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オオカミとの出会い

フィクションです。
浮かんだ言葉を
ただ記録した備忘録的なものなので
文章が拙く
読みずらいと思いますが
ご了承いただけたらと思います


人気のない湖のほとりに立っている

辺りは、草木の香り 土のにおい
寄せてはかえす水の音

肌を撫でるように風が吹いている

ゆっくりと腰を下ろして
ぼんやりと湖を眺めていた。

そこにいるだけで
自然のすべてに包み込まれているよう

日常の喧騒から離れ、人間関係の煩わしさからも解放され
緊張続きの精神が
ゆっくりとほどけていくように感じる。

時折、空に浮かぶ雲の合間から
ミスト上の霧雨が、私を包む。

疲弊し渇き切った心に染み入るように
潤いを与えた

雲が切れた合間から 太陽の光が射し込む
肌をじんわりと温め 同時に台地も呼応するように
草木の匂いが一層強くなり、土のにおいがあたりを包んだ。

都会で暮らしていると いつのまにか忘れて行ってしまう香り
こんなにもホッとするなんて

ふと、目線を上げると
一匹の狼が、こちらをみていた。


いつもとは違う匂いを察知したのだろうか?

殺気はないけれど、ジット様子を見ている
ふと、視線が合った。

すると、オオカミはすぐに目をそらして
湖の遠くを方へ視線を逸らした。

私は、しばらく様子を見た後、オオカミに声をかけた。



「こんにちは、私は、人間という生き物で、この地球でかつて話されていた言葉を学びに来ました。このあたりに、その言葉を学べる山があると聞いたのですが、何処ですか?」

しばらく見つめた後、オオカミは、ぽつりと
「そこは、神聖な場所だ。ひとがいくようなところではないよ」

私は、無理を言って「そこまで案内してくれませんか?」
とオオカミに言ってみた。

するとオオカミは、しばらく考えた後
ゆっくりと動き出し、シッポを振ってついてこいと言わんばかりに合図した。

人が通るには、足場が悪い獣道を
草木をかき分けながら、ゆっくりと歩いて行った。

ふと、見るとオオカミが足を止め
ちらっとこちらを振り返り、案内するのはここまでだよ。と言わんばかりの目線を送ってくると

もと来た道を戻っていった。

私は、オオカミに心から感謝に気持ちを伝え
ふと見上げた。

そこは、切り立った大きな岩山だった。



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