人間社会はもう、本当にパラダイムシフト─科学的社会主義を必要としている。

ほぼ100％人工雪で行われた北京オリンピック会場を人工衛星で撮影するとこんな感じ

別に中国がやっているからとか、そんな問題じゃない。東京オリンピックだってそうだし、他の国で開催されてもすべて同じことだ。

オリンピックはもう、この今現在の資本主義パラダイムを象徴する、ただ金を巻き上げ、さらに地球環境に悪影響を及ぼす巨大などんちゃん騒ぎへと成り果てた。いや、むしろ、私たち市民・庶民一人一人のパラダイムが高度に進歩したからこそ、オリンピックというものが実はただ単にそういうものなのだとハッキリ認識するに至っているのだ。そしてこのオリンピックの上層部どもは金や利権、名誉欲をただただ貪っているだけ。

独裁覇権国家と何が違うというのだ？もっと言おう。民主主義国家でさえ、結局のところ政治やビジネスの世界で、個人の欲望を満たす悪者がいつも潜んでいる。そう、まさしくジョージ・オーウェルの「動物農場」そのままに。国家と何かの大会という「スケール」が違うだけで、結局中身はどちらも同じなのだ。なぜって？どちらも人が集まって形成されているものだからだ。

人が集まって形成されているのが、今私達が暮らしている人間社会。その人間社会でこんな馬鹿げた事が未だに続けられているのなら、私達が本当に変えなければならないのは、この人間社会なのだ。この人間社会の「仕組み」そのものなのだ！腐り果てたオリンピックや政治やビジネスを個別に批判し、糾弾することではなく、その腐り果てたオリンピックや政治やビジネスを生成し続けているこの今現在の人間社会の「仕組み」そのものを根本的に変えなければならないのだ！

私達「人間という種」は、明らかにパラダイムシフトを必要としている。私はそれが、この資本主義パラダイムから「科学的社会主義」パラダイムへの転換・進化であると確信している。私は、この長期にわたるコロナ禍においても、再びもとの資本主義パラダイムに戻ろうと踠き、足掻いている人間社会に呆れ果てている。人間という種は、また同じことを続けるつもりなのかと。貨幣という何の実態価値もないフィクションに洗脳され、貧富の差や差別や戦争を産み続ける無限ループにまた戻っていくつもりなのかと。

だから私は何度でも何度でも言う。中国やロシア、あるいは北朝鮮などの政治体制は社会主義でも共産主義でもない。かれらの政治体制はただの「独裁」だ。共産主義とその前段階となる科学的社会主義とは全く相容れない、全くの別物だ。彼ら独裁者が、社会主義や共産主義に対する私達世間の認識を捻じ曲げ続けているのだ。
さらに言おう。私達一人一人が、他者に命令され、制限され、支配される事を望まないのであれば、彼らは文字通りの「悪」だ。私達人間一人一人には、何ものにも縛られず、そのたった一度きりの人生を自由に生きる権利がある。そのために私達はこの世に存在している。なぜなら私達は自分が存在している事を自分で認識できる「自我」を持っているからだ。

こういうふうに思考できるほど、すでに私達一人一人のパラダイムは高度に進歩しているのだ。ならば私達人間社会が目指す事は自明である。この資本主義とそのパラダイムを打倒し、科学的社会主義へと覚醒すること。私達一人一人が、自身の心体にこびりついている資本主義パラダイムと真っ正面から向き合い、思考をめぐらし、闘うのだ。そうすれば、私達一人一人の心の中に、科学的社会主義というかすかな光が、遠くから差してくるはずだ。そんな人たちが、1日も早く、1人でも、増えていく事を願ってやまない。

選手たちの競技の場がなくなる？なら新たに作ればいいじゃないか。「選手たちの、選手たちによる、選手たちのための競技大会」を。いつの時代も、どんな分野でも、新しい物事が生まれ、私達は進歩してきたのだ。古い物事にいつまでもしがみつき、リバイバルをただ繰り返す。新しい物事を生み出さなくなったら・生み出せなくなったら、停滞する。当たり前のことだ。

私達人間社会が今本当に必要としているのは、新しい物事を生み出す事なのだ。しかも根本的な、この地球や生命、動植物など私達の命を起源とした根源的かつプリミティブな精神に基づくものだ。

金じゃないんだよ！金なんかもう忘れろ！金に心も体も支配されるのはもういい加減やめろ！金はただの幻だ！

私達が昨今新しい物事を生み出せなくなっているのは、私達が相も変わらず金に囚われ続けているからだ！人間とその社会が貨幣の呪縛・資本主義の呪縛から解放されない限り、私達人間という種にもう未来は無いのだ！

あなたの人間性を全解放しろ！
そこには貨幣なんて無価値なものは一切存在していないはずだ！
私達は今、人間を、生命を、地球を解放する時代に入っているのだ！
すなわち、欠陥だらけであることがすでに明らかになっているこの資本主義とそのパラダイムを、打倒する世紀に入っているのだ！！
その先には、間違いなく科学的社会主義が花開くはずなのだ！！