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今年の日本は2度の「あけましておめでとう」がある

あけましておめでとうございます。
今年の5月からまた新しい御代を迎えることになります。その準備はできていますか?

自動車運転免許証の利用者の意見で免許証が和暦と西暦が併記になるようです。このように、なにかと社会的には使いづらい和暦ですが国家的にはやはり重要な意味があるようで、公文章も全て西暦でっというわけにはいかないようです。

今年の大晦日も都内の某神社で大祓式に参加しました。
23区で珍しい火を使った浄めをやっている神社なのでそこにいつも行くようにしてします。

ここの宮司さんは「もともとこの儀式は国が執り行っていたもの。明治維新の際に神社と国が別の組織になり今は個々の神社で執り行われるようになった」と説明していました。

南北朝時代にはおそらくはもっと神道の価値観が浸透していたでしょうが、今は神道は、ほぼ一宗教としての位置に落ち着き信仰も自由となっています。

どこの氏子でなく神社の儀式には参加せずとも、それでも多くの日本人は門松を飾り、しめ縄を飾り、鏡餅を備えて正月を迎え、初詣をすることを忘れてはいません。それが一体何の意味をもつのかとか考えてやっているかいなかは別として、その風習が今も根付いて行われているところに今も無意識的に息づいている古来から意識を感じるところではあります。

私たちは人につくか神につくかで生きてきたと思います。今の社会では金や会社につくという人もいるでしょう。何を信じ、何を崇拝して生きるかは自由ですが、自分が今何を信じて生きるべきかは自分しかしりえません。それをしっかりと読み取って行動していくことが、いつの時代でも大事なのだと思います。

初詣は多摩にある神社に行ってきました。そこでお詣りし、甘酒やお神酒をいただき、池のある公園の芝生で寝そべるのが私が好きな正月の過ごし方です。この時期有名な神社にいくと何時間も行列に並び、屋台であれこれ買うという感じになってしまいます。それもお祭り気分でいい感じがしますが、私はこんなふうに芝生に寝そべって正月の風と青空を愉しみたいのです。

こんな風に人の価値観は人それぞれです。私の過ごし方はけっして親族を大事にする人のすることでも、金を得る人のすることでも、良き友人を得る人のすることでもないですので他人におすすめはしません。しかし、なにかに縛られることがないため心の安定感は抜群です。なにかリセットしたい気持ちになるならこういった正月の過ごし方をおすすめします。正月にふく風にのせてのこった穢れも払いのけてあたらしい御代を迎える準備をすすめてみてはどうでしょうか。

和暦が変わるのを節目に、それを扱い天皇を崇拝する社会も大きく変化をみせます。そして日本のトップ、天皇家をはじめ、財閥や大企業はやはり神道崇拝をしています。建物を建てるときには建設会社や工務店に頼みますが、かならず地鎮祭などを委託します。たとえ自分が神道にかかわらずとも、日本国内で仕事を依頼するなどするとかならずどこかでこういった縁ができます。

だからこそ日本に暮らすなら神道とはいまだに切っても切れない関係にあるといえます。今年はそういった意味でチャンスの年です。それを逃さないように1月からしっかり準備をするのがよいと思います。

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