習慣の話

 また今日も仕事終わりにお寿司を食べてビールを少しだけ飲んで楽しい気持ちで帰宅し、この記事を書いている。先週となんだか同じような流れに偶然なっていて、帰宅する時に軽く驚いた。

 今、この記事を書きつつ、お湯を沸かしている。お湯が沸いたらお茶を作って(今日はグレープフルーツティー)、残ったお湯で湯冷ましを作る。もう少ししたら先ほど洗ったお弁当箱を拭きあげて、明日のお弁当を作る。お弁当には昨日作った薄味の(いつもと違う鍋で作ったら味付けに失敗した)肉じゃがをメインで入れて、あとはブロッコリーや冷凍食品をそれらしく詰めてお弁当は完成。そのあとに顔を洗って寝る準備をしたら、ほどよく冷めたお茶と湯冷ましとお弁当を冷蔵庫にしまって、ベッドの中で読みかけの小説を読みながら眠気を待つ。

 この「毎日お茶とお弁当を作る」というルーティーンは、実は十数年振りに復活した習慣だったりする。大学生の頃から、お弁当はほぼ毎日作っていた。社会人になってからはタンブラーでお茶を持っていくことがルーティーンに追加され、そのうち収入の安定と仕事の多忙さでお弁当作りはやめてしまっていた。一時期は飲み物も自動販売機で毎日水を買っていた。コロナの影響で再開したルーティーンなのだ。

 最初は勘を取り戻せず、段取りが悪かったことも多かったが、1か月もするとお弁当のおかずの詰め方やお茶とお弁当の作る順番などの要領をつかみ、今では所要時間を調整しながら同時作業ができるようになった。行動習慣は1か月程度で定着するそうだが、なんだか納得である。ちなみに身体習慣は3か月程度で定着するとのことだ。確かに昨年体質改善のためにレコーディングアプリで食事を記録したが、2か月目くらいまでは「焼肉が食べたい」「ハンバーガーが食べたい」「ポテトチップスが食べたい」など以前の食習慣が恋しくなったが、3か月を過ぎるとそこまで強くは欲しなくなった。体重もゆるやかに落ちていたのでモチベーションが保てたのもよかったのであろう。今では脂質の多い食べ物に気を付けていれば体重をキープできるようになった。余談だが1年で5キロ痩せた。

 「文章を書く」のも行動習慣なので、1か月続ければ習慣化すると言えるだろう。週に1度のぬるい更新頻度だが、「毎週日曜には何か一つ書いてあげる」という行動は身についてきたように思う。ぐだぐだな内容でも、1か月前は毎週パソコンの前に座って文章をとにかく書く、ということができなかったことを考えると進歩だ。昔は文章を書くことが好きだったし、得意な方だと思っていたが、久しくやっていなかった思いや感情のアウトプットを改めてやってみるとこんなに難しいのかと実感した。語彙も明らかに減少し、伝えたい表現がいまいちスムーズに出てこなかったりする。しかし、これも訓練すれば今よりはよくなるはずなので、着実に積み重ねるしかない。

 来週は下書きに溜め込んでいる記事を推敲してアップしたいと思いつつ、一発書きの文章を今日は上げることとする。

この記事が参加している募集

習慣にしていること

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?