見出し画像

脱・不登校【息子の成長・・・日々失敗の連続】

高校へ入学してから、朝は遅くても7時半ごろには家を出て、放課後の部活もこなし夜8時近くに帰ってきます。
中学時代は、部活の練習着なんかも洗濯したものをたたんで部活用バッグに入れて準備しておいたり、朝起こす時から数分おきに、「あれは?」「これは?」「はやく!」「まだ?」などけたたましく声をかけまくっていました。
練習時や試合の時も保護者が同伴するのが当たり前(顧問へのお茶出し、昼食の提供などがあった)でしたので、いつも自分の息子の動きを「監視」し、ことある毎に「何いまの!ヘタクソ!」とダメ出ししていました。加えて顧問からの理不尽な言葉の暴力、体罰もありました。そして休日ともなれば12時間以上も部活がありました。
このスポーツが大好きで上手になるために強豪中学へ入学したのに、毎日が拷問のように感じていたのではないでしょうか。
自分の意志で工夫しながら練習するものとは程遠いものでした。
それでも高校へ入っても同じ部活を選びました。
きっとこのスポーツが好きなんでしょうね。
好きこそものの上手なれといいますが、せっかく大好きなスポーツを苦痛に感じながらやるのではなく、自分で工夫し、どうやったらいいのか、どこを修正したらいいのかを自分自身で乗り越えていける力をつけるために、部活に関する一切の口出しをやめると決意しました。
これ、過干渉の私にとっては相当の試練です。
せっかく入った部活だし、センスもあるのに(親バカ目線)人よりも活躍できるはずだし、なんとしてもやらせなきゃ!って今でもムクムクと欲が出てきます。(本当に欲と戦うのって大変です(笑))

まずは、朝の声掛けから。
もしも起こしてほしいなら、自分から明日の朝の○時におこしてほしいと言ってね、と伝えます。
その時間に○時だよ~♪と声をかけます。
自分で起きるからいいよと言えば、声はかけません。
朝ごはんはちゃんと席について食べる時間をつくること。携帯は触らないこと。
(これはしつけとして親子で約束しました)

これまた、○時だよ♪と声をかけても起きません笑
朝ごはんもボーッとしていて食べないことも笑
あと10分で出発しないとヤバい時でも、携帯をみてヘラヘラしていることも笑

突然「うわわわわわ!」と慌て始めてバタバタと準備し始めます。
余裕をもって起きたはずなのに、なぜかいつもギリギリ寸前です。
大急ぎで着替えて、コンタクトもせず、はみがきもせず、部活の練習着も持たず・・・毎日書くように言われている部活のノートも朝活中(失礼)に書いてフニャフニャの文字でなんて書いてあるのか読めない筆記体のようなものになっていることもあります。

忘れ物をして怒られて、取りに帰ってきたり、まーいいやと開き直ったり。いろんな失敗が日々の日課です。
怒られても、取りに帰ることになっても、汗臭い練習着を2日連続で着るハメになってもそれでいい。怒られないようにノートも練習着も全て私が準備して、私の思う時間にきっちり間に合わせて支度をさせていた中学時代から急に変わったので、そりゃもうガタガタですが笑
本人も、あれがない!これがない!とプンスカ怒ったりもしてます。でもこれも自分の段取りの悪さからくるものです。自己責任。

うんうん、それでいい。

今たくさん失敗しておかないといけない。私が先回りして小石をどかして通る道を作っていたから小さな小石でもつまずく。どんな石でも飛ぶなり投げるなり登るなりして歩いて行かないと一生小石につまづいて立てない子になってしまう。
過干渉とは、その子の人生を親の価値観や操作によって選択肢のない道にしてしまい、考える意欲や興味や創造力を奪ってしまうものだと気づいたから。

たくさん失敗して、そこからどうしたらいいのかを考えてほしい。
小さな失敗をたくさんしておくことで、いろんなことにも対処できるようになるはずだし、大きな失敗の時にも、小さな失敗の経験値がヒントとなり、立ち直る力となるはず。

「お母さんの役目はあなたが高校生になっても社会人になっても、自分自身の人生を輝いて歩いていけるように導くことが仕事。暗いトンネルに今はいるけど、明るい光が差す出口までは導いてあげる。トンネルを抜けた先はあなた自身であなた色の人生を歩いてほしい」

不登校の時に涙と鼻水でグチャグチャになりながら何度となく伝えてきたこと。
まだトンネルを抜けたな~って感覚はありません。
でも一歩ずつ、光の差すほうへ近づいていることは日々実感しています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?