見出し画像

闘鷲降臨~ダンス、ダンス、ダンス(23-24Game30~33) #FE名古屋

オドルンダヨ。オンガクノツヅクカギリ。
※画像と記事は関係ございません


10/20 Game1 FE名古屋 66-79 三遠

  • 前節の怪我で佐土原が欠場。とはいえ脳震盪等、もっとひどい怪我で離脱という可能性もある状況があったことを考えたら、単なる「コンディション不良」だけの発表だったのは僥倖だった。他にも離脱者に、細かい怪我と疲労によるパフォーマンスの低下が顕著。シーズン半ばでなかなかの野戦病院ぶり。まあ、理由はそれだけではないにせよ、年明けの5試合の平均得点が63.8点ではひとつ勝てたことすら奇跡ともいえる

  • 今季好調の三遠。ベースは外国籍3人+帰化アジアの圧倒的な能力だが、日本人選手も金丸細川を筆頭に多士済々。特に熊本から移籍した佐々木が完全にB1にアジャストしたのが大きい。が、選手の能力以上に大きいのは大野HCにより植え付けられたメンタルかもしれない。とにかく攻守に「やりきる」姿勢が強く、チーム全体で手ごたえを感じているだろう。怪我の多い選手も多いイメージのため、そこを皮切りに落ちてくるかと思ったのだが、今のところ健康。そして健康なうちは間違いなくトップを争えるチームだろう

  • 得点が取れないこと、そして佐土原がロスター外かつJJの状態がイマイチということもあり、FEはスターターにテコ入れ。ヘンリーとルークをスタートに入れたビッグラインナップに。一方の三遠も細川と佐々木を怪我で欠き、けして万全ではない

  • 1Qは序盤こそ三遠に0-6と走られかけるも、すぐに得点ペースを取り戻すといったんはリード。しかし、ここでなかなか得点を積めないのがFEの辛いところ。相手の攻撃をいい形で止めてターンオーバーを引き出し、良い形の攻撃を作る、までは理想的な形だが、肝心のシュートが入らないことで差をつけることができない。そうこうしているうちに相手にも得点を積まれて20-21とほぼイーブンな形で2Qへ

  • そういう停滞を見逃さないのが強いチームの条件。今季の三遠もそういうチームだ。この日でいえばルークが1Q早々に2つのファウルでベンチに下がり、1Q終盤から再出場したものの2Q残7分弱のところで3つ目を犯して下げざるを得なくなったところが分岐点。そこまでは2~3点差で推移していたところ、ここで0-7のランを出されて点差は10点に。途中追いすがって5点差までは詰めよるものの、結局ハーフターンは37-48と、現状の実力をそのまま表したものに。

  • ここのところ苦しいのはハーフタイムの修正があまり機能していないということかもしれない。というか、スターターの立ち上がりがはっきり悪い。1Qもいきなり0-6のランを出されていたけれど、3Qもいきなり0-7のランを出されて詰めたい点差は逆に18点まで拡大。こうなると10-0以上のランを2回くらい出さないといけない状況になるわけで、根本的なところで得点力のないFE名古屋にはいかにも厳しい展開。そして、そういう風に力が入ればシュートは余計入らないもの。後半三遠を31点に抑えこんだ守備は誇っていいが、後半も止まることのなかったターンオーバーは試合を通して18個を数え、攻撃が機能しないまま押し切られる形となった。

Rating

3 ルーク 5.5
ファウルトラブルが痛かった
6 根來 –
出番は作れなかったもんか
10 杉本 5.0
この強度で走ったうえで3Pを決めてほしいの
11 ヘンリー 5.0
彼だけの問題ではないにせよ、ターンオーバーは多すぎたね
13 中村 5.5
守備の強度は出せるが攻撃で相手の強度に耐えられない感じ
15 川嶋 5.5
最低限仕事はしてる
16 満尾 5.5
積極性はあった。あとはブロック食らわないフィニッシュだけ
21 笹山 5.5
個人としてはよくやっていたけど、これ以上望むのは酷かね
22 JJ 5.0
疲れ切ってるな、という印象
24 鍵冨 –
得点力のないチームのあおりを食っている印象
54 オマラ 5.5
FTよく入っていたのはよかったね
HC 5.5
得点力不足はいかんともしがたく

PotG 浅野 6.5
特別指定選手がいきなり大仕事。外国籍相手にも身体張れていた

10/21 Game2 FE名古屋 62-90 三遠

  • 正直なところ記憶がないが、「シューティングレンジ枇杷島」というくらい三遠の、特に外のシュートが良く入っていたような気がする

  • 前半29-58だったので、Bリーグにおける最大点差の敗戦って何点差だっけ、ということを調べ始めたことは覚えている

  • ちなみに最大点差は57点だった。上には上がいるな

Rating

3 ルーク 5.0
球際の弱さ際立つ
6 根來 5.5
彼が時間稼げることは重要
10 杉本 5.5
少しずつでいいから抽斗を増やしたい
11 ヘンリー 5.5
上手く守られた感
13 中村 5.0
二けた得点を取っても、0アシスト3TOVでは褒めようがない
16 満尾 5.5
前日に続き積極的なところは見せられた
21 笹山 -
少しだけ出たものの状態不安でヤメた模様。早く治して
22 JJ 5.0
深刻
24 鍵冨 –
このメンツで出番がないの、本人もキツいだろうけど、正面から受け止めてほしい
54 オマラ 5.5
いてくれて助かったが
HC 5.0
攻守ともに単調

PotG クラーク 6.5
あの身体でもあれだけできるんだなって

10/27 Game1 FE名古屋62-67渋谷

  • チケット争奪戦に敗れたので私はドルアリにいました(HAWKくんありがとうね)

  • 電波状態はあんまりよくなかったけど一応二窓(なお片方はリアル)で追ってみた

  • 前節心配された佐土原は無事復帰。最大の収穫

  • 守備は良かったけど1歩先行された後、「あと一つ」というところでことごとく得点を積めなかったのが響いた試合

  • 一回でも追い越してればまた変わったと思うんだけど

  • 画面に目をやるたびにオマラがポストでもらってダブルチームでつぶされていたので「そういうところだぞ」感はあった

  • 残3分36秒で2点差まで詰めたところで0-7のラン出されたところがすべてだよなあ

  • その後の笹山の連続3Pは見事だったけど結局は画竜点睛を欠くであった

  • 守れていたこととターンオーバーが減ったことは良かったんじゃないかな

Rating

3 ルーク 5.5
必要な仕事はしていた
6 根來 ―
今日はベンチでお仕事
8 佐土原 5.0
復帰戦で空回っていたね
10 杉本 5.0
シュートを止めるな
11 ヘンリー 5.5
精神的な安定感がほしいね
13 中村 5.0
守備では計算できるけれど
16 満尾 -
こういう日こそ守備を頑張りたい
21 笹山 5.5
良く盛り上げてくれたと思う
22 JJ 5.0
シュートタッチが悪いまま
24 鍵冨 –
この構成にどうやって組み込もうかねえ
54 オマラ 5.0
いないと困るが6TOVはもっと困るんですわ
HC 5.0
一桁点差はベンチの責任、を地で行く試合だったのでは

PotG 6.5 クレモンズ
PGかどうかはともかく、良い選手ですわ

1/28 Game2 FE名古屋 80-67 渋谷

  • 前日まで8試合連続で得点が70点を超えていないFE名古屋。この間1勝7敗という結果も残念でもなく当然。というかよくひとつ勝ったなレベル。その間、守備自体は70点台以下に抑えられている試合は7試合あるわけで、けっして守備の面で戦えていないわけではない。一方、渋谷は前日32分出場で勝利に貢献したジョシュ・ホーキンソンが欠場

  • 得点をどう順調に積んでいくか、というのが大事なチームだけど、得点の手段が限られすぎるのが問題。ただこの日は1Qは相手がオマラのところの高さのミスマッチをあまりケアしてこなかったこともあり、序盤はオマラのインサイドポストが機能。さらにヘンリーのドライブも好調で、ペイント内で確率よく得点を積み重ねる。ただ、守備はけしてハマっていたわけではなく、クレモンズとケリーを捕まえきれずに失点がかさみ、攻撃の効率の割にはリードを広げられる雰囲気にはならなかった。が、最後にJJの粘りからのアウトレットパスが佐土原の3Pを引き出して19-14。見た目は悪くない数字で2Qへ

  • 2Qも似たような展開だったが、今日は渋谷のインサイドに高さがないこともあり、ヘンリーが引き続き気分よくプレー。ルークの3Pをアシストで引き出しつつファウルをもらうなどで7得点。このQはインサイドをかなり締められていた影響でチームとして2P%は振るわなかったが、替わりにルーク佐土原中村が3Pを高確率で沈めて得点を重ね、リードを拡大、38-29で後半へ

  • 3Q、ここまでお互いにほぼ速攻が出ていなかったが、序盤でいきなり2つの速攻で加点しリードが12点まで広がったところで渋谷はタイムアウトで立て直しを図るも、ヘンリーの勢いは止まらない。このQは4つのFGをすべて成功させたにとどまらず、4つのアシストを配給。相手の攻撃をストップしたところからの速い攻撃で加点という理想的な展開で点差は最大21点、Q終了時でも17点と優位に

  • ただ、4Qは我慢のいる展開に。序盤4つのポゼッションで3本の3Pを決められる。特に最後のものは個の力ではなく明確にチームとして崩された末のコーナー3だったこともあり、ここでタイムアウト。ただ、普通ならこれだけ連続でやられると点差がひと桁になっていそうなものだが、そうさせなかったのが今日大爆発のヘンリー。相手が3P攻勢で追いつこうとするその時間帯を独力で9得点、さらにはルークの3Pをアシスト。4QスタートからのFE名古屋の12得点にすべて絡む得点で追撃を許さない。その後はじわじわと詰める渋谷だったが、こちらは必死の守備と泥臭いながら重ねた得点は80点まで到達。最後まで集中を切らさなかったFE名古屋が久々の勝利をものにした

Rating

3 ルーク 6.5
3P3本もだけど、ギブスにぶつかりながらねじ込んだ速攻が良かった
6 根來 ―
プレーする喜びを背中から感じる
8 佐土原 6.5
本調子ではないだろうけど、2本の3Pは値千金だった
10 杉本 5.0
Not his day。だけどシュートを止めるな、でいい
11 ヘンリー 7.0
神いわゆるゴッド
13 中村 6.0
エキストラパスをフェイクにしての3P成功は見事。お願いだからクロックは見て
15 川嶋 6.0
クレモンズの首に鈴を付ける役目お疲れ様でした
16 満尾 -
日々課題に取り組んで
21 笹山 6.0
浩陸が良かった分出番は短めも、濃い働き
22 JJ 5.5
悪いなりにやれることはやってくれてるんだけど、消極的にならないでほしい
24 鍵冨 –
働き場所を見つけたい
54 オマラ 6.0
今日は攻撃では落ち着いて周りを見えていた。審判の判定とは喧嘩しないでほしいところ
HC 6.0
ヘンリー様々だけど、タイムシェアや構成のぶつけ方は上手くやったんじゃないかな
クルー 6.5
前腕の使い方を厳しくとる審判はいい審判だと思うんですよね(個人的見解)

Impression

  • 前半戦、というかここまで33試合。FE名古屋は平均得点71.4でリーグワースト2位と苦しんでいる(ワーストかと思ったらまだ下がいてビックリした)

  • 無論のことながら攻撃関連のスタッツも軒並み低い。3P%は一番高い渋谷とは10%近く、アシストも1位の三遠と6本もの差をつけられての堂々のリーグ最下位、にもかかわらずターンオーバーはリーグワースト6位という多さなので、単純に攻撃が下手

  • それでここまでなんとか15勝もできているのはひとえにリーグ5位の失点の少なさということで、そこのキャラは崩すことはないと思う。赤と青で全然違うバスケやっててもいいじゃない

  • まあ、顧客への訴求力があるかというと微妙なので、別のアプローチも含め運営は頑張ってほしい。ジョシュが欠場するとなった瞬間に入場者が200人減るというのがクラブの現在地、われわれは踊り続けるしかないのだ

  • ところで採点で初めて7.0出したけど、異論ある?←



この記事が参加している募集

スポーツ観戦記

Bリーグ

サポートいただくと、現地レポートの割合が増えます。何卒。