日本の医学部の留学生入試事情

ここ最近自国の医学部入試が難しくて
日本の医学部に留学したい
韓国人が増えてきている。

しかし、だからといって留学生入試で日本の医学部に入るのが簡単なわけではなく
毎年全国の国公立大学医学部50大学の中で合格者は一桁代である。

文部科学省奨学生MEXT制度では3年に一人程、
阪大か医科歯科大に受かってる印象である。

私費留学生入試では主に九州大一人、名古屋大一人である。医科歯科大と北大には2年に一人程。

そもそも留学生入試で選抜している大学は少なく、 理三(卒後5年),医科歯科,九州,名古屋,東北,千葉,岡山,浜松医程しか存在しない。

私立の場合は慶應,順天堂,国際医療福祉大と
あるので、慶應はほぼ合格者はいないが、
順天堂は留学生枠が10枠,国際医療福祉大は20枠と全然毎年入れている。

よって、日本の大学の医学部に留学生入試で入るとなると完璧な成績と面接で国立大に受かるか、比較的高額な私立医大を受けるしかなくなる。

韓国では成績を全体で9等級に分ける慣習があるが、1等級が上位4%、2等級が上位11%、3等級が上位27%となる。韓国のニュースでは
国英数理(2科目)が平均2等級になるだけでも
日本の国公立大医学部に受かると書いてあるが
それば幻であると言える。 

韓国の受験は日本の共通テストにあたるスヌン(KSAT)というマーク式試験での成績のみで決められる入試方式が内申点が悪い人に取っての唯一の医学部への切符となっている。しかし、このスヌンで平均2等級になる点数を取ったしても、その実力では日本の国公立大の二次試験では決して合格点を取れる実力ではない。

下位国立大学である、弘前大、秋田大、佐賀大等では易問高得点型の二次試験であるのであれば、準備すれば受かるかもしれないがこういう大学には留学生入試が存在しておらず、共通テストを受けないと行けないため、そこまで日本語が得意な学生はいないので、不可能に近い。

しかし、同じく易問高得点型の私立医大(近畿大、帝京大、聖マリ大等)であれば日本人と同じ入試でも合格可能性は全然ある。

よって、日本の大学の医学部へと入学したいのであれば、成績が超上位層の生徒であれば、EJU日数理2満点、TOEFL110を取り、旧帝大医学部の留学生入試で英文医学小論文を解き、
成績が上位層の生徒であれば、EJU9割、TOEFL100を取り、順天堂大、国際医療福祉大学の留学生入試を受け二次試験日本人合格最低点を越える方針で行くべしである。

成績中上位層であれば、易問高得点型の私立医大(近畿大、帝京大、聖マリ大等)を一般入試で受けて、高額な学費を払う方が受かる可能性は高い。





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