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小説の書き方_短編小説を初めて書いて分かった長編と異なる難しさ

こんばんは、碧木です。
2023年2月25日より「君の消えた日-二度の後悔と王朝の光-」という小説を書いています。

毎週末お届けしている近況ノート、本日のテーマは「短編小説を初めて書いて分かった長編と異なる難しさ」です。


それでは行ってみましょう!

《書いてみようと思ったきっかけ》

私は「君の消えた日-二度の後悔と王朝の光-」という長編小説を書いておりますが、この作品が処女作であり、他に小説を書いたことがありません。
今回この小説が執筆から1周年を迎えたこともあり、記念の短編を書いてみようと思ったのがチャレンジのきっかけです。

《短編小説を書いてみて分かったこと》

①登場人物を紹介するのが難しい
今回私が書いている短編は「君の消えた日-二度の後悔と王朝の光-」に登場する冴木くんがメインとなっています。
彼の日常生活、クラスメイトとの関係性、家族との関係性や彼の性格を小説の中に覗かせた訳ですが、限られた字数の中で彼を紹介する難しさを感じました。
元々書いている長編で事前情報がある中でこの状態なのですから、短編のみ1作品出す際の難しさは想像できないなと思ってしまいました。

②物語の起承転結が難しい
長編小説であれば、物語の章やある程度の話数の中で起承転結が形成されていきます。なので、1話1話を見ていくと、「起」だけで終わる話もあれば、「結」だけで終わる話もあります。起承転結と次の起承転結の間の閑話もあります。1話1話の区切りは小説エピソードの中で区切り(引き)を見つければ良いのです。
しかし、短編となるとそういう訳にはいきません。限られた字数の中で起承転結を形成しなければ短編として成立しないので、今回の短編では結が際立つように文章を形成するのに苦戦しました。

③登場人物たちの会話の尺が難しい
今まで長編を書いていて登場人物で誰がどのくらい喋っているのかはあまり意識していませんでした。
しかし、短編だと会話の中で1人が長い尺で語ってしまうと、物語がダレてしまうなと感じ、今回初めて小説の視点を三人称ではなく、一人称の冴木くん視点にしました。
冴木くんの一人称にしたことで、今まで触れられなかった彼の心情を深く描くことが出来ました。三人称で1人語りをしていたら、ちょっと違う展開だったかも知れません。小説を書いてきた中で新しい発見でした。

《最後に・・・》

今日も読んでくださり、ありがとうございました。
冴木くんの短編は少し先になってしまいますが、4/19(金)22:00の公開を予定しております。
更新しましたらこちらにもリンクを貼りたいと思います。
私が書いている小説「君の消えた日-二度の後悔と王朝の光-」にも興味を持って頂けたら嬉しいです。
よろしくお願いします。

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