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成瀬は信じた道をいく

こんにちは。aoです。
今回紹介するのは「成瀬は信じた道をいく」 著者は宮島未奈さんです。

2024年本屋大賞受賞作「成瀬は天下を取りにいく」の続編となります。

前作と同様に、「何かやりたいとは思っているけど、、、」「変わらぬ毎日が退屈だな。」と感じる人に、ぜひおすすめしたい本だなと思いました。

成瀬は自分がやると決めたことに対して、徹底的に行動していきます。その姿はどこか狂気的に感じる面もありつつ、憧れるような気持ちになります。そして、気が付いたら、自分も成瀬のように、何か挑戦したいなと思っていました。

本作の中でお気に入りのセリフはP26にある
『先のことはわからないから何とも言えないが・・・・。何になるかより、何をやるかのほうが大事だと思っている。』
です。
先のことを考えすぎず、自分のやれること、やりたいことをやっていこうという気持ちにさせてくれます。

ストーリー的な面では、高校、大学と成長した成瀬が、影響を与える範囲を広げつつも、逆に支えられていることが印象的でした。
本気で物事に取り組んでいるからこそ、周りの人に信頼され、成瀬の周りの輪が広がっているのかなと、勝手に思ってました。

前作と本作は、とても面白い小説であるとともに、やる気を出させてくれるような本でもありました。

余談
今回の表紙は成瀬が
「私はやりたいことを本気でやっているが、君はやれているのか」
と問われている気がしてきます。


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