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2、ヘッドフォンを選ぶ

前回の「1、スタートの時点で持っていたもの」で、宅録を始めようと思った段階での装備品を確認しました。
さて。ここからがスタートです。

まず難航したのが、ヘッドフォン選びでした。
悩みに悩んで決めたのが、こちらのヘッドフォンです。

ポイントは
・モニターヘッドフォンであること
・長い時間つけていても疲れなさそう(とレビューで判断した)
・はじめの一歩にいい感じのお値段
・audio-technicaのものを使ってみたかった

ずっとヘッドフォン欲しいなぁ〜とは思っていたのですが、それは音楽を聴くためにあればいいなぁくらいのモチベーションでした。そして音楽を聴くためにも、どれを選んだらいいのかわからない状態が、ずるずると半年くらい続いていました。
今思えば、買わなくてよかった。本当に。
その頃のわたしは、その音楽を聴くための普段使い用ヘッドフォンを宅録用に使えると信じきっておりましたから。

教えていただいて初めて知ったのですが、普段使い用と収録用のヘッドフォンでは性能というか選ぶ着眼点が違うようです。

音楽を聴くとき、低音がよく響くとか、高音がきれいに聞こえるとか、そういう点に着目しておりました。ヘッドフォンやイヤフォン売り場へ行くと、そういう言葉がよく並んでいませんか?
わたしがヘッドフォンやイヤフォンを選ぶときに気にするのは、上のような点しかありませんでした。というか、それくらいしか知識がなかった。

しかし収録用だと、それでは役割を果たしてくれないのです。
わたしたちは仕事上、収録した音源を加工なしに、ありのままの状態で聞いて様々な判断をします。つまり、ヘッドフォンにはありのままの状態で、わたしたちの耳に音源を届けてくれる役割を担っていただかなくてはなりません。ヘッドフォンに「高音を特にきれいにする」とか「低音をより響かせる」とか「耳障りな音はカットしちゃいますね〜」とか、そういう特殊スキルを持たせてしまうと、我々が仕事を全うできない。あくまでもヘッドフォンに求めるスキルは「ありのままに音源を聴かせてくれる」というもの。

というわけで、「ありのままに音源を聴かせてくれる」スキル持ちヘッドフォンを「モニターヘッドフォン」と言うそうです。

「モニターヘッドフォン」という言葉を知っているのといないのでは、欲しい情報までたどり着く速度が段違いでした。
そしてヘッドフォンの中で一般的かどうかと言うと一般的ではない(より多くの人が買い求めないという意味で)ものなので、かなり商品数が絞られて選びやすくなりました!

あとはWSで教えていただいた価格帯を参考に、自分の予算と見比べながら、レビューを見まくりました。そこはもう、レビュー頼みみたいなところがあります。なんせこちとらヘッドフォン初心者なのですから。

ただ、欲しいスキルが「ありのままに音源を聴かせてくれる」という点に絞っていたために、「あーこのレビューは参考にならないなー」とか「この人は低音が〜とか言っているけど、このヘッドフォンにそれ求めるのはお門違いじゃない?」とか、少し見えるようになって判断しやすかったです。

そしてここでもうひとつ、わたしが考えていたことがあります。
宅録はじめるぜ!いぇい!!なテンションで始めようとしているのはいいものの、自分の性格上、絶対絶対ぜーーーったい続けられるとは断言できませんでした。もう、本当に自分にセンスねぇわ!!無理だわ!!これ苦行だわ!!!みたいになっちゃったら、あっさり辞めちゃうことが多いもので…。
それを頭に置きつつ、まずはお試しでやってみようくらいの気軽さの方が、後々続いたりするんだよな〜とも思い、今から揃える道具はスキルアップと共にどんどん買い換える覚悟である!と決めました。

つまり、最初っから高額なものには手を出さない。最初の一歩だったらここくらいから始めたらいいんじゃないかなー?というランクから揃える、ということです。
この考えがあると、この後も何か手に入れるときに選ぶのが楽でした。とりあえず買ってみて使ってみるを自分に許可した形です。

本職にばりばり関係あるし、勉強のため!って思うと、ちょっと無理してでも○万のものに投資したくなる気持ちもありました。でも一旦落ち着いて、それ、使い続けなかったらただの浪費になるかもやん?だったらお手頃価格から始めて、使い潰していけばええやん?そのころにはもっとええの買える自分になったらええやん?という悪魔だか天使だか分からないものに囁いてもらいました。

あとは、わたしがaudio-technicaを使ったことがなく、タイミングが合えば使ってみたいなーと思っていました。最終的な決め手はaudio-technicaだったから、なのかも。

そのような経緯があり、audio-technical ATH-M20xを購入しました。

使った感想は、満足です!
今のところ疲れないし、自分の頭にちゃんとはまってくれるので安定感があります。わたしは収録時に片耳だけずらしてつけることが多いのですが、ずらしっぱなしでもすぽんっとぬげることはありません。
音の方は、聴きたい音が聴けていると思います。こればかりは耳の実力の程度問題もあるので、一概にこうでしたとは言えないところですが…。モニターヘッドフォンで音楽や他の方のナレーションを聴いたことがなかったので、初めて聴いたときは「せ、世界が変わったーーーー!!!!!」と感動しっぱなしでした。今までへっぽこイヤフォンで聴いていたのとは、情報量が段違い。慣れないうちはその情報量の多さに、少しの時間しか集中して聴けなかったくらいです。

あとはケーブルが3mあるんですけども、それが最初想像できなくて悩みました。家で使うのに3mもいるか???と。最初は「なっが!!」とケーブルを持て余していましたが、慣れれば気になりません。そして当初思い描いていたものとはかなり異なった配置になったので、3mあってよかったかなと思います。

以上が、わたくしのヘッドフォン選びについてでした。

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