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思考が止まる状態って?

ものごころついたちいさな頃から
思い出せる記憶で20才くらいまで、

ときおり、
とつぜんに
起こっていた「状態」
=「それ」。

ずっと不思議だった。

これまでの
つたないわたしのことばで
「それ」を表現するとするならば

また、穴に落ちた、

というような感覚。

何か特別に
もしくはいつも同じ何かをしているときに
起きる、

なんてことはなくて、

「それ」

は、
いつも突然にやってきた。
誰かと何かをしているときでも。

すとん、と
意識のはざまに
落ちてしまう、

一瞬前までの
起こっていたあれこれの
会話や臨場感や
受けていたさまざまな感覚から
急に取り残されたように

あれ…?

シーンとして、
「わたし」どこにいる?

あ、また、ここだ…

取り残され
切り離され
穴に落ちてはまって
ストップしている、

そんな状態に

ときおり
突然に
陥っていた。

うまくことばで表現できないから
あまりひとに話したことはなくて、

おとなになってからは、
「それ」
が起きることは、ほとんどなくなった。

それが、
そんなことも記憶のすみになっていた
数日前、

ご縁で読んだ本が
(「左脳さん、右脳さん。」ネドじゅんさん著)
おもしろくて、
わかりやすくて、

わたしも
思考を止めたり、
意識を客観的に捉えられるようになりたい、

むくむくと
わくわくが湧いてきた矢先、

目が覚めて眠れなくなった夜中にふと
「それ」の状態のことを
久しぶりに思い出した。

そして思った。
あの状態って
思考が止まった状態だったのかも⁈

わたしは
前触れもなく
急に穴に落ちるし
それまでいた場所から
取り残されたような意識で
動けないし
(体は動くけど、自力でその状態から抜け出す術がわからず)
正直
心地よさとは反対の感覚があった。
どうしたらいいのか
わからなかった。

いま
もう一度
あの状態になってみたいな。

いまなら
何かもう少し
それ
を感じることができる気がする。

そんなことを思った
眠れない夜。




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