10/14 ウェーイな法師

『徒然草』五十二段〜五十四段には「仁和寺の法師」の話が並んでいる。

教科書にも載る、山上の社殿に行くことなく山下の寺院を訪れて石清水八幡宮を拝んだ気になった老法師の有名な段から、宴会で鼎をかぶって抜けなくなった話、先に埋めておいた宴会道具を祈りによって出現したかのように見せようとしたが、盗まれてしまい見つからなかった話。「余りに興有らんとすることは、必ず、あいなき物なり。」と教訓によって締められるが、しかし、仁和寺の法師たちのふざけていることよ。五三・五四段からは現代の一部大学生の「ウェーイ」な様が連想される。

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