「ひとを見下す」人に会って興ざめした話
とあるオンラインインタビューで取材した「創業者」
先日、とある取材でインタビューした経営者の方の話。
その会社は、簡単に言うと、「働きたくても、働けない人に手を差し伸べる会社」で、ホームページに書かれている理念に共感するところも多かったので、インタビューするのをとても楽しみにしていました。
ちょっとした一言に違和感を感じて・・・
約1時間ほどのインタビューの中で、なにか心につかえる言葉がありました。
その時はそれが何か全くわからなくて、モヤモヤするばかり。
でも、最近自分が「クライアント側」になったことで、その理由がようやくわかったんです。
「手を差し伸べてやってる感」に心がざわつく
私の心に引っかかった言葉は2つ。
インタビューの随所に出てきた「〜してあげる」という言葉。
本来はしなくていいのに、わざわざやってあげているんです、と言うニュアンスがひしひしと伝わってくる。
そして、「ほっとけばいい」。
「働きたくても、働けない人」を助ける仕事は、利益にならない。だから、本来は「ほっとけばいい」ですよね。でもほっとけないんです。
と言う文脈でお話ししてました。
別におかしくないんじゃない?って思う人も多いと思います。
でも、心の奥底では、ワーカーを見下している感じが伝わってきちゃうんです。(見下しているというよりは、自分が上という感じかも。対等ではない感。)
「ほっとけばいい」って、私ならワーカーさんには使わない。
自分の立場が上で、自分が手を差し伸べてあげている感があるからこその表現だと感じます。
私がクライアントになってみて思うのは、ワーカーさんに対して、「仕事や報酬を与えている」と言う感覚ではなくて、「私の仕事のために、時間を使ってくれてありがとう」と言う感覚。
だから、ほっとけばいいって言う表現はすごく違和感があります。
思っていることは、言葉のどこかにでてしまう
取材というのは、本当にその人の人柄が見えるなぁと感じます。
同様に、私の人柄も透けて見えてると思います。
取材を始めて15分もすると、お互いにリラックスしてきて、言葉の端々に素が出てしまうんですね。
普段からどんなことを思い、考えているか。
特に人を雇う立場にある人は、大切にしたいことですね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?