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意味

先日の「場所」に引き続き、今日は大学時代にやってきたことについて。今思えば、どの行動も意味を求めて起こしてきたことだなと気がついたので。大学を卒業したらこんなことをチマチマ振り返っていられる時間もなくなるかもと思って書いてます。

意味と目的について

私は、今働いている会社を含めると、計5社でインターンをしてきました。(冷静に多いし、やりすぎて足枷に感じたことも)その5社全て、こういう経験をしたいから、こういう目的があるから、と会社に伝えてやってきました。

とはいえ、どんな面接でも「この会社で何をしたいのですか?」「どうしてうちを志望したのですか?」と聞かれるはずで、その問いにしっかり答えている人はたくさんいると思います。だから、意味や目的を持って働いていることが特別珍しいことでも、自慢できることでもないと思います。

ただ、意味や目的を持って働くと、自分の中に軸ができたり、モチベーションのリカバリーがしやすくなるので、ヘルシーに働けるで!と伝えたいです。

もう少し具体的に言うと、仕事をいただいた時に、自分はこうなりたい、こういうことを身につけたいからここにいるんだ、と一種の存在意義のような意味や目的を想起することで、その仕事への取り組み方が変わるということです。ベルトコンベア的に仕事を右から左に受け流すことなく、得たいものに焦点を当てて仕事ができると思っています。

また、やる気がどこかに消えても、ここで仕事をする意味や目的に立ち返ることができれば、やる気もウェルカムバーーック!逆に言うと、意味や目的がわからなくなったら、それは潮時か、見直すチャンスを設けるべきだと思っています。

ここからは、自分の経験の整理を。聞いたことある!それ前も言ってなかった?という方、ごめんなさい。お付き合いください。

1社目: WEBメディアのライター

大学1年から2年になる春、初めてインターンを経験しました。ここに入った意味は、憧れを形にして、多少なりとも光と影を見る、という経験ができたことにあると思います。元々ライターという仕事には憧れていたので、単純にその肩書きをものにできた時は嬉しかったです。

あとは、月25本以上の執筆、1本あたりの記事にかけられる時間の目安、ヒット記事の本数など、きつめのKPIを追いながら仕事していくことは良い負荷になったし、実際にモチベーションにもつながりました。いかに他のライターよりも希少性の高い記事を書けるかを常に考えていて、アイデア出しや、しつこくリサーチする力も身についた。

あとは、ライターは匿名でやるので、「記事書いたで!見てー!」ということができないのですが、ある時たまたま、自分が書いた記事を隣の人が読んでいるのを見たことがあって。自分の書いた記事で行動を起こす人がいることがわかり、とても嬉しかった。情報はこうやって伝わって、影響はこうやって与えるんだと思いました。

プラットフォームって強いなと思ったのもこの時です。コンテンツはそれでは伝わなくて、力あるプラットフォームに載せることで初めて価値を持つことができることが往々にしてあります。もしかするとプラットフォームがあるからこそ、コンテンツが作れる、っていうことも言えるかも。知らんけど。

エディターになって見えたこと

記事を書きまくり、大型ルーキー的立場をつくり、プレゼンスを高めてみた結果、社内でMVPを取って昇格。エディターになれました。エディターという肩書きこそ一番の憧れで、まずはエディターになろうと思って記事を書き続けていたので、目標達成!嬉しい!

でも、エディターとしての仕事をしていくにつれ、組織構成やマネジメントの甘さが際立って見えてきました。

エディターは、自分で記事を書くのはもちろん、そこに加えて他のライターの記事を編集校正し、サービス上に公開する業務も行います。つまりライターの時よりも業務量が増えることになるのですが、このライターを担う人の数が圧倒的に足りていなかった。一方で、コンテンツは増やしていかないといけないので、新人ライターの採用はどんどん進んでいく。

結果的に、1エディターあたり10ライターの記事チェックをしなくてはいけないほどのアンバランスな感じになっていきました。イメージで言うと、食物連鎖のピラミッドが綺麗な三角形を維持できなくなった感じです。

これが自然界の場合は生態系全体に響くように、この会社の組織全体も厳しくなっているのは、会社のことが何もわからない大学生インターンでも感じました。

でも、当時まだ25,6歳のCEOが、毎日上下ユニクロみたいな格好で、Macの前で頭を抱えているのを見られたのもよかった。なんとかしようと躍起になっている姿は、かっこ悪いのにかっこよかった。

社長って一番苦しいんだろうなと思ったり。今まで人生で直接接したことがないがゆえに頭の中のイメージでしかなかった社長という存在ですが、悩みまくる社長を見たことで社長像が大きく変わりました。

なんか、生々しい!ので、1社目はここまでにします。ここは旅行やグルメに特化したメディアで、この分野には詳しくなれたし、何よりトレンドをちゃんと知っておこうという姿勢を持てました。旅行が好きになったのも、この仕事のおかげだし、本気だったのは間違いない。

そして何より、先にも書きましたが、他人の行動や、大袈裟に言えば人生を変えうる仕事ができるというのがメディアの魅力だし、今でも素敵だと思っています。他人の経験を創ったり、行動を変える仕事がしたいという、人生をかけるレベルで決めている私のビジョンも、この時から既に芽生えてきていたのかも。そう考えると、ここで働いた意味はとても大きなものです。

こんな感じであと4社分書くのでめっちゃ長い。長丁場すぎて耳キーンなるわ。

変な感じになってきたから今回は以上です、ご覧いただきありがとうございましたー!👋