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その価値観、本当に必要?

旦那とは学生の頃から付き合い始めてもう10年以上経つので、何か長続きするコツでも書こうかなぁ。

と思って書いてみたら、意外と旦那関係ない内容になってしまった。まぁいいか。


旦那は昔から、靴下を裏返したまま洗濯カゴに入れる人だった。それにイライラして、見つけるたびに散々怒り散らしたが、改善される気配はゼロ。

それもそのはず、彼に問題意識はないのだ。彼は靴下を履くときに裏返っていたら自分で直すし、うっかり裏返ったまま履いてしまってもまぁいいか、という考えの人間だったのだ。

翻って自分はなぜイライラするのか、考えてみた。

胸に手を当ててよくよく考えてみたら、なんと私自身、裏返った自分の靴下を直して洗濯カゴに入れるのを面倒に思っていたのだ!

面倒なのに、「裏返った靴下は直さないといけない」という、幼い頃に植え付けられた規範意識を疑うことなく、自分にも他者にも課してきた。

本心では自分はやりたくないけど嫌々守っているルールを、平気で破る旦那、最悪!

というのが、イライラの正体だったのだ!

本当に裏返った靴下が嫌いだったら、自分から進んで直すはずなのだ。特に何も思うことなく、自然に。

私は、自分が嫌なことを、旦那に押しつけていただけだったのだ。何という責任転嫁だろう。

もういいや。いったんこの価値観捨てよう。

そう思って以降、靴下の裏返りが一切気にならなくなった。自分も適当に気分で直したり直さなかったりするし、旦那の分なんてもはや、状態を気にすることすらなくなった。


誰かに、何かに、無性にイライラするとき。相手を変えることは不可能だから。そんなときは、自分の価値観を疑ってみるといいと思う。

その価値観、今の自分に本当に必要?

捨てても何の問題もない価値観を、勝手に握りしめて自分に課して、苦しくなっているだけかもしれない。

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