１番印象に残っている先生の話

皆さまこんにちは(*^^*)いかがお過ごしでしょうか？

今回は、私の 想い出話 をちょこっと語ります✧*｡٩(ˊᗜˋ*)و✧

あなたの中で印象に残っている先生って、どんな先生でしたか？

私がこれまで出逢ってきた先生は、本当にどの方も素敵な人ばかりだったのですが、その中でも１番印象に残っているのが 小学2年生の時の担任のS先生 です。

S先生（女性）はその年が定年で、教員として担任を受け持つのが私達のクラスが最後でした。

本当に先生達ってやること沢山あって大変だよなって感じるので、今思うと本当にあり得ない先生だったなとも思います。

それでは、早速、あの頃の想い出を語っていきます

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その先生は毎日、手書きのお便りを私達に配ってくれていました（いや、すごい..）

毎日の仕事内容に加えて、毎回書いて、印刷してって..（当時は分からなかったけど、本当に凄いことだったなと。）

それを各自、二つ折にして穴あけパンチで穴を開けて黒ひもで綴じていく。※A3の用紙を半分に折ってA4サイズになったものを綴じていました。

表紙は厚紙で、一年間綴じ続けたそのお便りはずっしり重く一冊の想い出アルバムになりました。（ガチでかなり重かった）

そのお便りの内容は、だれだれ君がこんな素敵なことをしてましたとか、今日のお誕生日はこの人って写真付きでどんな子っていうのを丁寧に書いてあったり、

なわとびの記録の上位10名は誰でしたとか、今月本を読んだ数が多かった子は誰とか、一人一人が育ててる野菜の名前紹介とか、誰々のお父さんが図工に使う木材を提供してくれましたとか、色々な内容が毎日書かれていました。

そこに毎回先生が選んだ3人～5人の絵が必ず載せられるんです。

上手い、下手とかは関係なく満遍なく選んでくれてる印象はありましたが、やっぱり載った時はいつも嬉しかった。

この先生は毎日の宿題のプリントに必ず絵を描くコーナーを設けていました。

今日は紫陽花（あじさい）を描いてみよう。今日はどんぐりを描いてみよう。今日は自分の手を描いてみよう。

今日はたんぽぽを描いてみよう。今日はチューリップを描いてみよう。今日は消しゴムを描いてみよう。

という感じで毎回テーマがあります。

私は自然にたくさん囲まれた環境にいたので、毎回実物を取りに行ってました。

どんぐりを拾ってきたり、紫陽花やたんぽぽを摘んできたり、実際のものをじっくり見て絵を毎回描きました。

紫陽花やどんぐりやら、その季節に合ったテーマ内容だったので、季節感も自然と身に付いたし、ものすごい細かい所まで観察する癖もつきました。

"この花の葉っぱはギザギザしているな"とか、"チューリップは花も葉っぱもかたくてしっかりしてるな"とか、それぞれの花の香りも覚えているし、"この部分からこう生えるんだ "とか、

"実際の光の当たりかたでこういう影ができるんだ "とか、たまに動物もテーマだったりして、その時は本を見ながら描くんですけど、耳の形はどう？とか目の位置はどうとか凄い観察するんですよね

なので、細かい所に気付く力と言うか、本当に観察眼は凄く身に付いたと思うし、特徴を捉えるのもうまくなったと感じています。

"見て、感じて、考えて描く"

それから、集中力とか創造性も自然と鍛えられた気がしています。

そして、そんなある日私は絵画のコンクールで最優秀賞に選ばれて県代表として表彰をされました

授業の時間内に描きあげるには皆より遅いペースだったので『どうしよう、間に合わない』と、ボロボロ泣きながら描きあげた作品でした(笑)

その絵が展示から返ってくると、先生は絵と、表彰状をそれぞれ額縁に入れて、私が賞状を持って笑ってる写真と一緒に、わざわざ自宅まで持って来てくれたんです。

実はもう、自分の親が額縁は買ってくれてたんですけど、先生がわざわざ用意して入れてきてくれるとは思わず、本当にびっくりしたし、嬉しかった記憶が鮮明にあります。

本当に惜しみなく私達に愛情を注いでくれた先生でした。

他にも色々とエピソードはあって

今、考えると本当に驚きなんですが、先生が大きな段ボールと一緒に出張から帰ってきたことがありました。

『お土産買ってきたから、今からくじ引きしよう！』って、くじ引きが始まったんです。

たとえ、消しゴムとか鉛筆とかでもびっくりなのに、そのお土産って全部内容が違うもので、おもちゃ屋さんで誕生日とかクリスマスに買って貰えるようなレベルの物だったんですよ。

もしかしたら、もうその年が教員最後だったからというのもあったかもしれないですけど、本当に今考えたら凄かったなと...

そして、私がほんの数日だけ入院をしてしまった事があって、学校へ行くとその日の朝の会で、私はその場に起立するように言われて、起立すると

『○○さんが、無事に帰ってきてくれました！みんな拍手で迎えよう』って言って、皆が拍手して"おかえり"って言ってくれて。

次の瞬間、私は皆の目の前で先生に抱きしめられて『無事に帰ってきてくれて、本当に良かった。ありがとう』って言われて、それが本当に私には衝撃的で１番強く印象に残っています。

愛や優しさに包まれるような感覚。

その先生は愛情深く私達に接してくれました。

実際、私も教員をしていた時代があって、その圧倒的な仕事量に自分に余裕なんてなかったし、ここまで心穏やかに、そして丁寧に、時には熱く接してくれた先生ってなかなか居ないよなと感じています。

もう本当に大好きだし、心から尊敬できる方でした。

すごく懐かしくなって、最近になってまた絵を描き始めたんですが、

私が人生の中で１番真剣に絵を描いてた時期ってこの小学2年生の１年間だったと思うし、やっぱり才能とか関係なく、毎日やってたら上達するものだと思うから

私はこの先生が絵を描くっていう事を大切にしてくれていた事は本当にありがたかったなと思うし、この先生に当たることが出来て本当に運が良かったなとも思います

本当に大切な事をたくさん教えていただいたし、本当に温かな時間だった。あのアルバムは今手元にないんですが、ふとした時に何度もあのアルバムを開いては優しい気持ちになっていました。

本当に先生と過ごした時間もアルバムも、とても大切なたからものです。

先生、心から、ありがとうございました❁*‧⁺✧︎*ﾟ･*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･*:.｡.

ここまで読んで下さった方々も、本当にありがとうございます*･ﾟ(❁´ω`❁).ﾟ･*.