6冊目のコレクションと辞書愛の話を少し
新年おめでとうございます。
今年は去年のようなテーマフレーズ(『複雑なものを複雑なまま理解しようと努力する』)が浮かんでこなかったので、何書くかな~と思っていたら10日になっていました。まだ「軽率に褒める」しか浮かばない。でもこれはここ5年くらい使ってるしな~。
なので目標じゃない話にします。
私の新しいコレクション。
和英、和仏、仏仏、独和、英英に続く6冊目の紙辞書。
英アムハラ/アムハラ英辞典。
日本では見つからず、アメリカAmazonで送料込み6090円。
…え、安くない?
そもそもアムハラ語教材が少ない中でアメリカからの送料込みなら安い。そして私は紙辞書が好き。ポチらない理由がなかった。クリスマスイブのことであった。
年は明け、昨日我が家に届いた辞書。
見るだけでワクワクする。必要だからやってると思っていたけど、こうしてみると語学は私の趣味であるらしい。
中を見るまで知らなかったが、アムハラ→英だけでなく英→アムハラもついていた。これが便利。アムハラ語ネイティブの先生と会話練習をするとき、大体の発音と意味は分かっても綴りが分からないことがある。文字が違うが故のしんどさよ。islandがダサィトなのは分かったが、ድስትなのዳስይተなの?で終わっていたところ、islandで引いたらደሴት(ダセット)であることがちゃんと突き止められる。そもそも音の聞き取りちょっとミスっていたではないか。
両方入っている分、英語とアムハラ語が一問一答のように並んでいるだけで細かいニュアンスが分からないのは致し方ないか。また仏和辞書のように動詞の活用表が載っていないので、活用を理解するにはまた別の参考書が必要になる。教材はコンパクトにできないらしい。まぁいっか。
紙辞書が好きな理由は2つ。
1つ。よく言われる「他の単語が目に入る」というもの。調べたかった単語の周りに、気になる記載があったりする。読み物みたい。私が出会った中で一番面白かったのはこれ。
マンガ【不可算名詞】日本のコミック本。物語の絵は通常日本語の書き方と同様右から左に進む。そして登場人物たちはしばしばとても大きな目をしている。(出典:Longman)
注目するとこそこか…。
もう1つは過去の自分との再会。
辞書は引くたびに線を引いている。その線の色と本数で何回目なのか分かりるシステム。4回目あたりから「いい加減覚えようぜ…」というプレッシャーになる。なにこれ全然知らないんだけど、と思った単語が3回目だったりする。10年以上の付き合いになる和仏辞書を引くと面白い。matin(朝)のような超基礎単語も引いてた時期があったんだ。plusieurs(いくつもの)は5回引いた跡がある。もうさすがに覚えたけど。
去年最後のnoteにも書いたが、私は過去を振り返るという行為が好きであるらしい。
昨日手に入れたこのアムハラ語辞書も同じように使い込んでいくつもり。他の子と違ってケースなしのペーパーバックだから、扱いに気をつけなくては。
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