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遠洋マグロ漁船でのみんなの知らない生活

遠洋マグロ漁船ってみなさんは

「ヤ○ザの女に手を出したら乗らされる」とか

「借金を返済しきれなくて乗らされる」とか

おふざけで話題にするくらいですよね。でもみなさんはマグロをたくさん食しますよね。
 
では、マグロはどのような過程でみなさんのお口まで届けられるのでしょうか?
考えたことはありますか?
 
また、遠洋マグロ漁船について興味を持ったことはありませんか?

「つらそう」

「日本へ帰れない」

「波にのまれて死んでしまう」

などのマイナスのイメージや

「各港に女がいる」

「男のロマン」

「1年乗れば家が建つ」

などのプラスのイメージが湧いてきたことはありませんか?
 
この記事をとおして、大学卒業後すぐに遠洋マグロ漁船で勤務していた僕がみなさんに義務教育では教わらなかった内容や噂の真相をお伝えしたいと思います。

暇つぶしにはなると思いますのでどうぞお付き合いください。

目次

  1. どのようにしてマグロを捕るのか(捕獲から日本へ)

  2. 遠洋マグロ漁船の業務内容

  3. 遠洋マグロ漁船上での苦しみと楽しみ


1 どのようにしてマグロを捕るのか(捕獲から日本へ)


現代はマグロの養殖が増えてきましたが、今でもほとんどは日本近海や遠洋で捕獲されたマグロがみなさんの口へ運ばれています。テレビでよく放映される『大間マグロ 一本釣り』みたいなイメージがあるかもしれませんが、そこで捕獲されたマグロは全体でいえば数パーセントだと思います。多くは『延縄漁』という漁法で捕獲されます。

『延縄漁』とは簡単に言いますと、ロープを海面にずーっと流し、そのロープから海底へ向かってテグス(超丈夫なナイロンのひも)を何千本もたらし、その先端の釣り針にイワシ、イカ、アジなどをエサとして付ける、という仕掛けでマグロを捕る漁法です。

その海面に流すロープはどれくらいの長さだと思いますか?
またマグロ以外にも様々な魚が捕獲されます。どんな魚だと思いますか?
詳細は別の記事に書きますので、ぜひお読みください。

遠洋マグロ漁船はマグロを捕獲するたびに基本的には日本へ帰還しません。洋上でタンカーとドッキングをして、マイナス約60℃でカチンカチンに凍ったマグロをタンカーへ移し、そのタンカーが数カ月かけて日本へ届け、最終的にはみなさんのお口へ運ばれるのです。


2 遠洋マグロ漁船の漁師の業務内容


遠洋マグロ漁船の漁師の仕事は、端的に言うと、

・投縄(ロープを海に流しながら、そのロープに仕掛けを付けていく)

・揚げ縄(ロープと仕掛けを回収しながら、マグロを捕獲し、内臓やエラを除去して冷凍する)

この2つです。それ以外にももちろんたくさんの仕事はありますが・・・詳しくは別の記事に書きますので、興味のある方はお読みください。

この2つの業務はとにかく過酷です。業務時間も、業務内容も、環境も。決してホワイトではありません。あたり前ですね(笑)
 


3 遠洋マグロ漁船上での苦しさと楽しみ


1度乗れば約1年は日本に帰れず、過酷な長時間業務、「大学出がこんなこともできねーのか」と先輩たちにドヤされる毎日。

でも、楽しみもあるんです。

・下船した時のまとまった給料

・思い切り体を動かした後の洋上でのビールや一服

・友人から届く3ヶ月ほど前に書かれた手紙

・休暇で1週間過ごしたアフリカの都市での酒と女・・・

それらについても別の記事で書きます。男性なら(女性でも)興味の湧く内容満載です!
 

この記事では以上の3点を中心に書きました。ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。

ここまで読んでくださった方はかなり遠洋マグロ漁船に興味がある方ですね。実際に乗ってみようと思っている方もいるかもしれないし、遠洋マグロ漁船の世界がどんなものか覗いてみたい方も多いでしょう。

別の記事では

・一日の流れ
・給料
・業務の詳細
・捕獲される魚たち
・楽しみだったこと
・休暇で過ごしたアフリカの都市での出来事♥


などについて書こうと思っていいます。みなさんが興味のあるものを自分が経験した真実としてお伝えします。

準備ができ次第公開しますので、お楽しみに。
 


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