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白も黒も正解なら「グレー」も正解なのか?

とあるクラスの取材をするまで

エクササイズをはじめて1年10ヶ月。

大人になってから運動を続けられたのは初めてで、体もこころも明らかに良い状態を維持できている。

わたしが通うエクササイズのクラスの魅力は、「人」と「空間」。

運動プログラムそのものは2の次。

だから、このクラスを知らない人には、この「人」と「空間」の魅力が伝わらないことに、ずっと歯がゆい思いをしていた。

現在、取材記事を始めて9ヶ月なのだけど、もっと文字の力で魅力をつたえられるのでは?という気持ちが大きくなり、通っているクラスのオーナーに取材を打診。

オーナーやクラスの応援をしたかったこと、取材の経験を積みたいことが目的なので、無料で申し出たところ、快く承諾。

先日、やっと取材が実現した。

よく偏愛記事が好まれるけれど・・

この記事の目的のひとつは、オーナーやクラスの応援をすること。

具体的には、クラスの魅力をもっと知ってもらって、新規の会員を増やすこと。

だから、公式サイトでは伝わらない魅力に焦点をあてて取材し、言語化することもできたのだけど・・・

読んでくれた友達の感想は、端的にいうと「クラスらしさ」「私らしさがでていない」だった。

わたしから見たクラスの魅力が伝わってこない、と。

なるほど、と思った。

無意識に、私の感想を書くのはタブーな気がしていたから。

今までは、「取材から読み取れる魅力」を最大限表現することに注力していた。

だって、それしか知りようがなかったから。

でも今回は、知りすぎている相手。

取材で聞いていない部分の魅力も知っている。

いわゆる「偏愛記事」をかくこともできる(たぶん)。

でも、それってアリなの?

取材でわかった魅力(客観的)+わたしが感じる魅力(主観的)が混在した記事って、どうなの?

取材記事に「個人的な感想」を書くのはNGなのか?

この取材の目的のもう一つは、取材の経験値をつむこと。

もっというと、経験をつむことにくわえて、記事をポートフォリオにして、営業をしたいと思っている。

それは、取材先のオーナーにも伝えていて、了解をもらっている。

その記事に、私の「個人的な感想」をかいたらどうなるだろう?

営業先の人がポートフォリオをみたときに、「結局、関係者なのね?」となるのでは。

要は、自社の取材を検討するうえで、「この人はうちの会社をしらない」「だから、魅力的な取材記事は書けないだろう」となるのでは、と思うのだ。

だから、そういう意味で、「個人的な感想」を書くのはNGだと思う。

白か黒じゃなくて「グレー」はないのか?

こころに留めていることばに、「正義の反対は、また別の正義」という言葉がある。

その意味は、正しさの反対は、また別の正しさということ。

すべてにおいて当てはまるわけではないのだけど、人生を楽にしてくれる言葉だと思う。

基本的に「白か黒か」という考え方に窮屈さを感じるのも、白も黒もある意味正解なのでは?と思うからだと思う。

白も黒も、ある意味ではどちらも「正解」。
それなら、中間のグレーも「正解」なのでは?

これが、現地点でみえてきたこと。

この「グレー」が具体的に何を指すのかは、まだわからないけれど。

試行錯誤で見つけていくことになると思う。

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