既に記載のとおり、この問題については、「批判・拡散すべき」と強硬に主張する人が何人かいました。

その中でも特に目立って主張を繰り返していた人物(以降、『X氏』とします)が、A氏やB氏がこの件について言及しないことを連日、Twitter上で批判し続けていました。

これを見かねて、B氏はX氏に対して言及しない理由をDMで説明したのですが、これを発端に「B氏らが口止めをしている」という話が界隈にまことしやかに流れ、一部の人間がこれを真に受けて批判するという事態に発展しました。

■事実

結論から言うと、「B氏がX氏に口止めをした」のはデマです。控えめに言っても不正確です

これは実際にB氏とX氏のやり取りのDMの内容を見てみるのが、一番公平かつ、わかりやすいと思いますので読んでみて下さい。

X氏はこれを、「自分に対する根回し」、「口止めがあったように思える」とツイートし、B氏に無断で公開しました。

※内容については画像の後に箇条書きにまとめているので、画像が見づらい、長文で大変という方は読み飛ばしてそちらを参照して下さっても構いません

【X氏のTwitter投稿より引用(ここから)】

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【X氏のTwitter投稿より引用(ここまで)】

画像では見にくい人のために、双方の主張を箇条書きにしてまとめておきます。

■B氏の主張1

・現在私自身を含め多くのフォロワーが悪意を持って晒され、ネットリンチを受けている。

・そのようなあらゆる悪意は、こちらは完全にスルーする考えである。

・炎上状態となってしまったが故に、本ゲームの周囲には著作権違反という大義名分で(そもそもの二次創作の在り方や健全な発展など考えずに、単に叩くことを理由として)公式に通報して大事にしようとする輩で溢れている。

・上記のような状況下において、このアクキー騒動のような加害者にとっての絶好の叩きポイントについて、私のような(事実無根の「癒着疑惑」をかけられ炎上・ネットリンチを受けている)立場の人間が言及するだけで正当な拡散という以上に悪意ある人間の燃料となってしまう

・その結果として事が大きくなれば公式が動かざるを得なくなる可能性がある。

・以上の理由により、心苦しく思いながら本件はスルーしている。
■X氏の主張1

・話を聞いても界隈がまずい状態にあるのに一切協力しないようにしか見えない。

・悪意ある人達を意識するあまり、X氏の知人達にすら見限られないことをしているように見える。

・C氏の問題を早期に解決出来ればそれだけ界隈も早く沈静化するはず。だから私も躍起になっている。

・叩かれ、晒されて辛い気持ちはわかるが、それ以前に知人として協力をスルーするのは如何なものか。
■B氏の主張2

・悪意を持っている人はX氏が想像しているより遥かに多いと思われる。

・悪意を持って監視されている私が呟くことで、多くの人間に知られ、面白半分に話を大きくされてしまう確率の方が遥かに高い。

・例え、拡散しないことで非協力であると見られたり、私への好感度が下がることになったとしても、公式が動かざるを得なくなることの方がもっと恐ろしい。

仮に問題となっている品が完全に回収・返金されたとして、周囲の一部の人が心情的に満足するだけであり、それで完全解決・鎮静化するとは思えない。

・公式から何とか回答を引き出そうと、面白半分に通報を繰り返している人達が関心を無くして矛先を向けないようになるまでは解決とは言えない。

・C氏は自分が起こした問題について反省し、謝罪し、(回収という)実際的な行動を起こしている。

一番大事なことは、完全に回収されることよりも、同じことを二度と起こさないことである。

・C氏には、頒布イベントの主催から連絡をとっており、各種問い合わせにはイベント主催者の方でも対応するので、今はそっとしておいてあげて欲しいと言われている。


■X氏の主張2

・このジャンルの同人界隈自体が制限されかねないまずい状況にも関わらず、自分達が悪意ある第三者に監視されているから敢えて協力しないようにしか見えない。

・悪意ある晒し行為が無ければ、B氏達も協力していたはずである。

・ここまで界隈を盛り上げて来たB氏達が今回の件を見てみぬ振りをするのは返って悪手に見える。

・この件について、B氏らが何故協力しないのか疑問に思う人がたくさんいると思われる。

・問題を収集すべきなのはC氏の問題であり、B氏に言うのはお門違いだとも思っている。

・文面に拡散希望と書いていなかったものの、回収する意思があると判断した時点である程度拡散すべきだと思った。

・配布イベントの主催者が問い合わせに対応する旨は初めて聞いた。


■B氏の主張3

・注意喚起自体は大事であり、X氏の二次創作に対する意識の高さには敬意を抱いている。

・影響力のある人間にこそ拡散して欲しいという気持ちもよくわかる。

・ただ、今はあまりに酷い状況になっているため、捉え方や考え方が異なっている状態である。

・私が黙っている事に関しては察せる人であれば察してくれると期待している面もあり、もし疑問に思っている方がいたらこのように一度直接お話させて頂き、それでも納得できなければ仕方ないと思っている。

・主催者の方からの通達は、先日のイベントの際に会って告げられたため、先日のイベントの参加者は黙っている、という風に受け取られた部分はあったかも知れない。

・本当に行き過ぎた言動が横行しているので、C氏の家族が平穏に暮らせる時間が戻ってくることを祈っている。


このやりとりに対し、「根回し」や「口止め」という表現が適切だと思った人はいるでしょうか?

私はX氏が一方的に公開したこのDM内容を読んでも、B氏が「口止め」をしたとは全く思いませんでした

「自分が拡散しない理由を誠実に説明しているだけ」だと感じました。

X氏はこの件について「客観的な意見を知りたい」と言っていましたから、是非皆さんの客観的な意見をツイートしてみて下さい。

■X氏らの晒し行為への見解

まず、X氏(とその周辺の人達)はネットリンチを受けている側の気持ちをきちんと理解していなかったと思います。控えめに言って軽く見ていたと思います。

何故なら、その後X氏らグループの人達自身が晒し行為を行ったからです。

(その晒し行為については、裁判所が「違法」と判断し開示請求が認められていることは既に記載のとおりです。誰が晒し行為に加担したのか、名指しはしませんが、被害者の相互フォロワーであり顔見知りの間柄でした。良心があるなら、きちんと法的責任を取り、謝罪して欲しいと思います)

加害者らの行いがどれだけA氏やB氏、多くの被害者の気持ちを傷付けたのか、違法行為なのかを理解していれば、絶対に「自分たちが晒され叩かれて辛いからって~」というような言い回しはしないでしょうし、自分達が「晒し」行為を行うことも無かっただろうと思います。

■X氏らの主張について

次にX氏の主張内容についてですが、どうもX氏は「拡散する」=「問題を解決すること」だと信じて疑わなかったように思います。だから「拡散しない」=「問題の解決に協力しようとしない」というロジックになるのでしょう。

炎上状態に陥り、ネットリンチという犯罪行為が横行している状況下においてその考え方は、一面的に過ぎると私は思いました。

私が敢えて拡散しなかったのは、「拡散すること」=「解決すること」には全くならず、むしろ状況を悪化させる可能性の方が高い、と判断したからです。その理由は「6.3.3」で述べたとおりです。概ねB氏の考え方と一致しています。

そしてやはり大勢の人間が同じように考えたため、敢えて拡散しなかったのでしょう。(それについてもX氏らは「口止めがあったからだ」と信じていたようですが)

■問題点

X氏の主張自体は、別に良いと考えてます。考え方は人それぞれだからです。拡散するもしないも個人の自由です。

問題は、これを契機に「A氏やB氏らが口止めをしている」などという彼らの名誉を毀損する噂が界隈に広まったことです。

皮肉な話ですが、このDM内容をX氏が晒すタイミングが「口止め」の噂が広まり始めた最初の頃であれば、多くの人が「なんだ、デマじゃん」と思ってこの件についてはすぐに収束したと思います。

ですが、このDM内容が公開されたのはB氏らへのネットリンチが激化し、「口止め」の真偽など顧みられることが無い状態にまで焼き尽くされた後でした。

X氏はこのDM公開後に「これを口止めとは思わない」という第三者から指摘を受け、そこで初めて「B氏の自分に対する口止めでは無く、配布イベント主催者からB氏らに対して口止めがあったと受け取った」という旨を明かしました。

おそらく、界隈の大勢の人は「口止め」をしたと言われている人物がA氏やB氏では無く、配布イベントの主催者のことを指していたという事実をこのとき初めて知ったと思います。

いえ、未だにその点について界隈の多くの人間が認識しているかどうかすら怪しいです。この点についてはほとんど拡散されていないからです。
(デマについては広く拡散されるのに、デマだった事実は拡散されないことがSNSではよくありますね)

界隈では、確実に「『A氏やB氏が』口止めをしている」という噂が広まっていました。少なくとも私の周りにおいては100%そうでした。

引用元の記事も、「口止め」したのは間違いなく「A氏やB氏」達のことを指しています。ネットリンチ会場の加害者達の間でもそのように認識されていました。(もっとも、あそこではこのDMの内容について「B氏がX氏を脅迫した」などと言われていたので、この内容も加害者らにとっては十分「口止め」になるのでしょうが)

自身を発端とする「口止め」について明らかに間違った噂が広まり、B氏らへの名誉毀損が激化の一途を辿っていたにも関わらず、X氏はどうしてその間違いについてすぐに公に訂正しなかったのでしょうか?

初期の段階でそうしていれば、少なくともこの件でA氏やB氏の名誉があそこまで棄損されることは無かったはずです。

X氏は何よりもまず、B氏らの名誉を傷付けるデマが拡散する原因を作り、訂正しなかった点についてB氏らに謝罪するべきだと私は思います。

もしそれが意図的なもので無かったのであれば。

6.5 反論3

 6.5.1 反論対象

その行動に失望した人が口止めの裏の会話のディスコログをTLに流す

【引用元】
https://web.archive.org/web/20190529170830/https://fusetter.com/tw/1K61v

  6.5.2 反論詳細

これも重要な反論ポイントの一つですので、経緯から詳細に説明します。

■経緯

A氏、B氏、X氏らは本ゲームのコミュニティの一つとして、ある非公開チャットのグループに参加していました。

その非公開チャットの中においても、このトレスアクキーの件が話題になり、A氏やB氏がX氏らの批判に対して言及しない理由を説明しましたが、X氏と親しく、やはり彼らが言及しないことに納得出来ない人物(以降、『Y氏』とします)が、A氏らB氏らを批難。

最終的に、A氏、B氏らの非公開チャットでの発言内容がネットリンチ会場に晒されました。

そして、X氏、Y氏と親しくしていた人物が、ネットリンチ会場に晒されていたチャット内容をTwitter上にあげてA氏らを批判・拡散したのです。

■A氏とY氏のチャット内容

引用元では、これも「口止め」と言っていますが、果たしてそれは真実でしょうか?

これも現物を見てみましょう。

以下が(当然A氏らに無断で)ネットリンチ会場に晒されたやり取りです。

※内容については画像の後に箇条書きにまとめているので、画像が見づらい、長文で大変という方は読み飛ばしてそちらを参照して下さっても構いません

【匿名掲示板の投稿より引用(ここから)】

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【匿名掲示板の投稿より引用(ここまで)】

これも文章に箇条書きでまとめておきます。

■A氏の主張1

・C氏がトレスアクキーを配った点については大いに問題がある。

・C氏本人から経緯と謝罪、今後の対応について説明している。C氏も当事者間での解決を望んでいることを本人から確認した。

・注意喚起のリツイートなど拡散を望んでいる方もいるが、既に当事者間で対応が進んでいる以上、大ごとにする事は公式の目に触れることに繋がりかねない。

・過去に色々なジャンルで注意喚起と称して話が大きくなり、公式が動く事態になったのを見てきた。

・私が注意喚起ツイートを拡散する事は容易に出来るが、それによってC氏への悪意ある嫌がらせが加速したり、他の二次創作者が巻き添えを受ける可能性がある。

・以上の理由により、私は無反応を貫いている。

・納得出来ないと思うが、「注意喚起として発言することが必ずしも最善とは限らない」という事をご理解頂きたい。
■Y氏の主張1

・一部の人間が軒並み黙っているので口裏合わせしているだろうし、A氏達と言わせてもらう。

・A氏達はもしこれから先このような事態になっても、「黙認」、「隠蔽」をするという認識で良いか?
■A氏の主張2

・「黙認」も「隠蔽」もしていない。今回は本人も事実を認めて対応する事を確認しており、それを表向き拡散していないだけである。

・今後同じことがあって、当事者間で解決出来ない状況が出てきた場合は今回のような対応をするとは限らない。
■Y氏の主張2

・「黙認していない」というのは無理がある。明らかに隠そうとしている。

・「口裏合わせ」を否定しないということは、黙ってくれと話をしたということだ。

・A氏個人が黙っていたならわかるが、何故界隈を巻き込んだのか?
■A氏の主張3

・最初に個人として無反応を貫くと言った。界隈を巻き込んで「口裏合わせ」してるなどとは言っていない。

・界隈の人達を中心に無反応な理由は分からないが、何らかの考えがあるのだと思う。

いかがでしょうか?

皆様はこれを読んでA氏が「口止め」、「隠蔽」、「口裏合わせ」していると思いましたでしょうか?

私はこれっぽっちも思いませんでした。

A氏の述べた理由も概ね私の考えと同じでした。十分に納得出来る理由であり、プチインフルエンサーかつ(理不尽な理由で)炎上させられている人物として冷静な判断だったと思います。

一方で、Y氏は最初からA氏が「口止め」、「隠蔽」、「口裏合わせ」していると初めから決めてかかっているように思いました。

初めから自分の中でそのような結論が出ているため、A氏の説明を聞いても「言い訳してる!!」ぐらいにしか思えなかったのでしょう。

当然、事実として、A氏は「口止め」や「口裏合わせ」などしていません。

このデマの発端は、既に記載したB氏とX氏のDMですが、客観的に見てあれを「口止め」とは言わないでしょう。

界隈においても、冷静な人達が自分の判断で無反応を貫いたに過ぎません。

また、ネットリンチ会場の加害者やそれらと一緒にA氏やB氏を叩いていた一部の人達は、本件についてやたらと「隠蔽」などと言っていましたが、これについても「拡散しないこと(それも正当な理由があって)」を「隠蔽」とは言わないでしょう。

■B氏のチャット内容

続いて、このやり取りの後にB氏が主張を述べました。

【匿名掲示板の投稿より引用(ここから)】

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【匿名掲示板の投稿より引用(ここまで)】

これも文字に起こしてまとめておきます。

■B氏の主張

・C氏とは何度か会ったが、トレス行為をするような方だとは思っていなかった。全キャラを描き下ろす労力を払え、画力があるにも関わらずトレスをする必要性がわからず、ただただ残念である。

・C氏は事態を受けて謝罪し、回収するという実際的な行動を起こしている。今後、同様のこと(トレス行為)もまず間違いなくしないと思われる。

・アクキー配布イベントの主催者からも、何かあれば主催者の方でも対応するという旨を伝えられている。

・C氏は出産直後で心身ともに大変な時期である事もあり、そっとしておいてあげて欲しいという意向もあった。

・以上の理由により、今回の件に関して部外者として必要以上に拡散する意志は無い。

・二次創作に関して注意喚起をすること自体は本来良いことだと考える。しかし現在、別に大きな問題がある。

・現在、本ゲームでは作品や運営に対する叩きが激化しており、それが高じて運営のみならずそれを取り巻く人々に広がっている。

・ネットリンチ会場では、本ゲームユーザで叩ける者はいないか日々監視が行われ、私やA氏のような目立つ人はもちろん、フォロワーが多くない人もゲームに対して好意的なコメントを述べただけで晒し上げられ、酷い言葉で罵倒される、また、イベント後に通販を行ったフォロワーまで晒され、叩かれ、通報されるという極めて異常な状態である。

・C氏についても必要以上に理不尽に叩かれており、それだけならまだしも面白半分で本ゲームと関係ない作品まで含めて通報し、公式声明を引き出そうと躍起になっている。

・私がC氏の件を拡散した場合、問題の解決どころかこうした悪意を持ってユーザを叩こうとする輩への周知を助け、燃料を与え、結果的に界隈の他の人々への叩きを激化させてしまうことを強く懸念している。

・また、著作権は親告罪であるため、私達第三者がどう思うかとは全く別の問題で、通報を受けた著作権者が判断することになるが、その時に状況が燃えていれば燃えているほど、企業としての対応をせざるを得なくなる

・悪意をもって叩いている人たちが大人しくならない限り、C氏の件がどうなろうと完全な解決には程遠い状況になってしまう。

・以上の理由により、個人としては沈黙を最善手として選択している。

・私自身、(炎上した元プロデューサー)には疑義を抱いており、運営の酷さに対して思う所も多々ある。

・しかし、ゲームを純粋に楽しんでいる人が多くいるTLに垂れ流すことは望まないので、表には出さずに専用フォームなどから辛辣な意見も送っている。

・ただ、(炎上した元プロデューサー)が退いたとしてより良い代わりがいるとは限らず、より酷い状況になる可能性も低くない確率で存在する。

・本ゲームには最近のシナリオなど良い部分もたくさんあり、それが続く限りシリーズ関連の様々な展開の可能性が残されている。

・しかし、それが終わってしまった場合、ゲームよりも数字に敏感な経営者の下では今度こそ続編は難しいものとなってしまう。今のように本ゲームシリーズのファンイラストや語りで溢れる世界が終わってしまう。それは望まないことである。

・最高の作品を作る人が人格的に最悪であることは多々あるため、個人的に作品と作者は切り分けて考えている所もある。

・ゲーム自体は(多くのファンが望んでいる、シリーズを作って来た)開発会社が作っているものであり、最近のストーリーは素晴らしいので、本ゲームの応援はこれからも応援していくと思う。

いかがでしょうか?これを読んでB氏が「隠蔽」、「口止め」、「口裏合わせ」していると思った方はいらっしゃるでしょうか?

私は全く思いませんでした。

おそらく、歪んだ思い込み無しにこれを読んだ人のほとんどは、B氏に対してそのようなネガティブな印象を受けないでしょう。

X氏にDMで説明した時と同じように、真摯に自分の考えを、ゲームへの想いを語っていると感じました。

界隈が置かれていた状況認識もB氏が言っているとおりでした。本当に酷い状況でした。

■晒し行為

B氏の主張は筋が通っており、反論出来なかったのでしょう。

B氏の主張を読んだあと、Y氏は非公開チャットを無言で退出。

ほどなくしてA氏とB氏の発言内容がネットリンチ会場に晒されました。

当然ながら、その後ネットリンチ会場ではA氏、B氏への誹謗中傷が激化しました。

「言い返せなくなったからと言って、ネットリンチ会場に晒して加害者らに叩かせ、不法行為による数の力によって自分たちの主張を正当化しようとする」

このような行為を皆様はどのように思われますでしょうか?

私は炎上騒動を通して、一番卑劣な行為だったと思っています。

そして判決結果のとおり、非公開の内容を許可なくネットリンチ会場などに公開する、いわゆる『晒し』は違法行為なのです。

■その後の経過

その後も、X氏やY氏らはこの調子でツイッター上でも被害者達を批判し続けました。炎上している状況でそれを繰り返せば炎上が激化することは誰の目にも明らかでしょう。

X氏やY氏らは「A氏やB氏が言及しないのはおかしい!」と主張し続けましたが、既に説明したとおり、そもそもA氏やB氏はこのゲームの公的な代表者でも何でも無く、いちユーザーに過ぎません。多額の課金をしている側なのです。そんな彼らに公に説明する義務も義理も本来ありません。
(そして公に言及しない理由は個別にきちんと説明しています)

しかもA氏やB氏はこの時点で既にネットリンチという違法行為の被害者です。X氏やY氏に限らず、違法行為の被害者を加害者らと一緒になって叩いていた人達の倫理観は一体どうなっているのでしょうか?

A氏やB氏ら被害者に対するあれらの誹謗中傷や晒しが違法行為だとわからないのであれば浅慮であるし、違法行為とわかっていながら一緒に叩いていたのであれば、それは人としてどうかと思います。

考え方が違うのは良いでしょう。100人いれば100通りの考え方があります。100通りの正しさがあります。

しかし、それが自分と考え方が違うからと言って、気に入らないからといってネットリンチ会場に晒すというのは違法行為なのはもちろんのこと、そもそも常識的に考えて倫理的に非常に問題のある行為だと私は思います。

そしてそれらの違法行為については何も言わず、違法行為の被害者の方を一方的に叩いていた界隈の一部の人間の倫理観もどうかしていたと私は思っています。

 6.6 反論4

  6.6.1 反論対象

やっちゃったのはともかく、どういう理由であれ問題を隠そうとした身内可愛さの界隈に幻滅した人が

【引用元】
https://web.archive.org/web/20190529170830/https://fusetter.com/tw/1K61v

  6.6.2 反論詳細

ここまでに述べたA氏やB氏らの事情や考え方、配慮についても、加害者側の論理ではこのように「身内可愛さ」で「隠そうとした」という見方になるようです。

加害者側の被害者らへの誹謗中傷や晒しなどの違法行為については何ら触れずに、このように一方的な表現が出来るのもなかなか凄いことだと思います。

A氏やB氏が「身内可愛さ」で「隠そうとした」わけでは無く、「正当かつ十分な理由があって拡散しなかっただけ」だということは、ここまで読んで下さった方にはわかっていただけるかと思います。

7. 下請け社員の身バレ問題

 7.1 反論対象

それでも【開発会社】は悪く無い、と応援する【開発会社】信者→実は上記の海賊版アクキー口止め事件を起こしたメンバーの1人で贔屓を受けてる疑惑のユーザーグループの中の1人が【開発会社】の社員だと画像が上げられる→昔参加したオフ会の名札でググったら本名で登録してるインスタグラムや、本名で活動している趣味の活動記録が出てくる→更に昔その人から通販をした人が貰った名刺の名前・振込み名義の本名が完全に情報と一致→その本名が【本ゲーム】のスタッフクレジットに載っている(【開発会社】の社員一覧にも載ってる)→【開発会社】の公式開発スタッフだった事が判明→5ちゃんで話題になった途端にツイッター鍵かけからの消去・HP・インスタグラムがリアタイで消えていく(だから何故答え合わせを…)→しかもその人【開発会社】に社員として在籍しているのに【開発会社】作品の同人イベントにサークル参加して過去にも【本ゲーム】の同人カードゲームを販売してた事がわかる(確認しただけで2016年と2018年のイベントに参加しているサークル参加リストに名前がある)→【開発会社】信者阿鼻叫喚TL←new!!

【引用元】
https://web.archive.org/web/20190529170830/https://fusetter.com/tw/1K61v

 7.2 反論詳細

  7.2.1 事実

まず、事実を整理しておきます。以下は事実です。

・非公開チャットのメンバーの中に開発会社の社員がいた

・当該社員はA氏やB氏と友人関係にあり、チャット内での意見も概ね同じであった

・当該社員は本ゲームの二次創作活動を行い、イベントにも参加していた

一方で、ネットリンチ会場などで当該社員についてまことしやかに書き込まれていた以下は虚偽です。

・A氏やB氏をひいきしてイベントに当選させた

・機密情報を漏らしていた

・二次創作活動で会社の資産を使っていた

当該社員は、下請け会社のヒラのいち開発スタッフに過ぎません。特定の人物をひいきしてイベントに当選させる権限など、初めから無いことは普通に考えればわかることです。

また、二次創作活動で使用していたものは、全て公開されていた情報を元に本人がフォロワーと協力して作成したものです。会社の資産を使ったり機密情報を漏洩した事実はありません。

これらの事実を踏まえた上で見解を述べます。

  7.2.2 見解

私は、当該社員についてはA氏やB氏と同列には語れないと考えています。何故なら、A氏やB氏は純粋に本ゲームのいちファンであるのに対し、当該社員は公式側の人間だからです。

ファンと公式側の人間では、一般的に求められる行動、許容される言動の範囲が異なります。

その点において、当該社員の行動は軽率であったと思います。その点についての批判は甘んじて受け入れるべきでしょう。

一方で、彼へのそれは批判のレベルを超え、明らかな誹謗中傷、名誉毀損、苛烈なネットリンチへと発展していました。

それも、匿名ではなく本名に対しての誹謗中傷でした。

当該社員は確かに軽率な行いをしたかも知れません。しかし、その行いに対して本名での数多の誹謗中傷や、名誉を毀損する虚偽の書き込みが正当であったとは到底思えません。

彼は開発会社の人間ではありましたが、純粋にこのゲームシリーズの二次創作活動を楽しみ、ユーザーとの交流を楽しんでいました。

その点について、このゲームシリーズのいちファンという個人的な立場から言わせて頂ければ、ただのサラリーマンとして、仕事として割り切って本ゲーム開発に携わるのでは無く、プライベートで二次創作を行うほど本ゲームシリーズを愛し、交流を通じてシリーズに対するファンの想いを理解していた人物が開発に携わっていたことは、何も悪いことがありません。むしろ喜ばしいことです。

また、ゲーム関係者による二次創作活動自体は業界においてままあることであり、その良し悪しを判断する権利は、既に記載のとおり著作権者にしかありません。

■ネットリンチの真の理由

当該社員があそこまで叩かれた一番の理由は、不当に炎上させられていたA氏やB氏と友人関係にあったからでしょう。

A氏やB氏が「癒着」などと攻撃され始めて以降、彼らの友人や、ネットリンチ行為を非難した人達は皆「癒着民」などとレッテルを貼られ、一緒くたにネットリンチされていました。

当該社員の身元特定も、その一環として加害者らが叩ける材料が無いか過去ツイートなどを血眼になってあさった結果によるものです。目的が始めから叩くことにあったことは明らかです。
(もちろん、それで特定出来るような情報を発信していたことは当該社員の落ち度だったと思いますが)

もし当該社員がその立場を利用して、A氏らを本ゲームや本ゲームのイベントの抽選等で不当に優遇していたならば、その怒りは理解出来る部分がありますが、既に記載してきたようにそのような事実はありません

最初から「癒着」などありませんから、そもそもA氏やB氏に対するネットリンチ自体に何の正当性もありません。ということは、少なくともそのデマを起点とした怒りや憎悪については、全く見当違いのものということになります。

その点を踏まえた上で、当該社員への本名での誹謗中傷・名誉毀損が本当に正当なものかどうか考えて頂きたいと思います。

8. その他

せっかくなので、カテゴリ外の細々とした記載についても手短に反論しておくことにします。

 8.1 反論1

  8.1.1 反論対象

過去に公式コラボカフェ(略)で同人グッズを販売していた人もいた

【引用元】
https://web.archive.org/web/20190529170830/https://fusetter.com/tw/1K61v

  8.1.2 反論詳細

「販売」という書き方をすると、まるでそこで「商売」でも始めたかのような誤解を与えそうですが、事実は「友人同士が事前に合意の上で当日個別に受け渡し行為を行った」です。

もしその受け渡し行為がよほど重大な問題ならば、その場にいた店員なり運営側の人間なりが注意したことでしょう。事の是非を判断し対処する権利があるのは店側、公式側だけだからです。

また、それほど重大な行為であったならその時点で批判を浴び、大問題となっていたことでしょう。

しかし、この受け渡し行為が行われた時点(炎上発生の1年半以上前)でこの行為が批判されていた形跡がありません。

それは、その時点で誰も重大とは思わないレベルの行為だったということです。

にも関わらず、炎上後に加害者達によってこの件が掘り起こされ、この人物は激しいネットリンチに遭い、謝罪およびアカウントの停止に追い込まれました

私には、この受け渡し行為があのように苛烈なネットリンチを受けなければならないような「重罪」とは思えないのですがいかがでしょうか。

この人物があれほど叩かれたのは、やはり当人がイベントに当選していたため、A氏らと同様に運営との事実無根の「癒着」疑惑を持たれたからでしょう。

加害者らにとって、「憎らしい」、「妬ましい」、「叩きたい」、「叩いても良い」人物となったからです。

特定の人物のイメージを貶めることを目的として、過去のツイートをあさり、些細なマナー違反や不適切な発言を切り取り、あげつらうといった行為はSNS上では良くあることですが、これもその類の批判だと思います。

8.2 反論2

 8.2.1 反論対象

【元プロデューサー】が【本ゲーム】カフェに飾られていた複製原画(非売品)を欲しい人に挙手とじゃんけんであげていた。「ネットに上げないでね」と言っていたのにネットに上げた人がいてその写真が流出→

【引用元】
https://web.archive.org/web/20190529170830/https://fusetter.com/tw/1K61v

 8.2.2 反論詳細

コラボカフェ最終日に、その場にいてじゃんけんで勝った人に、元プロデューサーが破棄予定の複製原画をこっそり配った件ですね。確かにネット上に上げた行為は迂闊だったと思いますし、私も羨ましいと思いました。

私は「羨ましいな」で終わりです。

「気に食わないから叩いてやれ」などとは微塵も思いませんでした。

その場にいた人は「くれると言うから貰った」だけです。

百歩譲って、事前に告知せずこっそり配ろうとした元プロデューサーに非があったとしても、それを貰った人には何の非も無いでしょう。

加害者らはこの事を「癒着の証拠だ!」と叫んで被害者らを誹謗中傷していましたが、何の証拠にもなりません。何度も言いますが、癒着はデマです。

運営が配った物を受け取っただけでどうして批難されるのか全くわかりません。この件も、ネットリンチを正当化出来る理由には欠片もならないと思います。

8.3 反論3

 8.3.1 反論対象

マナーもルールも守ってない。同人も運営も問題だらけ。次々問題が発覚してめちゃくちゃじゃねーか!→当事者だんまり、【元プロデューサー】もだんまり→幻滅して同人やゲームを辞める人続出

【引用元】
https://web.archive.org/web/20190529170830/https://fusetter.com/tw/1K61v

 8.3.2 反論詳細

「マナー」や「ルール」のことを言うなら、まず誹謗中傷や晒し行為などの違法行為をしている多数の加害者らを批難すべきでは無いでしょうか?

どのような基準の「マナー」や「ルール」かは存じ上げませんが、加害者側の行為は明らかな違法行為なのですから。

A氏やB氏ら被害者は「犯罪者」なとどレッテルを貼られ激しく罵られ続けていますが、当然ながら訴えられたり有罪判決が出たりなどしていません。

一方で、誹謗中傷や晒し行為の加害者らは十人単位で訴えられ、違法との判決が下っています

どちらに非があるのか、ここまで読んで下さった方々にはもうわかって頂けているのでは無いでしょうか?

特定の個人を叩く目的で過去のツイートをあさり、さしたる問題では無いことを重大な犯罪でも犯したかのように切り取って取り上げ、吊し上げる。

「問題が発覚」というよりも、加害者らが「火を点け、煽って回った」という表現がより真実に近いと思います。

そして、界隈がそのような多数の加害者や、加害者らの言葉を真に受ける人だらけになってしまえば、人が去っていくのは当然では無いでしょうか?

その責はまず第一に加害者にあるでしょう

何故被害者のせいに出来るのか、私には理解できません。

 8.4 反論4

  8.4.1 反論対象

地獄かよ。

【引用元】
https://web.archive.org/web/20190529170830/https://fusetter.com/tw/1K61v

  8.4.2 反論詳細

この意見については完全に同意します。

この炎上騒動によって界隈は、「誹謗中傷」、「名誉毀損」、「晒し」、「監視」、「裏切り」、「疑心暗鬼」が溢れ渦巻く、まさに『地獄』と化しました。

ただし、これまでの記事を読んで頂ければわかるとおり、その『地獄』を作ったのはA氏やB氏をはじめとする被害者達では無く、圧倒的多数による誹謗中傷・晒し行為を行った加害者と、その加害行為を批難もせずに一緒になって被害者を叩いた人達だと強く主張させて頂きたいと思います。


9. まとめ

いかがでしたでしょうか?

最初に反論対象の記事だけ読んだ場合と、詳細な反論を読んだ後では、被害者らへの印象が全く違ったのでは無いでしょうか?

おそらく多くの人が「おいおい、随分話が違うじゃないの?」と思ったと思います。

これが片方の話だけ聞くことの怖さです

反論対象のツイートは数千という単位でリツイートされ、リツイートした人のほとんどはその内容を真に受けていました。(身に覚えのある人もいるはずです)

その情報源はネットリンチ会場である、有名な某匿名掲示板であり、そこで違法行為を繰り返している人達の書き込みです。

まともな人間であればまず相手にしたり、真に受けたりはしません。多くがデマや悪質な切り取り、真偽不明の一方的な情報であることを皆知っているからです。

にも関わらず、事実として多くの人間が加害者達の悪質なデマを信じ、被害者を叩きました

それは、誰しも炎上状態に陥ると冷静な判断が出来なくなってしまう、ということの証だと考えています。

ここまで述べたとおり、 A氏やB氏は何も悪くありません。 単に運営のお気に入りと勘違いされただけです。

ですが、根本的な部分においてはその勘違いだけでA氏やB氏、その友人達までがネットリンチされました。それも多数が裁判所から違法行為と認定され個人情報が開示されるレベルの。

つまり、現実として「何も悪くなくてもネットリンチされる」ということです。

そして、一度ネットリンチに発展すればデマや悪意ある切り取りが拡散され、多くの人がその真偽を調べたり、自分の頭で考えたりせずに信じ込んでしまうのです。

この事実が意味するところは、

「誰しもネットリンチされる可能性がある」

ということであり、

「誰しもネットリンチに加担する可能性がある」

ということです。

決して他人事では無く、いつでも自分や友人に降りかかることだと思って頂きたいと思います。

10. 最後に

判決結果とこれらのnoteを読んでもなお、加害者側の主張を真に受け続ける人が中にはいると思います。

おそらくそういう人物がこの記事を批判するでしょう。

何を信じるかは個人の自由なので、その点については特に言うことはありません。

しかし、

「加害者達の言葉を真に受ける自由」

というのは存在しますが、

「加害者達の言葉を真に受けて誹謗中傷したりデマを拡散する自由」

というものは存在しません。

それを行えば法的責任を問われるということを、皆さんには是非覚えておいて頂きたいと思います。

これらの記事が広く共有され、A氏やB氏ら被害者の名誉が1日も早く回復されることを祈っています。

同時に、このような愚かな事態が他の界隈で発生しないよう、他山の石として頂くことを強く願っています。

約3万字にもおよぶ長文にも関わらず、最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。

A. 付録(誹謗中傷内容)

参考までに加害者らが被害者らに対して行ってきた誹謗中傷や名誉毀損のほんの一部を載せておきます。実際はこれら×1000という感じです。

判決結果とnoteの内容を踏まえた上で、これらの誹謗中傷に正当性・妥当性があるか是非考えてみて下さい。

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