映画 『騙し絵の牙』 レビュー 【ネタバレあり】
こんにちは。サメ!です。
この記事は、もうこの映画を鑑賞している人向けの記事です!
まだ鑑賞していない方はこちら
(ネタバレなしバージョン)
今回は、『騙し絵の牙』です!
早速行きましょう!
映画情報
主演:大泉洋
監督:吉田大八
脚本:楠野一郎
キャスト
大泉洋
松岡茉優
宮沢氷魚
池田エライザ
斎藤工
中村倫也
坪倉由幸
和田聰宏
石橋けい
森優作
後 藤剛範
中野英樹
赤間麻里子
山本學
佐野史郎
リリー・フランキー
塚本晋也
國村隼
木村佳乃
小林聡美
佐藤浩市
他
上映時間:113分 (1時間53分)
配給:松竹
公式サイトはこちら
騙し絵の牙 公式
ネタバレあり感想
飛び抜けてとは言わないまでも、十分に面白い映画でしたね。
予告を見たときほどの「騙し合いバトル」を感じることはできませんでしたが、速水(大泉洋)の策略に見事はまったりして、楽しめました。
崖っぷち出版社の話はよくあって、そこの記者だったり編集長たちが協力して大逆転する話。
しかしこの作品はそれとは違い、主人公の速水がトリニティにこだわっていなかったり、スケールの大きい社内抗争があって、ありがちから脱却することに成功していました。
テンポよく物語が大きく動き、キャラクターの状況が大きく変わる展開は、見ていて気持ちよく、新鮮な気持ちで観賞できました。
さて、そろそろ内容に触れていきましょう。
まず主人公たちの勤める薫風社のトップが死んでしまうところから始まるわけですが、ニュースの映像などで誰がどんな人なのか簡単に説明してくれてましたね。
そこから社長候補争いが始まるのかと思いきや、あっさり佐藤浩市さん(役名忘れた)が取り仕切ります。
佐藤浩市と速水が話しているシーんからも、もうお互いが何かを企んでいて、探り合っているように見えました。ニワトリかサラブレッドかの話で(笑)
そこから速水編集長によるトリニティ大改革が始まります。
まず小説で落とした新人を引き抜いたり、過去のものをひっぱり出してきて有名モデルと契約したり、やることが大胆で、テンポよく成長していくので気持ちよかったです。
速水の話術と情報を無駄にしない力に驚きました。
その後もポンポンと魅力的な人たちと契約していき、大成功かとおもわれました。
ところがストーカーに追われていたモデルが銃刀法違反で逮捕されてしまう。
しかし速水はそのまま売り出すという賭けに出ました。
結果はもちろん大成功!いやぁ気もちがいい!
さらにストーカー問題についても考えさせられることになりました。ストーカーがいなければ銃なんて作らなかった。相手を傷つけていない。ってことを考えると、本当に悪なのかは難しいところです。
そこからストーリーは畳み掛けに入ります。
今度は小説薫風に引き抜かれた!
と思ったら速水の作戦だった!
しかも小説を書いてるのはその人じゃない!
ずっと探していた幻の作家だった!
こんなの騙されるに決まってますね笑。
裏切り方が予想以上でびっくりの連続でした。
ですがまだ続きます。
佐藤浩市によってトリニティがなくなってしまう。
と思ったら中村倫也帰ってきた!
KIBA計画がなくなり、なんらかの計画で智也がトップに!
最初から全て速水に利用されていた!
まさかトップ争いにも関わってくるとは速水おそるべしです。
そしてラストには松岡茉優さんに騙されるという熱い展開!楽しませていただきました。
次にキャストについてですが、豪華すぎましたね。
あまり調べずに見に行ったので驚きの連続でした。
一番よかったのが木村佳乃さん!
ネタバレなしの記事でも書きましたが、
イッテQ好きなので出てきたときには笑ってしまいましたが、難しい役柄をバシッとこなしていて、流石だなと感じました。
そんなこんなでとても楽しむことができた作品でした。
評価
ストーリー
★★★★☆ 4.0
予想できない、テンポよく展開するストーリーに驚かされました。ありがちな逆転出版社の話を良い意味で裏切ってくれました。
ただ佐藤浩市さんも踊らされていたとわかるシーンは、雰囲気だけでなぜ状況が変わってしまったのかの説明が足りないように思えました。
映像
★★★☆☆ 3.0
これといって映像面で印象に残ったシーンはありませんが、一つ一つの映像が丁寧に制作されていると感じました。一番初めの社長が亡くなってしまうシーンなんかは結構オシャレですよね。言わずして語る見たいな。それとニュース番組の映像を見せて簡単に説明するシーンは、あると無いとでは大違いなので良かったです。
音楽
★★★☆☆ 3.0
音楽もこれといって印象はありませんが、どうなるのかワクワクハラハラ感を煽るような曲が多く、より映画に引き込まれる印象でした。
演技
★★★★☆ 4.5
豪華キャストなだけあり、みなさん最高の演技でした。斎藤工さんの使い方が勿体無い!!まあ本当に監督のこだわりが見えた作品でした。
最高。
その他諸々
★★★★☆ 4.5
どの面から見ても非常に満足のいく出来の映画でした。しかし、特出して印象に残るものがないせいか、どうしても普通に面白いくらいの感想になってしまいます。まあとにかくこの映画は多くの人が楽しめるようなものだと感じました。
点数
75/100点
おわりに
いかがだったでしょうか。
月の締めにはちょうどいい映画だったんじゃないでしょうか。
洋画を見ることがどうしても多くなってしまう僕ですが、結構楽しめました。日本映画もまだまだやれる!
みなさんはこの映画を観てどう感じましたか?
是非コメントよろしくお願いします。
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それではまた、、、、、、、、、、
サメ!の
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