【ifタカバタケ】学園モノラブコメ
創作大賞が終わり、ちょっとずつ自分のスキルアップを目指しながらあちこちの企画にひょっこりはんしております。
何と、PJさんが企画でラブコメを作って下さりました!(狂気乱舞)
ラブコメですよラブコメ。走るR指定葵さんがちょっと遊んできます(びゅーん)
★PJさん及びチームPJの皆様へ★
※勝手に遊んでくるので、問題ありましたらすぐに削除致しますm(_ _"m)
というか、カンサイベンが全然分からないので、そこのご指摘は勘弁してください(´;ω;`)
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2025年、AC学園保健室にて。
22歳というストレートで教員免許を習得し、AC学園に着任した若い男性教員と年齢不詳の美しい保健室の先生。
生徒達は各々帰路に着くか、部活動で青春の汗を流している。そんな麗らかな午後の昼下がり。
しかし、この2人の間でラブロマンスは起こる筈もなく。
「あいって! ちょっと、もう少し優しくお願いしますよノゾミさん!」
「ちょっとは我慢しい。山場先生、若いからってな1年生に交じって何ハッスルしてんねん。骨折しなかったから良かったものの……」
「へいへい、気を付けますって。しょうがないじゃないですか、万が一女の子の顔にボールが当たったら大変ですし」
山場と呼ばれた男は今手当をしてもらった右腕の包帯を見つめ、明日からチョークをどう持つかをひとりで模索していた。
その間に救急箱を所定位置に戻したノゾミ先生が突然手をぽんと叩き、キラキラした瞳で山場の前に躍り出た。
「せや、山場先生が庇ったあの子! アンジョーちゃんや、どういう経緯で山場先生の家におるん?」
またその話か。山場はあちこちの教師に聞かれるこの話に辟易していた。他の教師陣は何とか適当な話で誤魔化してきたが、彼女はそうもいかない。
山場とアンジョーと呼ばれる生徒が同居しているよりも、このミステリアスなノゾミ先生は年齢、経歴、全てが『謎』に包まれている。寧ろ、山場としてはノゾミ先生の方を知りたいくらいだった。
「交換条件ですよ、俺の話が聞きたいなら、ノゾミさんも白状してください」
「むぅ~、硬いやっちゃなあ。吉本興業養成所『NSC』卒業、好きなお笑いはサンドウィッチマンとバナナマン」
「それは聞きました。まさかあれですか、俺とアンジョーが同居しているのって『シェアハウス』のネタ繋がりですか?」
「萬みきお最高やん! めっちゃええ声してんねん!」
突然鼻息荒く大好きなお笑い芸人(の別のキャラ)について語り始めたノゾミ先生をそのままに、山場はこっそりと保健室を後にしようとしたのだが。
「逃げようったって、そうはいかん。さあ、うちが白状したんやから、今度は山場先生の番やで?」
いつの間にかドアは電子鍵がかけられていた。ノゾミ先生の手には白いリモコン。これは、アンジョーとの関係について語らないと”逃げられない”らしい。
「因みに、そのコントの内容と俺とアンジョーの生活は全然違いますよ?」
「うっそー!? あれが全てやと思ってたわ!」
本気で驚くノゾミ先生はよほど世間知らずらしい。どこの世界にコントで作られた刑務所の模範のような設定で出来たシェアハウスがあろうか。そんな厳しい環境に14歳の少女を住ませるくらいならば、別の場所に住ませた方が彼女の為だ。
さて、ここからが本番だ。どうやってノゾミ先生をうまく言いくるめようか。
山場とノゾミ先生の静かな頭脳戦が開始された。
(了)
勝手に遊びましたペコリ(o_ _)o))
二次創作って楽しいですよね(*´Д`)💛タカバタケへの愛はあふれているので、多分お題を下さればいくらでもネタが・・・