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僕の怪物

あの日の何気ない会話が 忘れられずにいるんだ
僕は張り付けたような笑顔で 確かまた「ごめん」って言った

気付かぬフリでごまかして 無かったことにしたんだ
正解だけを善しとして 手綱を強く握った

何か 何かが 剥がれていくようだったから
その話 やめにしないか

冷静になれよって言い聞かせてる僕はずっと
探しても見つからないものばかりが 欲しくて欲しくて
君はいいよな ずっと僕の中で好き勝手暴れ回って
掻き乱していく その隠しきれていない牙で

もう分かったから 何度も同じことを言わないで
君は嫉妬、劣等、その他諸々を食べて大きくなっていくから
痛い 痛いな 溢れ出しそうだったから
そろそろ代わってくれよ

この牙も爪もお前が育てたんだよ
このまま飼い殺しにでもしてしまうつもりかい?
ねぇ ねぇ ねぇ ねぇ

冷静になれよって 言い聞かせてる僕はずっと
探しても見つかるはずなかった 見ようともしてないから
君はいいよな ずっと僕の中で好き勝手暴れ回って 
掻き乱してく

譲れなかったずっと その分だけ君に謝り続けたんだ
僕は君をもっと信じてあげたかった

僕は僕を信じたかったんだ

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