ライフシフト_NOTE2

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)の世界に生き抜く子育て!

2019年の終わりに、2016年に、ロンドンのビジネス・スクールのリンダ・グラットンさんと経済学の権威アンドリュー・スコットさんが執筆した、
LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略に初めて出会った時を思い出しながら、本を読み返しています。

人の寿命が延びて、2007年に生まれた子どもが、100歳以上生きる確率が54%以上だと、科学的にも証明されています。

この長寿に対して何を思い、どんなことを考えるのか?

本書は、何となくみんなが感じていた事を言葉にしてくれたスッキリ感と、これからの時代をどう生きるのか?ということに正面から向き合わなくてはならない気分の重さを感じたのを思い出しました。

あれから3年が過ぎ、4年目に入るのですが、大企業のトヨタが「終身雇用の撤廃」を匂わせ、終身雇用の神話がなくなったことを、さずがにみんな思い知らされましたね。

教育も昨年、実際にはもっと早い段階で、大きな変化がおきています。
入試制度もさることながら、教育の真っただ中にある学校に関しても、その役割と求められる在り方が変わってきました。
そして、その変革は、ますます加速していく模様で、戦後最大の教育改革と呼ばれています。

これから生まれてくる子は、100年以上ある、自分の人生を創造していくことが前提となります。であれば、いかにこの人生時間を過ごすのか?
できれば「人生戦略」を考えたいものです。

というより、気づかないで、親から古い「今までの3ステージ」という価値観を無意識に受けついでは、延びた寿命を呪ってしまう人生になりかねませんよね。

そんな悲しい人生にならない為にも、これからの子育てにおいて、親御さんにはぜひこの「マルチステージ」を知ってほしいのです。
つまり、マルチステージを生き抜く人を育てる!といった意識です。
耳タコかもしれませんが、子育ては「人財育成」です!

ライフシフト_NOTE3

この上記の図のように「マルチステージ」、つまり仕事をする期間が長くなることについてを、どう考えるかが大事になってきます。

私個人は、仕事にかぎらず何かをしている方が、「成長」を幸せの一番の源にする人間にとっては、精神衛生上良い、と思っています。

何もする事がないのは、非常に苦痛で、地獄です(笑)。
それにボケたくもありませんから~(笑)

そして、このマルチステージを、いかに自分にとってやりがいがあり、有益にしていくかの戦略をたてるのが、ポイントとなるはずです。

そこで、この本では、今までの仕事のステージから、さらに3つのステージを加えた、マルチステージを紹介しています。

①エクスプローラー
本書では「探求者」となっていますが、「自分探し」とも言えます。人生の意味や、世界を知る期間です。色んな場所や、多くの人の多様な価値観にふれて、アイデンティティーを熟考する時期です。

②インディペンデント・プロデューサー
自由に働く「個人事業主」的な働き方をする期間です。このステージの人たちは、事業活動自体を目的としており、試行錯誤しながら、機能やアイデアを形にすることで学習や経験を深めていきます。

③ポートフォリオ・ワーカー
企業で働きながら他の能力を磨く時期です。異なる種類の仕事や活動に同時並行で携わっていきます。
簡単に言えば「仕事+副業」的な働き方をする期間です。

このマルチステージは人によっては①~③を繰り返し、順番も順不同です。
でも共通していることは、常に学び続けているということです。

日本は、教育のステージ(22歳ごろまで)は一生懸命に勉強するのですが、社会人になってから、自己投資してまで学ぶ、という意識が世界基準では低いと言われています。

ですが、もうそろそろ気づかないといけません。
変化の速いこれからの時代は、過去の知識やスキルだけでは通用しない時代になってきています。常に学び続けることが必須だという事です。

であれば、「生涯学習」の時代では「学ぶ習慣」を持った人が、上手くこのマルチステージを生きられると思いませんか?

「学ぶ事が楽しい!」「楽しいから学ぶ!」

知らない事を知る、知識を得る事の楽しさを、幼少期から子どもに伝えられたら最高です。
そして決して大人になってからでも遅くはありません、もっとも最悪なのは、学ぼうとしない、あるいは学ぶ事をやめることです。

さあ、まもなく2020年です。
あなたは、どんな学びをしますか?
または自分の学びを、どうデザインしていきますか?
そして、親であるあなたは、子ども達に「学ぶ楽しさ」をどう伝えていきますか?


「知識は力なり」と自発的に学ぶ子を育てた、電子書籍をお読み下さい。





いつも読んでくださりありがとうございます!サポートは、勉強代として大切に活用させていただきます。