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何を言うのかと誰が言うのか(発信における信頼の作り方)

こんばんは。
あおはるです。

週末は #おうちで過ごそう ということで、ブログを書き続けています。
※そんなに普段と変わらない……w

ブログを書いている人の多くは、何らかの発信したいことがあるのだと思います。
ただ、いざ書いてみると、世の中には自分より知見のある人は山ほどいますし、自分なんかが発信しても……という気持ちにもなりがち。
いざ発信してもあまりみんなに響かない、なんてことが起こりがちです。

ただ、それでせっかくの発信を止めてしまってはもったいない。

今回は「何を言うのかと誰が言うのか」という話から始まり、そこから発信における信頼の作り方について考えてみます。


最後まで読んでいただければ幸いです。


何を言うのか

世の中にはたくさんの名言があります。

わずか数フレーズの文章でも心が動かされる。
名言には、先人たちの知識経験が凝縮されています。

例えば、私の好きな以下の言葉。

He can who thinks he can, and he can't who thinks he can't. This is an inexorable, indisputable law.
(できると思えばできる。できないと思えばできない。これはゆるぎない絶対的な法則である)

ご存知の方もいらっしゃるかもですが、最初は「誰が言ったか」を伏せた状態でこの言葉を嗜んでみます。

いいですよね、この言葉。

できると思えばできる。
できないと思えばできない。


いや、そりゃそうなんですけど、奥深くないですか?

選択肢を放棄したら可能性がゼロになってしまう。
何か新しいことに挑戦する時に背中を押してくれる言葉です。

誰が言うのか

さて、この名言。
パブロ・ピカソの発言として世に広まっています。

ピカソといえば解釈が困難な絵のイメージがあるかもしれませんが、最も多作な美術家としてギネスブックに記されており、生涯におよそ15万もの作品を残しています。

15万という数値を達成するには、1日1作品で410年掛かります。
91歳で生涯を閉じますが、強引に平均しても1日平均4.5作品以上必要です。

表現スタイルを変え、新しい価値を作り続けたピカソの言葉だからこそ、先ほどの言葉は深みが増します。

価値を構成する要素

さて、ここで疑問に感じたこと。

できると思えばできる。
できないと思えばできない。

この言葉の価値を構成する要素は何でしょうか。

言葉の時点では受け手のみの判断です。
(受け手にとってその言葉は)良いか悪いかというだけのシンプルな話。

しかし、ここに誰が言うのかという要素が加わると、ピカソが言うならこの言葉はきっと信頼に値する言葉なのだろう、という価値が生まれます。
見知らぬ人が言うのと、ピカソが言うのでは、価値が変わりそうです。

商売に置き換えると――

この考え方を商売に置き換えてみます。

名前を知らない企業の商品と、名前を知っている企業の商品。
同じ性能表記で、同じ価格であればどちらを買いますでしょうか。

多くの場合、名前を知っている企業の商品を買うと思います。

では、仮に性能がよくわからない時はどうでしょうか。
商品の性能なんて専門家以外はそんなにわからないものです。

その場合も、名前を知っている企業の商品を買うのではないでしょうか。

単純接触効果について

上記のような現象を、単純接触効果と言います。
アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスが提唱しているザイアンスの法則によると、触れる回数が多いほど、良い感情を抱くようになるそうです。

未知の情報を判断する時、過去に見聞きしたことがあると潜在記憶が印象評価に誤って記録されてしまうことで起こる現象(知覚的流暢性誤帰属説)。

だからこそ、企業は広告を出し、企業名や商品名を繰り返し連呼することで、知ってもらうよう努めています。

「誰が」になるために

よくわからないものは触れる回数が多いほど良いモノとして認識していくという、ちょっと怖いでもあるのですが、ここで述べたいことはマーケティング的な視点ではなく、どうすれば発信者の情報は届きやすくなるかという話です。

誰が発信するかは大事、ただし誰がに必要な要素は、実は実績以上に受け手にとっての接触頻度が大事という話。

遠くの偉人より身近な友人。

自戒の念も込めて、継続は力なり。
発信を定期的に続けることって大事、という話でした。


以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。



おわりに

前回、社会人基礎力で触れた「前に踏み出す力」にも、「失敗しても粘り強く取り組む力」の重要性が説かれています。

よろしければ、ぜひあわせてご覧ください。

こんな感じの記事を他にもまとめていますので、読んでいただけると嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。


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