見出し画像

猫と風

   猫と風


嘘を布団の上に置いて
考えをまとめていると冬の中

猫がやって来て
「先生になりたいんだ」と言いました

もしここが炉端であったのなら
「何の教師を目標にしているの」

と聞いてみたかったけれど
ここは寒いので

また今度聞こうと思います
「夏のある日

教室の窓からふうーっと風が入って来て
その風が心地良く

ちり紙に包んで持って来ていたお金が
いくらあるのだろうと思った」

と僕が言うと猫は
「わたしならその日のお昼休みは

かんぴょう巻きでも買って
芝生に寝転んで食べようかな」

と言いました。

良い文章を作れるように、 作るために、 大切に使わせて頂きたいと思います。