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【本編連載】Dr.タカバタケと『彼女』の惑星移民

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note創作大賞2024出品作《Dr.タカバタケと『彼女』の惑星移民》の【本編連載マガジン】です。 1話2000文字程度、5月23日から毎日17:00に投稿しています。
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【あらすじ‐#1】Dr.タカバタケと『彼女』の惑星移民【創作大賞2024参加作品】

【創作大賞2024参加作品】#恋愛小説部門 Dr.タカバタケと『彼女』の惑星移民2部構成。全13章…

【#2】Dr.タカバタケと『彼女』の惑星移民【創作大賞2024参加作品】

【本編連載】#2 まずはこの新しい星、エリンセ。  この星の1日は48時間ある。サイズは地…

【#3】Dr.タカバタケと『彼女』の惑星移民【創作大賞2024参加作品】

【本編連載】#3 脳内時計が11:00のシグナルを発した。休憩の合図だった。  本来なら働…

【#4】Dr.タカバタケと『彼女』の惑星移民【創作大賞2024参加作品】

【本編連載】#4 僕は胸のアタッチメントに2機を取り付け、自動運転装置(※)に乗りこんだ。…

【#5】Dr.タカバタケと『彼女』の惑星移民【創作大賞2024参加作品】

【本編連載】#5【2章 時空短縮法】SIDE(視点):ノボー・タカバタケ 西暦3230年(新星…

【#6】Dr.タカバタケと『彼女』の惑星移民【創作大賞2024参加作品】

【本編連載】#6【3章プリマベーラ(出会いの春)】 【3章-0 西暦3200年代の時代背景…

【#7】Dr.タカバタケと『彼女』の惑星移民【創作大賞2024参加作品】

【本編連載】#7 【3章‐1  始まりの鐘】SIDE(視点):ノボー・タカバタケ 西暦3220年3月28日 入所式の日 地球  僕は走っていた。  初日から、AC.TOKYOの入所式に遅刻しそうだった。  チルドレンでは集団生活だったので、時間管理には何の問題もなかったが、一人暮らしではそうはいかない。昨日も明け方まで調べものに熱中してしまったせいで、眠るタイミングを完全に逃してしまっていた。  僕は何かが気になると自分が置かれた状況や時間を忘れてしまう。もしかしたら

【#8】Dr.タカバタケと『彼女』の惑星移民【創作大賞2024参加作品】

【本編連載】#8 【3章-2 コシーロ研究室】SIDE(視点):ノボー・タカバタケ) 西暦322…

【#9】Dr.タカバタケと『彼女』の惑星移民【創作大賞2024参加作品】

【本編連載】#9 テキスト技術。これは脳に入れられたチップを通じて情報を交換する方法だ。 …

【#10】Dr.タカバタケと『彼女』の惑星移民【創作大賞2024参加作品】

【本編連載】#10 そのあとはすぐに解散となった。初日は顔合わせだけで終了のようだ。口を利…

【#11】Dr.タカバタケと『彼女』の惑星移民【創作大賞2024参加作品】

【本編連載】#11 9:00ちょうどに、コシーロ教授とユミ助教授が研究室に入ってきた。 教授…

【#12】Dr.タカバタケと『彼女』の惑星移民【創作大賞2024参加作品】

【本編連載】#12 あまりにも突然すぎて、僕はどう受け止めたら良いのかわからなかった。 研究…

【#13】Dr.タカバタケと『彼女』の惑星移民【創作大賞2024参加作品】

【本編連載】#13 【第3章-3 地球の予言/『彼女』の夢】SIDE(視点):S.H.E 西暦3220…

【#14】Dr.タカバタケと『彼女』の惑星移民【創作大賞2024参加作品】

【本編連載】#14 「うおおおおおーなんだよそれ!」  ヤマバの嬉しそうな声が研究室にこだました。 「ノボー! おまえが人類を救うのか! 始めて見た時から変わっていると思っていたけど、おまえは救世主だったんだな!」  頭をあげると、ヤマバが、タカバタケの背中をバンバンと叩いていた。  コシーロ教授は「シー君、本当か…我々は救われるのか? この研究室が人々を救うのか?!」と私ににじり寄ってきた。  そっと背中に誰かが触れる。  ユミ助教授が涙ぐみながら、「よかったねぇ