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小説の書き方_自己紹介と小説を書き始めた理由

こんにちは。碧木あおきマチと申します。
2023年2月から「君の消えた日」という小説を書いています。(いつも更新を見守ってくださる皆さま、ありがとうございます!)
初めて小説以外のnoteを書きました。今回は私がどうして小説を書こうと思ったのかをお話したいと思います。

「私も物語を書きたい」
そう強く思ったのはコロナ禍で迎えた初めての2020年のゴールデンウィークでした。当時は新型コロナウイルスの感染が拡大し、会社にも行けませんでした。もちろん当時はワクチンもなく、とにかく最低限の買い物以外は外に出られませんでした。私自身、旅行やサッカー観戦が大好きでしたが、あの当時は外に出て人と接触することが恐怖で堪りませんでした。誰もが人生で一番自宅にいたのではないでしょうか。

そんな現実とは思えない現実の中で、私は創作の世界にのめり込みました。漫画や小説を何百冊読んだかわかりません。読んでいるその瞬間は、私が知っている日常の中にいることができました。ハラハラドキドキする展開に夢中になって、息苦しい現実を忘れることができました。主人公達にたくさんの勇気をもらいました。

私も自分が望む世界を描いてみたい。主人公たちが運命に強く立ち向かう物語を書きたい。そう決心したのが、2021年2月の誕生日直前。私は人生で初めて物語を書き始めました。そこで生まれたのが君の消えた日の前身となる「よいけもの」という物語です。永遠とわしゅう眞白ましろと言った主要キャラクターはこの物語で誕生しています。
しかし、10万字25話ほど書いてみて、自分の設定の甘さから、物語がどうにも薄っぺらに感じました。今までブログしか書いたことがなかったこともあり、書き直せば書き直すほど、主人公たちの言動や話の展開が変わってしまい、ここまではいけないという危機感を抱きました。
それでも私は永遠や柊、眞白たちの物語を書きたくて、もう一度設定を練り直しました。大学時代は史学科だったのですが、学生時代さながらに文献を読み、博物館や物語の土台となる場所を訪れて、設定を自分の出来る限り全力で練って、2022年の秋から再び物語を書き始めました。それが今、皆様にお読み頂いている「君の消えた日」です。

今現在、私の物語のあらすじは以下のようになっていると思います。

俺の友達は呪われている。都立高校に入学した橘永遠たちばな とわは3年ぶりに同じ学校に通うことになった友達の噂を耳にする。彼女の周囲で起きる怪奇現象。永遠が彼女の後を追って目撃したのはーー。

君の消えた日_目次より

あらすじに登場したシーンを書くまでに2ヶ月もかかってしまいました。(ようやく永遠が柊を追って行きました・・・!)
7話までは穏やかな日常を噛みしめるように描いてきましたが、8話から物語はついに動き出します。柊のアルバイトの秘密や、怪奇現象の正体も明らかになっていきます。8話と9話は5月15日(月)から2週連続でアップ予定です。

この物語は「その運命にあらがえ」「反転」という2つのテーマを秘めています。読んでくださる皆さまに「このテーマはそういうことだったのか!」と分かって頂くまで数ヶ月かかる予定です。遅筆ですみません。いつかその展開まで到達したら、改めて触れられればと思います。

拙い文章ではありますが、毎話全力で書いていますので、1人でも多くの皆様にこの物語を愛して頂けたら嬉しいです。
引き続きよろしくお願いします。

【前話】7話 動き出す刻2はこちら

君の消えた日の目次はこちら


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