ブランケットJK

今日も気温があまり上がらない東京の生息地域をうろうろしていた青鳥(あおどり)なのです。
太陽が落ちていくと、あっという間に気温が下がっていくのです。
おまけに、地平線近くに指で弾いたら砕けそうに薄い下弦の月が横たわっているのです。
もう少し寒いと、もっとキラキラしたり、光が冴えてキレイなのですが、そこは我慢、なのです。

そんな気温が低い東京の生息地域。
皆さん、思い思いの服を着ているのですが、さすがに半袖はいなくなったのです。
素足にサンダル履きはいるものの。
そんななかでも、学生は自転車をビュンビュン走らせるのです。
結構なスピードなので、本当は寒いんじゃないかなー、なんて思うのです。

目の前の信号に女子高校生がいるのです。
自転車に乗った二人、なのです。それぞれ自転車に跨がり信号待ちをしながら、楽しくおしゃべりをしているのです。
彼女たちの進行方向の信号が青になったころ、なんとなく違和感を感じたのです。
一人はなんともないのです。
もう一人、なにやらヒラヒラさせて自転車をトバしていったのです。
一人の女子高校生は短いスカートをヒラヒラさせて、風を受けて今日はさむそうです。
そして、もう一人。
こちらは膝下までのブランケットを腰に巻き付けて、自転車を爆走させているのです。

JK頭良い。
確かにブランケット腰に巻いたら暖かいし、膝上の短いスカートを気にせずに爆走できるし、何より暖かいし。

カワイイを求めている女子高生にしては、かなり現実マインド高めなのです。が、寒いんだから、風邪を引かない対策は必要なのです。
青鳥も、素直に防寒対策しよっかな、なのです。