20240803 昼寝、生命の原則

アナログに書いている日記帳を開くと、今日(3日)のページに昨日の記事がある。学校は夏休みに入り、曜日の感覚が失われている。何せ、金曜日は休みで、明日日曜日は仕事だったりするのだ……。昨日は、零時を過ぎて日記を開き、スマホのカレンダーで日付を見て、3日だと思ったのだろう。今日もだらだらと休日を過ごす。赤子をあやしつつだらだらと本を読み、赤子と共に昼寝をして、午後に少しばかり仕事。

読んでいる吾妻ひでお『失踪日記』に、「アル中病棟」の患者らの暇つぶしに関するエピソードで手段としての「昼寝」が描かれ、看護師から「夜に眠れなくなるので昼寝はしないで」といったことを言われるシーンがあった。まったく、そのとおりで、家にずっといると、昼寝をしてしまうものだ。しかしまた、経験から言って入院中というのはまさしくそうなのだが、衣食住に不安がなく、すべきことがなく、その他の欲求が満たされ、寝床があれば、寝るというのは、生命の原則だと言ったっていいだろう。しかし、それで夜にも眠れる人(妻子)はいいのだが、私などは、昼寝をすると夜更かししてしまい、翌日の朝が辛いのである。わかってはいるのだが……心に看護師を置くしかあるまい。

『失踪日記』を読んでいると、私自身の入院の日々や、閉鎖病棟で働いていた時期などを思い出す。帯にも「病棟は楽しいよ」とあるが……はっきり言って、良い思い出だ。

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