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決まって見る夢

 その夢を初めてみたのは、幼稚園年中のころだったかと思います。その夢というのは、熱を出して寝込んだ時に今後も必ず見る夢となります。

 その夢はとても恐ろしく、無数の縦に伸びた黒い線が断ち切られる夢です。その後黒くてぐちゃぐちゃした丸くもなく、四角くもない物体に追いかけられるというか、巨大になりすぎて取り返しがつかないような、とても不安になるシーンへと繋がります。(この夢がなんとも表現し難いので、伝わりづらくてすみません。)

 その夢は必ず私を不安にさせ、孤独感を与えていきます。そして鋭い剣で斬り付けられているような感覚からか、ヨーロッパ(恐らくギリシアのあたり)の戦争を彷彿とさせます。それなのに私は戦っていなくて、愛している人々との繋がりが断ち切られていく感覚でとても悲しくなります。そして最終的に私は1人で立ち尽くします。昔はどこかの国の指導者だったのかもしれません。そんなたいそうな人間だったかは今の私からは想像もつきませんが・・・。

 さらにその後黒い物体が巨大になっていくことから、夢の中での私の敵対勢力はどんどん勢いを増し、私1人では敵わない圧倒的な大きさに膨れ上がります。

 その夢の恐ろしさ故、私は目覚めるとともに必ず泣いています。そのような夢は大人になるにつれて見なくなるという風に言われることもあります。しかし、その夢を私は今でも見るのです。全く同じシーン、同じ感情を押し付けてきます。同じく泣いてしまいます。普段は滅多に泣くことがない私でも、その夢を見ると泣いてしまいます。

 オチが全くないところでリアルさを伝えたいのですが、本当に今でも理由がわからず、熱を出すと同じ夢を見続けてしまいます。

 唯一あるとすれば、年々夢から感じる感覚が増しているということです。夢から感じる情景、感情から読み取れる悲しみの対象。よりリアルさを持って夢を感じることができてきています。


 この話はわかる人がいれば、詳しく教えてください。ぶっとんだ話ですみません。また更新しますね。

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