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映画『ステージ・マザー』レビュー【ネタバレあり】

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こんにちは。サメ!です。
この記事は、もうこの映画を鑑賞している人向けの記事です!

鑑賞していない方はこちら
(ネタバレなしバージョン)


今回は『ステージ・マザー』です!
早速行きましょう!


映画情報

主演:ジャッキー・ウィーヴァー
監督:トム・フィッツジェラルド
脚本:ブラッド・ヘンニク

キャスト
ジャッキー・ウィーヴァー
ルーシー・リュー
エイドリアン・グレニアー
マイア・テイラー
アリスター・マクドナルド
オスカー・モレノ

上映時間:93分 (1時間33分)
配給:REGENTS

公式サイトはこちら
ステージ・マザー 公式



ネタバレあり感想

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いやぁ面白かったですねーー。

 自分好みの復活・逆転ストーリーに、ドラァグクイーンたちのギリギリアウトのアメリカンジョークが混ざり、最高の作品でした。

 まず映画冒頭です。いきなり心が苦しくなる!
予告など見てきているのである程度の展開は予想がついていたのに、メイベリン(主役:ドラッグによって亡くなったリッキーのお母さん)が不憫でならない!!

遠く離れてはいたものの、愛していた息子を失って、悲しみに暮れる中参加しした葬式があのざまじゃ、、、、

可哀想で仕方がない!!!

そしてリッキーの親友シエナと出会い、そこからゲイバー「パンドラボックス」を建て直していくわけですが。

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 この映画を観る前は、ドラッグクイーンは正直「気持ち悪い」「変なメイク」「普通の女の人になればいいのに」と思っていました。

 しかし、彼ら(彼女ら 以下彼らと呼びます)はそう単純じゃないのです。


 この映画に出てくるドラァグクイーンたちは、みんな個を持っていて、自分勝手で下品。だけどみんなが誰よりも思いやれて、誰よりも人を楽しませようとしています。

 芯を強く持って前に進むためにたくさん努力をしたり、仲間たちと喜びや悲しみを分かち合う姿には「かっこいい」と思いました。

 愛らしく憎めない彼らを見て、皆さんはどんなことを感じましたか?

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少し話は変わりますが、皆さんはこの作品のどこに感動しましたか?

ストーリー?演技力? それもあると思います。

ですが皆さん忘れてはいけません。この映画において最も重要な要素それは、音楽です。


最初は口パクだったドラッグクイーンたちですがショーを新しくするため実際に歌うことになります。

そして誰しもがこう思ったでしょう。

歌うまっっ!!!!


彼らが歌うシーンがたくさんありましたが、どれも素晴らしくうまくて、全身に震えがきました!

 この歌を聞くだけでもこの映画を観た価値がありますね。


終盤家に帰ったメイベリンは夫と和解することなく、もう一度町に戻ってきます。

 リッキーに対する意識の違いで仕方がないけど、夫の気持ちもよくわかる。メイベリンには新しいパートナーになりそうな男の人もいるからいいけど、夫はせっかく連れ戻した妻を失い少し可哀想笑。


 まとめると、やはり段々と改革されていって大人気になる!っていう話は面白いですね。こういう話にはトラブルが必ず起こりますが、今作はドラァグクイーンならではの、親子問題、ドラッグ問題などがあり、とても楽しめました。

 子どもがいる方、いない方でももしできた時、その息子があなたの望まない方へ進んで行った時、それでもあなたは子供を愛せますか?



評価

ストーリー
★★★★☆ 4.5

前述したように、大きく見ればありがちのストーリーですが、ドラァグクイーンのイメージが変わり、考えさせられることも多い作品で、とても楽しめました。
 心の壁がだんだんと崩れていき、一致団結して店を建て直す!気持ちのいい気分になれました。

映像
★★★☆☆ 3.5

 ショーのシーンでは煌びやかに、深刻なシーンでは暗めに、人々の感情や状況がよく伝わってくる映像作りになっていたと感じました。
 ドラッグの使用をリッキーのようにならないようにメイベリンが止めるシーンでは、やめなければと思う気持ちと、強い依存性から逃れられない気持ちがぶつかり、苦悩しているといった心情が、部屋の荒れ具合、暗さ、そして何処か不気味さを感じる室内に、とてもよくあっていました。

音楽
★★★★★ 5.0

詳しくは感想のところに書いてしまいましたが、とにかく震え上がるほどにうまいうたが、観ている私たちを「ステージ・マザー」の世界に引き込んでくれたと思います。言うことなし!

演技
★★★★☆ 4.0

 出演者全員がキャラクターとマッチしていて引き込まれました。
ただ、星5をつけるほど演技という面だけで心を動かされてはいないので、この評価になりました。とにかく歌がすごかったので、そっちの印象の方が強くなってしまいますね。
 ひとつ文句をつけるとしたら、メイベリンの夫の演技です。夫も全てが悪いわけではなく、共感できるようないいキャラクターなのに、まるで共感できない不自然な演技に少しガッカリしました。(有名な方だったらすみません。でも本心です。)

その他諸々
★★★☆☆ 3.5

 とても面白かったですね。細部にわたって作り込まれた世界観に魅了されました。 評価が低いと感じる方もいるかもしれませんが、一応星3が平均的っていう基準でやっているので十分高いです!
 マイナス評価の理由としては、印象に残りにくいです。
ストーリーもとても面白いですが、今後何日も何ヶ月も思い返して面白かったなぁと浸る映画かと聞かれたら、そうではないでしょう。予想を裏切るようなストーリーではなかったので、そうなってしまったのかもしれません。

点数
83.5/100点

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おわりに

いかがだったでしょうか。

観てよかった映画でした。

皆さんはこの映画を観てどう感じましたか?

ぜひコメントお待ちしております‼︎‼︎‼︎

それでは、、、、、、、、、、


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