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タイの山奥 瞑想寺で出会った友人と

1年ぶりくらいに、ある友人に東京であった。

彼女との初めての出会いは、なんと2020年初めタイの山奥のヴィパッサナー瞑想寺。
場所は北西部、ミャンマーに近い。アクセスもバンコクから数時間バスに乗ってまた乗り継いでと、そんなに良くない。
彼女はバックパックで世界を旅してて、私はマレーシア留学中の休暇でタイ国内を旅行していた。
ここでは瞑想が中心の生活で、朝から坐禅、歩く瞑想、菜食のご飯を食べたあと、また坐禅、横になって瞑想(ついウトウト...)、その後掃除、ご飯、坐禅、合間時々フリータイムが大体のスケジュール。
当時私は、本格的に瞑想をしたいというより、瞑想ってどんな感じだろうか?と興味本位で来ていた。私は1週間くらい滞在した。
タイ人はもちろん、欧州やアメリカ、はたまた日本人までいろんなところから来た人たちが集まっていた。
日本人は彼女を含め4人ほどいて、こんなタイの山奥で日本人に出会うと思ってなく、びっくりした。

笑顔が素敵なお坊さん


ここでの滞在の間、彼女とは気が合い仲良くなり、タイの後、マレーシアにも遊びに来てくれた。
ピンクモスクやバトゥ洞窟に行ったり、ナイトマーケットでローカルフードを楽しんだりした。
3日くらい一緒にいたかな。
時にはお互いフリータイム作って自由に過ごし、心地いい距離感で過ごすことができた。

マレーシアのピンクモスクにて


その後、彼女はコロナ禍にあたって旅を中断し日本に戻ってきた。私も留学を終えて帰国した。
彼女の本業は派遣の看護師、たまに島でリゾバしたり、お金を貯めては旅に出たり、いろんなところ飛び回っており、自由奔放。
それ故、SNSもあまりアップしておらず、どこにいるのかよくわからない。

だが、お互い帰国したその後も、一年に一回くらい会っている。
気づけばお互いメッセージを送り合ってるのだ。

で、今週久々にあった。
変わらず元気で楽しそうでどこかおっちょこちょいで、年は離れているけど歳の差も全くもって感じない。久しぶり感もない。

この日は夜、中野で落ち合い和食を食べに行った。
外は凍てつくような寒さ、暖かいものが食べたくなり、私はみぞれ鶏定食を。相手はカキフライ定食を。
メニューの片隅にご飯味噌汁おかわり自由と書いてあるのに気づきテンション上がる私たち。定食が運ばれ、いただきます。気の知れた人と一緒に食べるご飯はより美味しい。
もちろんおかわりもした。
もうお腹いっぱいだけど話し足りず、腹休めに少し歩きカフェへ。R&Bがかかっているお洒落な店内で、キャロットケーキをシェアして、カフェラテと共におしゃべり。

気づけば、
毎回その子は美味しそうに食べて、美味しい美味しい、幸せと言っている。
食べる時の口癖じゃないかくらい毎回口にしている。顔からもその感情が滲み出てる。
そんな彼女と一緒にいて、私までより美味しく幸せな気分になった。
食べすぎた罪悪感ももはやない。

久々に会って取り留めもないことたくさん話して、とてもいい日だったな。
異国の地で出会ったご縁。
楽しい時間をどうもありがとう。

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