ふつうに見えて意外と出てこない言葉

私は「ありがとう」が苦手だ。

使える人にはふつうに使える言葉だけど、私はすっと出てこない。

これは言ったほうがいいのかな?
と考えて言えなくなることもある。

考えてないて言えよ!と言われそうだけど、考えてしまう。

後になってから、あそこはありがとうございますと言うべき場面だったかもしれない、
と思い返すこともある。

べきとかじゃなく言えよ!と言われそうだけど、そのときに出てこないのだ。

就職して1年目の頃、当時の上司に「ありがとうとすみませんが少ない」と指摘されたことがある。

言葉のクセなのかもしれない。
思考のクセなのかもしれない。

けど、「少ない」
それが事実なんだろう。

何年も経っている今もそれは変わっていなくて。

近しい人を見ていて、この人はこまめにありがとうを言うなぁと、ときどき思う。

LINEで人とやり取りしていて、語尾にお礼をつけたらよかったのに、と送信してから気づくこともある。

後で気づく中途半端さはあるのに、その場で出てこない自分に、なんとも言えない気持ちになる。

当たり前のように「ありがとう」が言えること。

それはふつうでもなんでもなく、きっとすごいことだと思うのだ。





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