見出し画像

女王様

前回の記事から一週間ほど経っただろうか。

なんとその間に風邪を引いてしまい寝込んでしまっていたなんて!

突然の高熱にどうすることもできず仕事も休んでしまった。

風邪を引かない事で有名な私もどうやら歳には勝てなくなっていたようだ。

やはり潰瘍性大腸炎になってから免疫力が衰えてきた気がする。気のせいかもしれないけれど。

その前にオーダーコルセットの採寸だけは終わらせていたのが救いだ。

採寸は病院で決まった曜日に予約制で行われていた。

予約はするが他にも採寸する人がいると順番待ちとなる。

診察室に呼ばれると診察台に呼ばれカーテンを閉められた。

下のズボンを少し下げるように言われ、壁側を向き壁に手をつくように指示された。

それだけ聞くととてもエロい。

その後、体にラップを巻きつけ上からギプスのような包帯でぐるぐる巻かれて手で撫でつけながらウエストラインを作っていく。

その間、ズボンは落ちないように脚を広げて止めているのだがその日の下着に限ってTバックなんて履いてたもんだから多分私はまぬけな半ケツになっていたし業者の人も絶対気まずかったはず。

なんの罰ゲームだろうか。

そんなこんなでウエストラインが固まったらハサミで切って外して型の出来上がり!

コルセット自体はすぐできるらしく週末に受け取ることにした。(その間風邪で寝込むのだが、、、

看護師さんの話では白しかできないと言われていたが黒も選べると言われて迷わず黒にした私。

出来上がりをみた瞬間、貴族というより女王様やん!

オーダーというだけあってベルトもしっかりした作りなので余計にそう見えた。

試しに装着して先生に見せるのでそのまま待合室でお待ちくださいと言われた私。

その日はTシャツ一枚しか着ていなかったので服の下に装着せずに服の上からの試着。

田舎のジジババで溢れかえる整形外科の待合室に女王様が爆誕した瞬間だった。

流石に恥ずかしいので椅子の背もたれと自前のリュックでお腹側は隠してはいたが立派なコルセットが目立っちゃう。

そんな時に限ってめちゃくちゃ待たされるっていう。

その後、先生に女王様をお披露目し保険適応分の返金の説明やら書類やら先生のサインやらでやっと終わった。

そしてそのコルセットを付けて出勤したのが昨日!

病み上がり、暑さ、苦しさの三重苦でとても具合が悪かった。

唯一の救いはそこまで忙しくなかったという事。

これ夏になったら私死ぬんじゃ無いか?大丈夫そ?

とりあえず一ヶ月くらいはそれで様子を見て再度レントゲンを取ると言われた。

仕事中はオーダーコルセットを、それ以外は病院で買った簡易コルセットを使ってまずは痛みがなくなるまで頑張れと。

これは本当に長期戦だな。

ちなみにコルセットのお値段、約三万円也。

保険で7割戻ってくるが後から口座振り込みされるのでとりあえず全額負担する必要がある。

診察代、レントゲン、MRI、シップ代、コルセット代と3回の通院で五万くらいかかってて草。

必要経費だとは言えなかなか痛い出費だ。

今、家のテーブルがこたつテーブルなのだがダイニングテーブルと椅子に買い替えするのを検討している。

床に座る、立ち上がる動作が死ぬほど辛い。

たまに遊びに来る足の悪い人工関節の母の為にもそっちの方がいいだろうし前向きに検討しようと思う。

唯一悲しいのが猫との距離が遠くなってしまう事。

それがとても寂しい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?