宅録研究記録〜はじめに〜
初めましてな方も、そうでない方も、
どうも、遠藤 葵(えんどう あおい)です。
関東の色々なスタジオにお邪魔してナレーションをする、ナレーターでございます。
そんなスタジオでしかナレーションをしたことがないわたしが、この度自宅に宅録スペースを作りました。その記録をnoteにしていこうかと、ふと思いついた次第でございます。
第1回目の投稿は、宅録スペースを作るに至った経緯と、このマガジンの趣旨をご説明したいと思います。
あれは2019年のもうそろそろ冬だなぁという頃。
わたしはふと、思いました。
「あぁ、現場と似通った状況で練習したいなぁ。そうすれば現場でマイク前に座ったとき、何か居方が変わるかもしれない。それに、スタジオと似たような環境で練習できれば、もっともっと自分のナレーションにおけるクオリティがあがるのではないか…??」
「世の中の数多ある仕事の中ではごく一部かもしれないけれど、これだけリモートだ、在宅だと、場所を選ばなくなってきた。ということはナレーションもいつ何が変化してもおかしくない。もちろんスタジオのクオリティというのは一級品だし、エンジニアの皆様のプロの技があってこそのナレーションだから、そこはなくならないと思う。なんていうか、あり方の幅がもっと柔軟に広がっていくことは、今後の変化としてありそうじゃない??」
「なによりわたしがマイクで遊びたい!!!!!もっと知りたいんじゃあぁぁぁぁぁ!!!!!」←最大の本音
そんな感じでいつものあれがやってきました。計画性のない思いつきが。
「よし、宅録しよう」
…そう勢いよく思い立ったはいいものの、何から始めてみればいいのかさっぱりでした。
何はともあれ、ぐーぐるせんせーに聞くのが一番!と思い、
「宅録 やり方」
「宅録 ナレーション」
「宅録 機材」
「自宅 録音 環境」
などなど…思いつく限りの言葉を並べて、ひたすら検索しました。
もう履歴はそれ関係の言葉でびっしり。
しかし、宅録に関する知識なんて何一つなかったわたしは、それっぽい記事を読んでもさっぱりぷん状態。それもそのはず。スタジオではエンジニアの皆様が、完璧にセッティングしてくださいますし、完璧に編集してくださいますから、どれが何ていう名前で、何がどうなってナレーションの音声データが完成するのか、お恥ずかしながら分かっておりませんでした。辛うじて、「コンデンサーマイクは高い」「モニターに映し出される自分の声の波形の形はこんな感じ」くらいの知識です。
そんなわたしですが、約半年かけてじっくりゆっくり宅録スペースを作ってきました。まだまだ改善は続けます。その過程も葛藤も結果も、ほぼリアルタイムでこちらに投稿できれば、同じようなお悩みをお持ちの方の何かお役に立てることもあるんじゃないかと思いました。何が原因で、何故そう思って、何を感じて、どう考えて、結果それを選んだのか。そこまできちんと文章にしていければと考えております。「◯◯がいいらしい」だけじゃ、状況も環境も千差万別でしょうから、何も参考にならないと思いますし。結果も大事ですが根拠の方を知っておけば、色々自分にあてはめて応用がきくかな、と。なので、根拠がなかったり勘で決めたものは、その正直に書きます。
完成には程遠く、まだまだ発展途上だなと思うので、マガジンタイトルは「宅録研究記録」としました。
次の記事を目次としますので、更新の都度、そちらにインデックスを追加していきます。
基本的に無料記事ですが、クローズドなところで得た知識に関しては、申し訳ありませんが有料となる部分も出てくるかもしれません。
あと、もっとスキルアップしたい!!!研究したい!!という欲が湧き溢れて止まらないので、「頑張れ!」とか「参考になったよ!」とか「気まぐれだ!」とか、そういうお気持ちをもしも、もしもいただけましたら、本編の記事よりそっと購読ボタン(課金ボタン)を押していただけると泣いて喜びます。
それでは、遠藤 葵の「宅録研究記録」に
どうぞお付き合いくださいませ。
2020.05.08
ナレーター 遠藤 葵
ご覧いただき、誠にありがとうございます! 今後ともどうぞよろしくお願いいたします☺︎