鬼滅はストーリーが面白いのではなく日本が煉獄さんに惚れたからヒットした
ぶっちゃけ今更かなと思いつつも、遊郭編と比較できる今が良いタイミングだと思ったので書いていく。
鬼滅の刃はストーリーが面白いのではない
遊郭編のアニメが放送中の鬼滅の刃だが、見ていてどこか虚無感というか「あれ? 鬼滅の刃ってこんなんだったけ?」と思っていないだろうか。
何か物足りない。おかしい、無限列車編のときは心が燃えたのに。今じゃスマホを片手に見ている・・・と。
実際僕はそうなのだ。そして気が付いた。
「鬼滅の刃おもしろい!」
「鬼滅の刃はすごい!」
と、興奮していたのはすべて、煉獄杏寿郎という一人の漢の、生き様に惚れていたからだということに。
鬼滅の刃がヒットしたのはストーリではない
この意見は、アニメを人より見るいわゆるオタクたちからは、去年からちょくちょく聞こえていた。
かといってつまらないわけではない。ふつうだ。王道のよくある感じ。
面白いと言えば面白いが、興行収入ランキングを大きく塗り替えるほどのストーリーでないのは確か。
第一、無限列車編はバッドエンドと言っていいだろう。ストーリーとして万人ウケするとは思わない。
じゃあ一体なぜ鬼滅の刃はヒットしたのか。それはやはり煉獄杏寿郎のキャラとしての魅力だろう。
日本が煉獄さんに惚れたからヒットした
僕はこのセリフが好きだ。
このセリフをCMで聞いたとき、きっとこの煉獄杏寿郎というキャラはすげえ熱い漢なんだろうと、感じた。
かと思えば弁当をドカ食いしていて、ちょっとかわいさもあるのだが、実はその弁当も漢気で買っていたことが分かり、また感動した。
煉獄さんは情に熱く、粋なキャラだと思う。
しかし、もしも煉獄さんが今現実に居たら、うざがられる昭和タイプの人間だろう。
にもかかわらずそんなキャラにここまで語れる魅力を感じたのは、やはり日本人はどこか、そういう人情とかを重んじる心が、まだ残っているからじゃないだろうか。もしくはそういった心への憧れ。
と、語ってもうまく表現できないのが悔しいが、とにかく煉獄杏寿郎はすごいかっこいいのだ。まさに正義のヒーロー。
弱音を吐かず、精神世界でも自分を見失わない。あのかっこよさは何度も見たくなる。
たとえ猗窩座に負けると分かっていても、ひょっとして次は勝つんじゃないかと、そんな気すらして無限列車編をリピートしたくなる。
煉獄さんのかっこよさをもう一度見たい。煉獄さんを応援したい。そんな気持ちで無限列車編をまさに無限リピートする人たちが、日本にいたんじゃないだろうか。
仮に鬼滅のストーリーが面白く、それ見たさでリピートしたとしても、2回、3回も見れば十分だろう。であれば興行収入歴代1位は厳しかったのでは? 君の名はと、いい勝負だと思う。
それが普段アニメを見ない人たちを巻き込んで、ここまでヒットしたのはストーリー以上の何かがあった。
そしてそれは決して見飽きぬ煉獄さんの生き様。煉獄さんに人々は熱中し何度も足を運んだ。というのが僕が思う鬼滅の刃がヒットした理由だ。
ストーリーはキャラより輝けない
僕はストーリーを重んじているオタクだけど、それでもやはり究極のところまでいくと、ストーリーはキャラに勝てないと思う。
キャラが魅力的じゃないけど、ストーリーすげえ面白い作品てパッと浮かばないんですよね。
強いて言えば『ぼくらの』っていうアニメのキャラデザは今見ると、地味で外見的な魅力は薄いかもしれない。
だけど彼らには、目に見えない内面の魅力があるので、やはりぼくらのは面白いんだ。
また、最近見た映画で『JOKER』っていうのがあるんだけど、
正直これのストーリーは見ていて、気持ちのいいものではない。でもこの映画はR指定の映画で歴代1位の興行収入を獲得している。
なぜか?
それはもう、主人公の魅力──というよりも、これの場合はそれを演じるホアキンフェニックスの演技力だろう。吹き替え版の平田広明さんもすごかった。
話を鬼滅に戻してみても、煉獄さんのかっこよさを極限まで表現できたのは、やはり声優の日野聡さんの力も大きいだろう。
ストーリーが面白いからキャラが魅力的に見えるのか、キャラが魅力的だからストーリーが面白いのか。
どちらもありえそうだが、鬼滅に関してはキャラの魅力じゃないだろうか。
と、言ってもだ。鬼滅のストーリーがキャラを魅せるための構造になっていると、考えることもできるのだけどね。
煉獄さんが最後亡くなったわけだが、やはりキャラクターというのは死をもってして、さらに魅力的になるような気もする。
これはワンピースのエースなんかもそうなんじゃないかな。
そういえば煉獄さんもエースも炎属性だ。はっ!炎というのも重要な要素なのだろうか!?
と、この手の話はオタクが語ると終わりが見えんので、以上にしますww
hitono kane de 焼肉 ga kuitai