自分を幸せだと思いますか

タイトルの通りなのだが、皆さんはどうだろうか。

まず幸せをどう評価するかというのが難しい。加点方式なのか原点方式なのか。自分という器を満たす流体のように考えるのか、固体のように数で考えるのか、それ以外の考え方もあるかもしれない(私は思いつかなかった)。絶対的に評価するか相対的に評価するかというのも大きく影響すると思う。

本題だが私は自分を幸せだと思っていない。これは私が幸せを相対的に評価する人間だからだと思う。

前述したことを覆すようで申し訳ないが、もし全人類の幸福度を数値化する方法があったする。それを用いて数値化された私の幸福度は平均より明らかに高いのだろうなと思っている。生まれてこのかた衣食住に困ったことは無いという時点で全人類の平均は恐らく超えられる。

しかし実際に私の周りにいるのは私と同じく生まれてから衣食住に困ったことが無い人が大半だろう。そうなると、その中で幸せだと思うためには違う要因で他者に差を付ける必要がある。そこで強烈に差を付ける+αが私にはない(気付いてないだけかもしれない)。自ずと私の幸福度は相対的に低くなる。視野をどのくらいの範囲で持つかで幸福度は変わる。ただ見えてしまう範囲を無視するのは難しいし逆に見えない範囲まで視野を広げて見てられるかと言われたら難しい(私はできない)。

しかも、今はSNSを通して本来見るはずのなかった他人の幸福要因を見かけてしまう。自分が視野を持つ範囲を調整したところで、もっと幸せに見える人の情報が噂で聞こえてくるみたいな状態になっている。

こうなってくると、見えてしまう範囲で比べても幸福度が低いのに自分より幸せに見える人が追加で比較対象に入ってくるのでさらに自分の幸福度が下がる。

以上が私が自分を幸せだと思っていない理由になる。

他人を気にせず幸せを絶対評価できる人間になりたかった。

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