生きやすさ

22歳になって、子供の頃よりずっと生きやすくなっているのを感じる
理由はいくつかあるけど、今回その中から一つだけ話させて頂きたい

好きと嫌い以外のものについて

自分の感覚を「好きか嫌いか」「良いか嫌か」でしか分別していなかった頃、私は凄く苦しかった
自分の気持ちの細かい部分を理解出来ず、対象物を毛嫌いして、拒んで否定して、全部が嫌でモヤモヤして、凄く疲れてしまった
だけどある時「好きか嫌いか」以外の存在に気が付いた

それは、「合う合わない」だ
自分の性格に合わない、生活に合わない、今の気分に合わない、等々

特に私を悩ませたのは、一括りに「嫌い」としていた感情だった
だけど、「嫌い」から「合わない」に変わるだけで、否定的な感情は少なくなり、トゲトゲした気持ちにならなくて良くなった(必ずとは言えないが)

「私には合ってない」と思えるだけで、私の世界はガラリと変わった
この世界に生きる全ての生き物に「合う合わない」が存在して、私に合うものでも誰かにとっては合わないもので、逆もまた然りなのだと
そう思ったら随分と気持ちが楽になった
「そうか、これは私に合わないんだ」と、受け流せるようになった
我儘だと思っていた自分を認められるようになった
自分に合うものを理解して、生活に落とし込み、心地良い日々を過ごせるようになった

「白黒はっきりして」という言葉をよく耳にするが、全部をはっきり分ける必要はないと思う
グレーでも良いと思う
場合によって色が変わっても良いと思う
自分の心は、自分が思っているよりうんと奥深く、色んな感情を持っている
決めつけず、否定せず、客観性を持って自分と向き合うと、自分も案外良いではないかとなったりする

色んな自分を受け止める事が、毎日を生きやすくする方法の一つだと思う

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