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閉じたことを気づかなかった瞼が開いて


 日記書かなきゃ〜何書こうとしたっけ〜と考えているうちに、座ったまま眠っていた昨日。目覚めたら深夜の2時を回っていて、ありゃ〜と思ったことは覚えていて、そこから多分自力で(いや自力以外ないのだけど)布団へ入ったのだろう、次に目を覚ませば朝だった。

おろ〜〜〜〜、と心の中で呟いた。毛布はやはり蹴っていて足元で棒状になっていた。足先は冷たかった。寝ている間の私ってすごく思うがままにやってんだなあ。起きていたら、ちょっとでも毛布がずれると嫌だし、ひたすら寒くないように温めようとしているのに。なぜ。理性をなくしているのか。自由だな。

 昨日は特に特筆することはなかったのだけど、しいていうならば病院だったけど病院ではなかったこと。予約日をしっかり勘違いしていて、来週だった。でも変更してくれたのでそのまま診察を受けた。検査の後の診察では本の話をした。人とのつながりの大切さを学んでいる。

 読んでいた本は『カンバセーションズ・ウィズ・フレンズ』と、堀江敏幸さんの『定形外郵便』。まだどちらも20頁も読めていない。始まったばかりの感触では、すでにどちらもいい。面白い。

 実は心の奥底にいたカラマロスがやっと癒えて、その代わりに西加奈子さんの『夜が明ける』がずがーんと響いていた。それもやっと余韻が抜けてきて、他の本を読む気になれた。いい本はいくらでもあるけれど、その中でもとてもいい本は自分の心への響きかたが全く違う。影響を及ぼしまくる。そういった本たちが私を作っている。そして多分これからも作られる。

 今日も続きを読む。予定がないのでいつまでも読みたいと思う。最近学びたいことが増えたのでノートを買った…のは数日前で、それもやっと取り掛かれそうである。


 ゆっくり息をしよう、できるだけ深く長く息を吐いてから吸って。

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