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やってこないチャンスは迎えに行くしか。

以前ちらっと書いたのだけど、国内で再派遣を待っている協力隊員に提供されるオンラインの語学訓練では私の活動言語:アムハラ語はカバーされない。

でも、アムハラ語をやりたい。
元々言語学習が好きなのと、マイナー言語なので需要はめちゃ少ないが分かればそれはそれで重宝されるだろうなぁという打算と、仮名でも漢字でもアルファベットでもない文字を扱う不思議な高揚感とに動かされて、アムハラ語ニュースを聞いてみたりテキストを開いてみたりしている。
けど、進捗は芳しくない。

大体の場合答え合わせができないからだ、と自分ではふんでいる。アムハラ語ニュースの英語版はないし、テキストも問題として載っている動詞の活用(これが一番できない)は分かっても他の動詞に当てはめた後それがあっているのかは確認できないし、つまり、よく分からん。

待機している私たちは毎月JICAに活動レポートを提出しているのだけれど、そこの自己研鑽の項目に書いたもんな。「アムハラ語学習としてはニュースを聞いて概要の大まかな内容を推測している。答え合わせができない点が難点である。」と。
それで活動になるんですか?という問いには「他にも色々しておりますのでアムハラ語に関してはご容赦頂きたい」と返したい。


JICAにアムハラ語追加の要望を出しつつ、自分で参加できるものないかな~日本でアムハラ語は厳しいかな~、と思っていたら、あった。

東京外国語大学オープンアカデミー

さすがの外大だった。


東京外国語大学(外大)オープンアカデミーとは外大が学生以外の人にも提供している生涯学習の場。生涯学習だけなら他のところでもフランス語や英語やスペイン語講座などは見かけるのだけど、そのラインナップにアムハラ語を入れてくれるところがさすが外大。好き。

今までは外大キャンパスにて対面で開催されており我が家から気軽に通える距離ではなかった。が、昨今の感染症の影響で全てオンライン開催になりました。有難い。

なお教えてくださるのは、唯一の(私調べ)日本で手に入る日本語のアムハラ語テキストを著された若狭基道先生。わーお。

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↑カバーを早々ととってしまった私のテキスト。

テキストから察するに、ユーモアある先生だと思う。日本で読むとぱっと見「このモデル会話なんでこの流れなのw」って思うページがあるんだけど、現地行くと分かる。あれは、リアルな会話(か、心のつっこみ)。


申し込んだはいいが、心配もあった。
人数足りなくて開講されなかったらどうしよう。
結果足りて開講が決まったのでこのnoteを書けている。しかし、エチオピア隊員は他にいなかった。その他の皆様はどんなきっかけでアムハラ語を勉強しようと思ったのかが気になりすぎる。仕事で必要で…ってことはそうそうないと思われるのだが。

そう、開講決まってからこれを書いたので、秋の語学講座は募集が終わっている。いいな、と思ってくださったそこのあなたには申し訳ない。
ただ外大は他にも言語モジュールという外国語教材もネットで公開していて、こちらはいつでも使える。

26言語+日本語と、言語の種類が豊富なので皆さんがお探しの言語学習に役立つかもしれません。私もフランス語学習に使ってました。


最後に。色々書いたけれど私は外大のオープンキャンパスに1度行ったことがあるだけで卒業生でも回し者でもないです。ただの、外大の存在を有難がってる人。
11月の開講が楽しみである。

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