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ボクのある日の出来事

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印象に残ったボクのある日の日記
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ボクのある日の出来事④

ボクのある日の出来事。
久々に私用で東京に。
今宵は後輩の結婚式の二次会。
とはいえ、面識があるのは新郎である後輩と取引先の方の二名。
早く会場に行っても仕方ないし、折角私用で来ているのだから少し寄り道して行くことに。
流石東京である。お洒落なお店が並んでいる。若いカップルがその一つに入っていく。
靴屋である。
何故か僕もついて入る。
買うつもりは勿論ない。
でも、かっこいい革靴に目がいく。
「お

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ボクのある日の出来事③

ボクのある日の出来事。
青や赤、黄色の三角旗が飾られた下町の商店街を見下ろしながら、もうすぐ下車するのに空いている座席に腰を掛けた。
一度地下に入り、また出て地下に。
目的地に到着。

立ち上がり下車しようとしたら、
何か冷たいものを感じる。

特殊な訓練を受けた兵士は身の危険を感じると冷たいものを感じるらしい。
だけど、僕は違う。
特殊な訓練を受けたこともなければ、腹筋もろくに出来ない普通のサラ

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ボクのある日の出来事②

ボクのある日の出来事。
東海道 グリーン車。
車窓から夏の終わりの海が見える。
とても綺麗で切ない。
周りは旅行客。後ろは中年のカップルだ。
二人ともスーツ姿なので仕事帰りかと思ったが、聞こえる会話から何処かの温泉地に遊びに行った帰りのようだ。
弾んでいた会話も今は静かだ。

「空、山、海、星、月・・・」
「想い と 夢 は一緒なの」
女は哲学的に話すが、
男は「違うだろ」と。
少し面倒臭そうに応

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ボクのある日の出来事①

ボクのある日の出来事。
電車に乗り暫くすると1人の小柄なお父さんが乗ってきた。
年の頃は80前後、カーキー色のジャンパーに銀縁の眼鏡。
右手にはしっかりと競馬新聞を握りしめて。
辺りを見回しながら、そのお父さんは僕のとなりに座った。
独り言を呟く。
「この電車は品川にいくのかな?」
勿論、返事はない。
意を決したのか、お父さんは僕と反対側に座る女性に尋ねた。
「この電車は品川にいくのかな?」
返事

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