【本】『黙って喋って』〜ヒコロヒーの恋愛小説短編集〜
この書評記事を書くのは、実は2回目
前回書いた記事を誤って消してしまったのだ
立ち直るのに2日かかった
改めて
もう一回力を振り絞って書こうと思う(笑)
結論、すごく面白かった!!
一編がとても短いので
サラサラサラサラ〜って読めるので
あっという間に読み終わってしまった
読みながら
「わかるぅ〜」とか
「あるよねぇ〜」とか
「クゥゥゥゥゥ…」とか
「うっわ」とか
いちいち声が漏れ出てしまう
それくらい
共感できる部分の多い小説だった
共感できるといっても
その物語に登場する人物と
境遇が似てるわけでもないし
性格も全然違うのだけれど
出てくる人たちの、
ある場面でのちょっとした感情とか
どんな行動をとるかとか
そういう
小さな小さな共感ポイントが多々あって
読んでて楽しかった
ほっこりでもなく
ドロドロでもなく
だからと言って
ただただ現実世界をリアルに描写しただけでもない
サラサラ読めてリフレッシュできる
でも心も掴まれちゃう
そんな短編小説集でした✨
その短編の一つに
好き…というか、気になるお話があって。
『黒じゃなくて青なんだね』
というお話
これ、
ある女の子が好きな男の子の好みに
合わせて、合わせて
合わせて
合わせて
合わせまくって
なんでも選んじゃう話でさ。
服とか髪型とか香水とか
とにかく、なんでも。
で、次第に
自分が好きなものとか
自分本位の選択基準とか
そういうものがわからなくなって
世界がその好きな男の子中心で周りはじめる…
みたいなお話なんやけど
これ読んだとき
角田光代さんの『愛がなんだ』を思い出した
私
『愛がなんだ』めっちゃ好きでさ
本だけじゃなくて、これは映画も良くて。
『黒じゃなくて青なんだね』や『愛がなんだ』
に出てくる主人公の女の子みたいには
絶対になりたくないって思うけど
でも
世の中の女性は(男性もかもしれん)
結構、こんな風になっちゃうんじゃないかな?
とも思う
自分も含めてね
意識して気をつけんと
好きな人や恋人の好きなものばっかり
選んでしまうこと、あるよね
でも
その先にあるのは
明るい未来じゃないんだなぁ、きっと。
それもわかってるのに、
自分の好きを大事にして
ありのままの自分のまま愛して、愛される方が
うまくいくって
頭ではわかってるのに
つい自分を見失っちゃうことあるよね
でもやっぱり
それはいややなって思う
自論やけど…
健全な恋愛の大前提には
“お互いの自立”が絶対あると思う
健全っていうのは
依存したり、傷つけあったりしない関係
…みたいな
で、自立っていうのは
“経済的な自立” だけじゃなくて
“精神的な自立”もね
どっちかが、どっちかに、寄りかかったり
どっちもが、お互いに、寄りかかり合ったり…
そういうのは避けたい
そうじゃなくて
お互いが自分の足でまっすぐ立ってる状態で
2人並んで
手を繋いでいたい🤝👫
それが
健全な恋愛だと思う
…うん、そう思う。
それに
その方が、持続可能じゃない?
サステナブルってやつ?(←言いたいだけ)
まあ、そんなにうまくいかないから
みんな小説読んだり
映画見たりして
癒されてるんやろうけどね
でも
自分はそんな健全な状態でいたいと思う
だって
大切な人のことはずっと大切にしたいし
自分も大切にされたいもんね(サステナブルにね)
そのためには
まずは自分を「これでもか!」ってくらい
満たしてあげんとね
元気に働いて、それで誰かに
「ありがとう🥹💕」って感謝されたり、
人間らしく体動かして
その後美味しいごはん食べたり、
好きなこと楽しんだり、
大切な人を大切にしたりさ。
……
日時生活でこういうことを語り出すから
熱苦しいって言われたり
綺麗事やんってつっこまれたり
するんやろうね←
でも、仕方ないやんね?
そう思うんだから
で、なんの話、これ?
いっつも脱線する(笑)
ヒコロヒーさんの『黙って喋って』
めっちゃ面白かったって話やね
ライトすぎず、重すぎない…
でもちゃんと小説の面白さ・感動を届けてくれる
ような小説をお求めの方!(←言い方笑)
恋や愛に悩む、大人の方!
隙間時間に小説を読みたい方!
に、おすすめの本だと思いました📕
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