【ifタカバタケ】学園モノラブコメ(2025年😁)【パロディ二次創作】
【もしもタカバタケたちが、2025年の高校生だったら】
約1200文字
《私立AC学園、敷地内。
ソメイヨシノが美しく咲き乱れる中、春の新入生の受け入れで、敷地は大いににぎわっていた。
15歳を迎えた高畠ノブオは、その優秀な学力で、特待生として学園に推薦入学していた》
****************
僕は走っていた。
初日から、AC学園の入学式に遅刻しそうだった。
田舎から東京に一人暮らし出来たけど、朝が弱い僕にとっては修行のような毎日になりそうだ。
僕は貧弱な体に鞭を打ちながら、息を切らし走り続けた。やがて構内に入る手前の大きな校門が見え、その奥に群生するピンク色の桜の木が見えた。
《ノブオが桜の舞うAC学園の敷地に足を踏み入れたその時。彼の目に『セーラー服を着た、長い黒髪の女の子』が飛び込んできた》
それは、突然だった……。
僕の中で時間の流れが変わっていた。
ゆっくりだ。
ほとんど止まっているようにゆっくりと目の前の景色が動いていた。
その中心にセーラ服を着た女の子がいた。
景色はその色を失い、距離感がなくなった。
いったい、今僕に何が起こっているんだ?
ひらり、ふわり。
目の前を桜の花びらが、スローモーションのように、ゆっくりと落ちていった。
彼女の周りだけ、スポットライトが当たっているかのように明るく輝き、その周辺はぼんやりとしていた。
ひらり、ふわり。
僕の目にもう一度、桜の花びらが映った。
僕は恐ろしくなり、足をこぶしで叩いて感覚を取り戻すと、転ばないように気を付けながら、できるだけ速度を上げ、その場を立ち去った。
《このシグナルがすべての始まりである事を、ノブオは、まだ知らない》
****************
入学式では、教頭である「古城(コシロ)」先生が式を取り仕切っていた。
「えーそれでは、理事長より新入生に言葉を送ります。理事長お願いします」
「みなさん、入学おめでとう。思うように頑張ってくれ! 以上!」
学園理事長からの挨拶はとても短く、あっという間に入学式は終わった。
僕の教室は1-Aだ。ぼんやりとしていたら、いつの間にか校内で迷ってしまった。
僕はあわてて1-Aの教室へ急いだ。
到着した教室の前で扉を開いた時、僕は躓いて転びそうになった。その時、後ろから誰かに支えられた。
「君、大丈夫かい? えーっと?」
「あ、高畠ノブオです」
「あー、あの特待生の……俺は山場(ヤマバ)。1-Aの担任だ」
「山場先生、すいません。躓いてしまったみたいで」
「ハハハハハ、大丈夫ならそれでいいさ」
そう言って山場先生は僕を教室に押し込んだ。
教室の中には30人ほどの生徒がいたが、その中で一人だけが光り輝いているように見えた。さっきのセーラー服の女の子だ。
僕は息が詰まった。
青色と黒色の混ざった、シルクのような長い髪。創造主が与えた、目と鼻と口のバランス。すらりと伸びた手と足。黄金律の背格好……
「……君! 高畠君! 大丈夫か?」
「あ、すみません大丈夫です」
僕はあわてて、一つだけ空いている席に座った。
《ワンシーン切り出し妄想です。
続きません。。。😁》
※ 本編ではないので、作り込はありませんm(__)m
【登場人物紹介】
※イラストは【タカバタケ二次創作】に使用可能です。
著作権は『暁月夜まくら』『rira』に帰属します。
舞台は2025年、東京の私立AC学園。
参加型イベント盛り上げていきます!
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