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【滋賀レイクス】2024-25シーズン 第2節 宇都宮ブレックス戦【展望】

滋賀ダイハツアリーナで行われた今季の開幕節は、いずれも第3Qをビッククォーターとした大阪に突き放されて2連敗となった。

GAME1では前半こそ2点のリードで折り返すも、3QはFGが4/17 23.5%と低迷。18点差をつけられる要因となった。GAME2でも3QのFGは4/16 25.0%となっており、後半にディフェンスを修正してきた相手に対して打開に苦戦している印象がある。

全体的に3P成功率が伸びず(GAME1:22.7% GAME2:28.6%)となったため、相手の収縮したディフェンスに対して厳しいインサイドアタックを強いられているケースが多く見られた。

サイズで劣るものの、ORはほぼ互角であっただけに、3Pのアテンプトを増やすことが重要に思える。得点パターンを増やして相手に的を絞らせないオフェンスが今後のカギになりそうだ。

シューターである岡田はかなり厳しくマークされているなか、GAME1ではCJ、GAME2では常田の活躍が光った。森山と合わせて、宇都宮戦では爆発を期待したい。

今節の相手である宇都宮は昨シーズンの東地区王者。前節は千葉ジェッツ相手に2連敗となったが、選手は#15石川以外は継続と、チームとしての連携やケミストリーではビハインド。
また、リーグ屈指の応援団を抱えるアウェーの地・ブレックスアリーナでもあり大阪戦以上に「喰らいつく」姿勢が求められる。

2試合しか終わっていない状況ではあるが、平均ポゼッション数を示すPACEは69.9から76.1と大幅に上昇。対する滋賀は75.5
今季は速いバスケットを志向しているのか、それとも千葉のバスケットに付き合った結果なのかは不明確だが、宇都宮はベテラン選手も多く、運動量では滋賀に一日の長がある。
いずれにせよ宇都宮のペースに巻き込まれてしまうと勝機はないだろう。

また、昨シーズンのMVPで絶対的エースのDJニュービルの圧倒的なオフェンス能力は警戒しても止めることは難しい。2試合で平均22.5得点、3Pアテンプトが8.5本にもかかわらず、成功率52.9%は脅威の一言。降格をかけた22-23シーズンの大阪戦で決められたブザービーターでの3Pは嫌な記憶だろう。

インサイドではフォトゥやグランド・ジェレット、ギャビン・エドワーズといったリーグ指折りの選手が控える。彼らに対して、前節は欠場となった宮本や市岡がどこまで対抗できるか?というのも注目ポイントだ。

一方、明るい材料もある。CJは大阪のエースであるマット・ボンズを相手にフィジカル負けしない素晴らしいディフェンスを披露したし、GAME1では精彩を欠いたハビエル・カーターだが、GAME2では随所で躍動した。

正ガードに抜擢された游艾喆は、リーグのハイライトにも選ばれるファンタジスタぶりを見せつけてくれた。

大庭はGAME1の4Qで流れを引き戻す積極的なアタックも見せてくれている(15点差での負けのなか+9を記録)。宇都宮相手ではプレイタイムは多くないかもしれないが、リーグの強豪相手に貴重な経験をするとともに、堅守の宇都宮を突き崩す起爆剤としての働きに期待だ。

予想スターティング5は両チームとも前節と同様を予想。
滋賀としては少しでも高さの不利を打ち消しつつ、早いタイムシェアで運動量のアドバンテージを活かしたいだろう。

予想スターティング5

PickUp Playerは市岡選手。
自分よりもサイズの大きい厳しいマッチアップが想定されるため、怪我が怖いが、持ち前の泥臭さでインサイドを守り切ってほしい。

また、フィジカル面だけではなく、ガードの選手とのコンビプレーや巧みなアシストも光る器用な選手。大量得点する選手ではないものの縁の下の力持ちとしての活躍に期待。

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